2015年6月10日水曜日
Technics MICRO SPEAKER SYSTEM SB-F01 ステレオスピーカー
※(この記事は焼き直しです)
かつて松下電器産業が展開していた高級オーディオブランドであるTechnics(テクニクス)ブランオドの小形スピーカーシステムです。テクニクスといっても本格的に音楽を聴くためのアンプを要するような大型スピーカーではなく夜中などでも小さい音量でオーディオを楽しむための小型スピーカーです。現在の言い方では設置用のアクティブスピーカーとでもいうのでしょうか。
画像はもちろん本体ではなく化粧箱です。
購入価格は辺境のリサイクルショップにて500円。一体どこからこんなものが出てきたのか分かりませんがレア物ではないのでしょうか。
化粧箱でもTechnicsロゴが誇らしげですね。
Technics SB-F01 MICRO SPEAKER SYSTEM
製品の色はシルバー 2 pcs.
Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Osaka Japan Made in Japan
松下電器産業株式会社という文字が使われなくなってもう数年、この手の小型スピーカーでMade in Japanという製品はほぼ皆無でしょう。
スピーカーは350mlほどのペットボトルと同サイズとかなりコンパクトながらもデザインは本格オーディオスピーカーを小型化したようなデザインをしています。ボディは前面金属製でTechnicsロゴも金属削り出しという豪華仕様です。
保存状態が良いのかデザインのレトロ感はありますが、とても1980年発売の物とは思えないと思います。このデザインは後のパナソニックでRP-SPF01というコンパクトスピーカーで参考にされており、RP-SPF01の開発秘話のページでは名機と呼ばれています。このSB-F01を三個にしたRP-SPF01は大量にユーザーがいるというようなスピーカーではありませんが音質は解像度のある高中音という評価だったとのこと。低音はスピーカーの大きさ的に求めるものではありません。
画像では分かりませんがかなりズッシリとくる重量感があり、実際に思いです。共振防止などには良いと思いますが設置場所を選ぶかと。
底面にはカメラ用の三脚穴があるのでコンパクトカメラ等用のコンパクト三脚で立てるという使い方もできます。
Technics
MODEL SB-F01 SPEAKER SYSTEM
IMPEDANCE A:20Ω B:100Ω
INPUT A:3W B:70W(8Ω)
A:FOR HEADPHONES OUT ONLY B:FOR SPEAKERS OUT
松 下 電 器 産 業 株 式 会 社 Made in Japan
裏面にはスピーカーへの入力端子と引っかけ用の穴があります。
A入力端子はカセットデッキやスピーカーなどのヘッドホン端子から、B入力端子はスピーカー出力端子を直接つなぐ端子となっています。B端子ではそのままスピーカーケーブルが使用可能ですが、A端子ではステレオ→モノラル(L、R)という変換ケーブルが必要になるのですが同梱していたみたいです。
簡単に分解することができ、片方の調子が悪かったのでみてみたのですが綿がビッシリと詰められていました。恐らく共振防止用と思うのですが小さいスピーカーでもすごいこだわりです。
これが入力端子。
中央の丸い端子がモノラルミニジャック、プラスマイナスの表記がされている端子がスピーカーケーブル端子用です。
自分はスピーカーケーブルで入力していました。
本体が収められている発泡スチロールまでロゴ入りの専用品というこだわり。
小型で15000円(当時)というかなり高価な価格設定でコストダウン競争もいまいちなかったような時代なのでこんなコストの使い方も出来たのでしょう。高級オーディオ製品では音だけではなく所有欲も満たすという役目もありますのでこういうのは案外大事なのです。
これが付属してきたTechnicsロゴ入りの専用変換ケーブル。
ステレオジャックをLとRそれぞれをモノラルミニプラグとして出力するものでスピーカーのヘッドホン用端子(A端子)につなぎます。
当時のヘッドホン端子はミニプラグが少なかったのでミニプラグではありません。
実際にテレビ用スピーカーとして使っていましたが、音楽番組などではその高音質をかなり発揮していました。テレビのスピーカーよりも圧倒的に音が違います。
安物キットアンプから出力してスピーカー入力をしていましたがそれでもかなりの高音質でした。
価格 : 500円(化粧箱、発泡スチロール、変換ケーブル付属)
故障度 : なし
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