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2016年9月26日月曜日

Panasonic ポータブルMDレコーダー SJ-MR100

 
現在では完全絶滅してしまったMD機器の中でも再録可能なポータブルMDレコーダーです。ポータブルMDレコーダーは機構や技術的にデッキタイプのレコーダーと比べると音質がいまいちという感じでしたが外出先での録音や簡単操作などポータブルならではの特徴もあります。



ポータブルMD市場ではそれなりに大きなメーカーだったPanasonic(松下電器産業)のポータブルMDレコーダーです。オンキョーやパイオニアとは異なり、パナソニックのMDは備え置きデッキがほぼなく、ポータブルばかりというパターンです。当時のポータブルMD市場は提唱元のソニーとOEM含むシャープ軍団の存在感が大きすぎたので自社製の他社の存在感が薄くなってしまったのは仕方ありません。

購入価格は840円
ハードオフの新装開店オープン時に購入してきたもので、ACアダプター、リモコン、ガム電池とキャリングケースが付属していました。電池が使えたのでそれだけでも800円の価値はあったかと。
初稿当初でのこのハードオフ店舗は移転ということや各店舗から在庫をかき集めてきたのか在庫豊富で価格も安かったのですが、現在では高い、少ない、ボロいといった具合になってしまいました。高いというのは言わずとも価格、少ないというのは商品数、ボロいというのは商品の状態です。
ここでHOの愚痴を言っても場違いもいいところですが郡部のリサイクルショップってやはり厳しいのですかね… 最近は地震による住宅整理か廃棄品なのか商品数がかなり増えていますが。

ポータブルMDレコーダーなので液晶モニターが付いています。録音ボタンが珍しいスライドタイプで、横にスライドすることによって録音待機状態になります。やはりポータブルMDレコーダーはリモコンが無くてもすべての機能を操作できるのが良いです。スキップや決定は右下にあるダイヤルで操作するので直観的な操作が可能かと。特にMDレコーダーはEDIT情報を書き込んだりするのでこのようなダイヤルはありがたいです。
自慢げにDIGITAL RECORDINGの文字がありますが、MDならばデジタルレコーディングはどれでもできるかと。液晶モニターの枠内にMDロゴが見えます。
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これも古い機種なので例に漏れずちゃんと裏面まで金属製です。

Panasonic
SJ-ME100  PORTABLE MD RECORDER

Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. MADE IN JAPAN 
古い機種なので日本製です。ご丁寧に単3形アルカリ電池の型番やガム電池の型番まで記載されています。



入力端子とヘッドホン端子はこちらです。
左の赤い端子がマイク端子、白い方がOPT/LINE IN端子です。上面にあったDIGITAL RECORDINGの文字の通りちゃんと光デジタルが接続できます。

リモコンの端子はビクターと同じステレオミニプラグに円形のリモコン端子が付いているタイプですが、信号方式が異なるので他社のリモコンは使えません。ポータブルMDレコーダーについては本体パネルですべての機能が使えるように設計されているので使わなくても十分に本体は使用可能ですが、やはりポータブルプレーヤーとして考えるとリモコンは欲しいところです。イヤホンのコードだけの長さでは足りないことも多いですし、なにより操作の度に思い本体を取り出すのは面倒なのです。



電池は裏面に記載されていた通りパナソニックのガム電池であるRP-BP140Hが付属しているはずですが、購入時に付いてきたのはガム電池でも最終世代の容量であるHHF-AZ01でした。前ユーザーが交換してそのまま売ってしまったのでしょうか。世代が新しいのでこの電池も使えるのでしょう。
ポータブルMD機器については当初は未発達だったのか高電圧なリチウムイオン電池パック若しくはニカド電池の複数セルパック電池などが使用されていましたが、後には1.2Vのガム形電池1個で済むようになってしまいました。省電力化が進んだ為と思われますが、3.6Vの高電圧だった時代の機器の方が音が厚いなどどいった意見もあるようでよく分かりません。1.2VでMDのメカやらピックアップやらリモコンを動作させているってすごいですよね。



こちらはOPENボタンとHOLDボタンが並んでいます。画像の通り、OPENボタンとHOLDボタンは形状が非常に似ているので紛らわしいです。HOLDしようとしたら蓋が…



内部がごく普通のメカ機構なポータブルMD機器です。この機種よりちょっと前の機種では主にシャープ系のポータブルMD機器でスロットイン機能が多かったのですが、コンパクト設計には向かない構造だったのか廃止されていって結局2000年を超える頃にはほとんど絶滅といった状態でした。



品番:RFEV023P-SM
 
リモコンは液晶モニター付きで、操作をするとELのバックライトが光ります。本体側の液晶モニターにはバックライトが付いていないので、暗いところで情報確認するにはこちらが見やすいです。
ボタンはMAIN、SUB、HOLDとモードが存在し、モードによって機能が変わります。これもコストダウンへの工夫の一種でしょう。 
 

音質ですが、やはり16Bitなので最近の20Bit越えの機種に比べると見劣りがします。商品紹介のページを見てみると、とにかく薄さ、長時間再生を目指して作られたものらしく音質についてはコメントがありません。もし音質を気にするならば、後のシリーズに搭載されているD SOUNDが搭載されている機種良いかと。とはいえ前述の通り低電圧+デジタルアンプ搭載機種の音質より高電圧+アナログアンプ搭載機の方が高音質とする方も居ますので結局は好みなのでしょう。
何故か液晶モニター内にホコリが大量に侵入していますが気にしない。

Panasonic SJ-MR100
メーカー Panasonic
Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
発売 1999/5月
メディア MINIDISC
形式 ポータブルMDレコーダー
出力 3.5φステレオミニプラグ
入力 マイク、光デジタル(丸型)、LINE IN
電源 RP-BP140H、乾電池ケース、DC 1.8V
リモコン RFEV023P-SM
バージョンアップ
価格 46,000円
その他 グッドデザイン賞受賞、薄型

ちなみにこの機種はグッドデザイン賞を受賞しています。現在でも商品ページが残っており、ある程度の情報ならば分かります。

価格 : 840円(電池、リモコン、ACアダプター付属
故障 : なし
 

2016年5月6日金曜日

シャープ ポータブルMD用に4極ヘッドホンを自作


シャープの後期MDプレーヤー(レコーダー)シリーズであるAuviシリーズですが、モバイル1ビットデジタルアンプの音質を活かすために4極ヘッドホンを採用しています。
この4極ヘッドホンは左右の音声信号を完全分離させてより高音質というものなのですが、採用したメーカーがオリジナルのシャープのみで、結果的に他社からは4極ヘッドホンは発売されていません。シャープ純正の4極ヘッドホンも既に生産終了から時が経って入手困難… ということで既存の製品を改造して4極ヘッドホンを作ってみることにしました。
 
 

これが生贄 4極化してみるヘッドホンであるPanasonic RP-HJS150です。このイヤホンは実売1000円以下というかなりの安価帯にも関わらず、値段の割には装着感も良く音質もまあまあという評価を受けている製品です。
 


材料その2  4極ミニプラグのケーブル(既に電線剥き出しなのは気にしない)

ステレオミニプラグと同じ形状で4極なプラグですので市販品を用いる場合は家電量販店などで販売されているスマートフォン対応の延長ケーブルが手に入りやすいかと。質に拘らなければ100円ショップでもマイク付きのイヤホンやスマートフォン対応の4極ミニプラグ採用なケーブルが販売されています。

プラグは金メッキされていてケーブルも極端には細くないのでコンビニで販売されている製品のケーブルか何かかと。
  
 

3極ステレオミニプラグ採用のヘッドホンは大抵Y字になっている場所でLRのマイナスが一体化しているのでYになっている箇所よりも上で線を切ってLRそれぞれのユニットか線が伸びている状態にします。
 
 

それぞれの被覆を線を切らないように慎重に剥くと線が出てきました。このパナソニックにイヤホンの場合はRが赤(+) 銅(- GND)、Lが緑(+) 銅(-)となっていました。
この色が付いているのは絶縁目的のコーティングなので剥がすことになります。線の中には強度確保の為に白っぽいナイロン線が入っているので邪魔な場合はどかすなりしておきましょう。
 
 
  
色のコーティングを剥がしました。これで導電します。
本当はライターでコーティングを炙って煤を落とすというのが一般的な剥がし方のようですが、ライターが無かったので線を切らないように慎重にハサミで剥がしました。どうしても線が切れてしまう場合があるのでハサミを使うのはお勧めできません。
 →後日再作成した際はライターを使用しましたがかなり楽で所要時間も短い… 絶対火を使った方が楽でうまくいきます。

片側のイヤホン及び4極プラグ側のケーブルも同様にコーティングを剥がしておきます。
 
剥がし終わったら接続です。線を色の通りに繋げば問題ありません。
4極側の銅色は1つしかありませんので4極側の銅は赤(R +)とペアの方の銅(R GND)に繋ぎ、もう一方のイヤホン(L)側の銅は緑(L +)とペアになっている青(L GND)に繋ぎます。 

ヘッドホン側   4極プラグ側
R +(赤)  →→ 赤
R GND(銅) →→ 銅

L +(緑)   →→ 緑
L -(銅)   →→ 青

繋いだ後はハンダでコーティングをします。しなくても導電はするのですが、簡単に接触不良になったりと問題が起きる可能性があります。
接続箇所は強度確保の為に熱収縮チューブを用いるのが良いのですが、自分の場合は無かったのでテープグルグル巻き…

実際に作ったヘッドホンをMD-DR7で使ってみましたが、確かに普通の3極プラグより音質は良くなったような気がします。自己満足の世界ですが良いとしましょう。
実践される方は自己責任でお願いします。ショートしたりするとプレーヤー側が壊れたりする場合があるので注意です。
今回は4極ミニプラグの入手が面倒という事で市販品のリモコン付きイヤホンのケーブル・プラグを流用しましたが、電子部品店等が近所にあって4極ミニプラグの入手が簡単という場合は4曲プラグのみ購入して別途高品質なケーブルを用意した方が質は良くなるかもしれません。また、ポータブル機器のビデオ出力用として発売されている4極ミニプラグケーブルでも作成できるかもしれませんが未確認です。
 
 

2016年3月6日日曜日

Pioneer FILLシリーズ MDレコーダー NJ-N901

 


パイオニアがロゴを改定した年に発売した高機能・高音質コンポであるFILLシリーズのMD部を構成するMDレコーダー NJ-N901です。コンポの一部分といっても単品使用が可能な備置デッキであり、音質も当たり前ですがポータブル機よりも良いものとなっています。
購入価格はハードオフジャンク「MD入れてもすぐ吐き出されます」のコメント付きで540円。
MDデッキの中ではオンキョーのMD-105シリーズ、デノンのMDMシリーズ、ケンウッドのDM-Sシリーズと並んでジャンクでよく見る商品であり、数も少なくない気がします。その割には他のCDプレーヤー機やアンプ部が見つからないのは謎ですが… 恐らくピュアオーディオ界からは敬遠されているからMDデッキが売れ残ってよく見る状態なのでしょう。
実は先代に同じ値段でもう1台購入しているのですが、ピックアップ(HPM-312)が完全にお亡くなりでタクトスイッチまでお亡くなりという状態だったので構造勉強用として処分しました。「ディスク入れてもすぐ出てくる」というジャンクが多いことからこの機種はディスク検出用のスイッチが弱いみたいです。
デザインは単品デッキらしく仕上がっています。モニターが小さい気がしますが、ポータブル機でもないので気にならないのでしょう。前面にアナログ入力端子があり、その上に入力コントロールがあるという珍しいデザインをしています。この端子はヘッドホン端子ではないので注意です。
スキップや設定に使用するダイヤルですがかなり取れやすく、ジャンクで販売されている物が盗まれていたりしたので購入時は注意です。裏面の光デジタル端子のキャップの盗難はさすがに無さそうですが…
Pioneer  MINIDISC RECORDER MJ-N901
このMDデッキは一見ただのコンポの一員なのですが、実際は独自の高音質録音技術である「ARTISTシステム」が搭載されており、はっきり分かるほどの高音質で録音できるのです。このARTISTシステムは元々パイオニアの単品MDデッキであるMJ-D7に搭載されていたものでり、それがこのデッキにも搭載されました。
MDフォーマットを超えた高音質を実現するARTISTシステム搭載
         当社独自のARTIST(Advanced RealTime Signal Tuning)システムは、 MDレコーダーの従来の録音技術に(音声圧縮方式)を根本から見直したものです。音楽信号にあわせたリアルタイムの可変制御を加えることで、これまで切り 捨てられていた微細レベルの信号をも逃さず、より原音に近く、高音質な録音を可能にしました。今年6月に当社が発売した据置型MDレコーダー 「MJ-D7」に搭載し、大変高い評価を頂いている技術です。
パイオニア株式会社  98年8月27日 報道資料より引用

ATRAC ICは普通のシャープ製ですが、このARTIST技術により高音質で録音できるのです。このデッキで高音質録音されたMDは他のポータブル機などで再生しても互換性があり、そのままの音質で再生されるのがさらに嬉しいところです。同じような独自の高音質技術を搭載したデッキとしてONKYO MD-105TXという機種もありますが、これは貴重なHi-MD対応デッキで年代も新しいのでまずジャンクでは見ません。ということでジャンクで手にしやすく、他機での再生でも効果のある高音質録音が可能な唯一のMDデッキではないのでしょうか。(NJ-M902ではさらに進化しているみたいです)
動作確認してみると実際にMDを入れてもすぐに吐き出されるどころか途中で挿入を拒否され
、その後しばらくエジェクトし続けモニターにMECHA Errと表示されます。この状態で無理やり押し込んで読み取り動作に移ったら普通に再生されたのでピックアップは無事の模様。録音ボタンを押した途端、録音ヘッドがバタバタと上下に動いてめちゃくちゃエラーが発生しているという表示なメッチャ エラー…ではなくて機械的なエラーを表すMECHA Err(メカ エラー)と表示されたので録音はこの状態ではできませんでした。

メチャ エラーは有名なネタでコピペまで存在するみたいです。自分も最初はメチャ エラーと呼んでいた…




操作盤は一般的な物です。年代が98年と古いのでMDLPは非対応で長時間録音にはモノラル録音を使います。
MDは入れると自動的に吸い込まれていきますが、ディスク検出スイッチがおかしくなると存在しないディスクを吐きだそうとし続けます。




Pioneer MINIDISC RECORDER  MODEL MJ-N901
MADE IN JAPAN  NIIKAWA.DK
裏面も一般的なMDレコーダーと同じですが、デッキの一部分という扱いのためかピンジャックは金メッキではありません。電源ケーブルは別付けのメガネケーブルを使用します。
パイオニアロゴが新ロゴなのでかなり最近の製品に思えてくるのですが、実際はパイオニアロゴが変わった年の98年発売なのです。右横には放熱用の穴が見えます。
コンポのデッキなので専用にシステム用端子があります。コンポとして使用する際は光デジタル 入力1に接続しなければならない模様。同軸デジタル端子はありません。




操作盤側はちゃんとした足ですが、背面側の足はゴムになって
います。ネジも少なめです。

MDユニットとなります。画像の通りディスク検出用のスイッチは2つあり、このスイッチが劣化していることによってディスクの存在が分からなくなってディスクをエジェクトし続けていたのでした。このスイッチに接点洗浄剤を吹き付け、何度かオンオフさせてやることにより改善され、ディスクの有無が分からないことにより誤動作していた録音ヘッドも正しく動作するようになったことで録音も可能になりました。ピックアップは元気で調整の必要はありませんでした。
ピックアップはHPM-312、ATRAC ICはSHARP LR376481、ARTISTシステムのチップはPD5450Bでしょうか。シャープMDユニットをベースにしたオリジナルに見えますね。シャープチップに9837という文字があることから98年製でしょう。
ピックアップのHOM-312はMDデッキ以外にもシャープ製のCD/MDラジカセやシャープMDユニットが使われていたラジカセ系に使われていたらしいです。故障しても何とか交換ができるかもです。

それでこのデッキで録音されたMDですが、確かに並の録音機(ポータブル)に比べるとどの機器で再生しても音質が良いように感じますが、プロでもそっち方面に詳しいわけでもないのでどのように音質が良いかは書けません… これはただ自分のスキル不足です。
感覚的にはATRAC Type-Rで録音されたMDと比べると同じレベルかそれ以上に感じます。
検出スイッチの故障は清掃のみで直ったので完動品となりました。初めてのMDデッキなので使い倒してみようと思います。再生の面でもレガート・リンク・コンバージョン搭載で高音質らしいのですが、鳴らす環境が無いのが惜しいところです。

余談ですがこのFILLを構成するデッキはレガート・リンク・コンバージョンが搭載されている為かCDプレーヤー/チューナーデッキが一番の人気のようでかなり高価でした。対してMDデッキであるNJ-N901は動作品でも1000円がいいところ… ATRAC Type:RやHigh Speed ATRACとの比較は毛局できていませんが、単品デッキや持前の再生能力など音質は期待できるかと思います。音質に拘ってMDに録音する需要があるのかは分かりませんが。MDも結局ここ数年間で状況が一気に悪くなってしまいディスクはソニーのNeige単品のみ、ハードは全滅という状況です。本当に一昨年までは百均でもレンタルショップでもMD空メディアが売っていたのに…

Pioneer FILL MJ-N901
メーカー Pioneer
パイオニア株式会社
原産国 MADE IN JAPAN  NIIKAWA.DK
発売 1998/10下旬
メディア MiniDisc
形式 MDレコーダー(コンポデッキ)
出力 ピンジャック×1、光デジタル(角形)×1
入力 ピンジャック×1、光デジタル(角形)×2、ミニプラグ×1、システム
電源 AC 100V(メガネケーブル)
リモコン あり
バージョンアップ
価格 42,000
その他 FILLシリーズ、ARTISTシステム、コンポデッキ


価格 : 540円
故障 : なし

2015年6月2日火曜日

Victor ポータブルMDプレーヤー XM-3

Dsc04241

ポータブルプレーヤーに消去極的な日本ビクターですが、珍しく積極的に販売していたポータブルMDフプレーヤーの機種であるVictor XM-C3です。
といっても他メーカーと比べると認知度は低かったらしく、個体数も少ないのかオークションなどでもそんなに数を見ません。殆どソニーやシャープ、パナソニックのもので占められています。

購入価格は某オクでジャンク本体のみで1000円
ジャンクで本体のみで1000円はちょっと高いかもしれませんが、一応動作確認はとってあったので仕方が無いのかもしれません。販促用シールな何故か剥がされずにそのまま貼ってあります。

確かにポータブルMDでVictorというのは比較的マイナーな部類かもしれませんが、MD後期ではデジタルアンプ搭載により各種イコライザや電池長寿命、澄んだ音質などとという特徴を持っていました。その時期に販売していたのはプレーヤーのみでかつてのようにレコーダーは販売していなかったみたいです。
デザインはメーカーが謳っている通り宝石をちりばめたようなデザインをしています。再生時やスタンドでの充電時は中央の丸い青を囲むように配置されているLEDが点滅したりして現在の状態を知らせます。ロゴがある通りMDLPにも対応しています。

Victor PORTABLE MINIDISC PLAYER XM-C3

世界最長という触れ込みで書かれている連続再生約315時間というのはやはりLP4モードで乾電池ケースとガム電池併用の時間となります。といっても外出用ではLP4も十分実用的なので使う機会もあるかもしれません。
 
Dsc04242




表面は高級感ある金属製ですが、裏面はやはりプラスチックとなっているので安っぽくなってしまっています…

本体操作ボタンはボタンを減らす工夫なのかスライドスイッチでモードを切り替えるタイプであり、HOLD、SEARCH、VOLと右のボタンの役割を割り当てます。

XM-C3-A
VICTOR COMPANY OF JAPAN, LIMITED  MADE IN MALAYSIA

社名表記は「日本ビクター株式会社」、原産国はマレーシアとなっています。なぜかどこのメーカーのポータブルMDもマレーシア製ばかりですがどこか1つの工場で生産していたりしたのでしょうか。謎です。
 
Dsc04244




OPENボタンをスライドすると上部が開くのでここにディスクを入れます。これはどのメーカーも変わりません。
 
Dsc04245




電源はガム電池であるVictor BN-R129 1400もしくは乾電池ケースを使用します。後期の製品というだけあってガム電池の容量も非常に大きくなっているので本体の省電力化も合わせて非常に長い時間の連続再生が可能です。LPモードではさらに再生時間は伸びるので充電のサイクルは長くなるのではないのでしょうか。たった1.2Vで動作して、しかもこんなに長時間駆動というのは地味にすごい技術です。
 
Dsc04247




リモコンは他機種に付いてきたものでもこのタイプならば使用できるみたいです。リモコン端子は松下電器産業のポータブルプレーヤーと同じミニプラグを囲むように円形のリモコン端子が付いているものになります。リモコンの型番は恐らQAL0502-001です。

操作性は悪くないですが、サウンド等のボタンが少々小さいので押しずらいかももしれません。自分の個体は劣化しているのかバックライトが暗い感じもします。
 

クリアなサウンドに磨き上げる。
PWMデジタルアンプ

MDの音楽信号をデジタルのまま増幅する、PWMデジタルアンプを搭載。耳もとに届く寸前までのサウンドを、高音
質のままフルデジタルで処理することで、ノイズやひずみを大幅に軽減することに成功しました。ポータブルとは思えない、透明感のあるピュアなサウンドが楽
しめます。


製品ページ より


このセールスポイントの通り従来のアナログアンプ搭載のプレーヤーと比べると澄んでいる音質です。このデジタルアンプ搭載により豊富なイコライザ機能や省エネルギー化など音質以外にも様々な面で貢献しているのです。
 
 


Victor XM-C3
メーカー Victor
VICTOR COMPANY OF JAPAN, LIMITED
原産国 MADE IN MALAYSIA
発売 2003/11/01
メディア MINIDISC(MDLP対応)
形式 ポータブルMDプレーヤー
出力 3.5φステレオミニプラグ
入力
電源 BN-R129(1400mAh)、乾電池ケース
リモコン QAL0502-001?
バージョンアップ
価格 OPEN(2万円程度)
その他


別売りのオプション品としてデジタルアンプ搭載なスピーカーも8000円程で発売されています。このあたりの戦略は旧親会社の松下電器とにていますね。 

価格 : 1000円
故障 : なし





2015年5月18日月曜日

ONKYO ポータブルMDプレーヤー MD-P30

  
AV事業がパイオニアを合併するとかで話題なオンキョーのポータブルMDプレーヤーです。たった数機種しか発売されなかったためONKYOブランドのポータブルMDプレーヤーはレアもの扱いされている節があります。オンキョーも自社のポータブルMDプレーヤーでシャープやソニーのシェアを取って儲けようという考えでは無く、どちらかというと自社ハイコンポであるINTECシリーズのオプション的な扱いだった感じがします。INTECシリーズ(例:MD-105など)で録音したMDをこれらのポータブルMDプレーヤーで外に持ち出す的な使い方を想定していたと思われます。

購入価格は電池付きで200円です。レアものといっても需要がいまいち無い方のレアモノなので案外人気が無い様子でした。というよりマニア以外には「ONKYOのポータブルMDプレーヤーなんてあったんだー」で終わるかとw
この機種ももれなく当時MD市場で栄華を誇っていたシャープのOEMみたいですが、供給先によって音質のチューニングを変えているとどこかで見ましたが覚えていません。他にシャープはケンウッドやパイオニア、デノン、日立等にポータブルMDを供給しています。

本体デザインは全面的にザラザラとしたつや消しな全面金属ボディなので非常に高級感があります。2000年を越えたくらいからポータブルMDのプラスチック化・デジタルアンプ化・リチウムイオン電池からニッケル水素電池ガム電池への移行が本格的になるのですが、このMD-P30は1999年の発売なのでまだ金属製ボディとなっています。オンキョーはポータブルMDのプラスチックボディ化の前にポータブルMDの販売をやめてしまったみたいです。


   
ONKYO MD-P30 PORTABLE MINIDISC PLAYER
ONKYO CORPORATION  MADE IN JAPAN 

旧世紀の金属ボデイポータブルMDの中でも99年発売と比較的新しいのでボディは薄く、裏面もフラットになっています。もちろんこちら側も金属ボディです。電池の挿入向のイラストや電源の表記などが見られます。


  
リモコンが無くても本体操作ボタンで簡易的な操作が可能です。もしリモコンが無い状態でBASS 3なんて設定の個体に当たってしまったら変更できないので軽く凹みます…
選局や再生・停止、音量の調整が可能となっています。


  
乾電池ケースとACアダプター端子が見えます。ACアダプターはDC 5V  センタープラスといった非常に汎用性の高い形状なのでどうにかなるでしょう。リチウムイオン電池は本体充電となっているので充電器としても使えます。


  
ディスクスロット部です。以前の機種は本体に多少の厚みがあったのでスロットイン形式でしたが、この機種はかなり薄くなっているのでスロットインタイプではなくなりました。内部にはレンズには手を触れるなといういった注意書きやドルビーのライセンス関連の表記があります。


  
この側面2つ+4極プラグという時点でシャープのOEMが確定します。4極プラグですが普通に3極ステレオミニプラグなヘッドホンなどを接続しても普通に音は聞こえます。シャープOEMなのでSHARPブランドやPioneer等シャープから供給を受けていた他社ブランドの同世代リモコンが使えますがMD.J時代のリモコンは使えないので注意です。


  
電池は細長いガム形な専用リチウムイオン電池である ONKYO BT-T51を使用します。この形状の電池はシャープポータブルMD兄弟だけではなく何故か京セラのFinecam Sシリーズ(とFinecamの供給先)の電池とも互換性があるのです。ということでこの個体はかなり元気な様子なので大食い王者?なKonica KD-300Zに使ったりもしています。それにしても電池のデザインは兄弟の中でもかなりかっこいい方ではないのでしょうか。



こんな感じでシャープ製の他社ブランドのリモコンが普通に使えますが、動作・メーカー保証外の使用なので注意です。といってもこんなに古い機種なのに保証があるとは思えませんが。もし今年に新品購入したのなら来年までサポートしてくれるのでしょうか。

このポータブルMDはレコーダーではなくプレーヤーなので読み取りに多少技術の古さはあったとしてもATRACのバージョンや方式・品質に音質は依存するのでATRAC TYPE-Rや各社独自高音質技術ATRACで録音されたディスクは普通に高音質で再生できます。駆動電圧がニッケル水素電池の1.2Vに比べリチウムイオン電池で3.6Vと3倍違うからなのか音に厚みがある音質となっています。デジタルアンプの透き通った音に疲れたら厚みのある音なリチウムイオン電池のポータブルMDプレーヤーに戻ってくるのも全然アリです。

 ●24bit ATRAC採用の高音質設計
MDの音声圧縮信号処理を行うATRAC部には第6世代の24 bit 演算方式と1bit D/Aコンバーターを採用。デジタルデータを高精度で演算することによってクリアーで伸びの良い高音質を実現しました。

 ※公式商品ページより抜粋


ONKYO MD-P30
メーカーONKYO
ONKYO CORPORATION 
原産国MADE IN JAPAN
発売1999/10/13
メディアMINIDISC
形式ポータブルMDプレーヤー
出力3.5φステレオミニプラグ、リモコン
入力
電源リチウムイオン電池 BT-T51、DC 5V、乾電池ケース
リモコンONKYO 付属
バージョンアップ
価格\35,700
その他音飛びメモリー30秒、





2015年2月28日土曜日

SHARP 変換コード AD-D1AC  SHARP 1ビットポータブルMD専用


かつてのシャープポータブルMDプレーヤーのAuviシリーズなどで採用されていた1ビット4極端子を一般的な3極ステレオミニ端子に変換するための専用ケーブルです。一応オプション扱いのケーブルですが、家電量販店の店頭などでも販売されていた模様。
家電量販店の在庫処分の棚に寂しく置かれていたコレを格安の100円で購入しました。この商品はまだ現在でもシャープの1ビットポータブルMD使いが多いのかオークションで出品されてもほとんどが落札されており、定価の約2倍以上という2000円で落札されている出品もあります。別にこのケーブルを介さなくても音が出る場合がありますが、3極に変換しないと片方から音が出ないというトラブルも多い模様。
 
化粧箱のパーケッジーはアクセサリーらしく吊り下げ部分が長いです。ケーブル本体のイラストが箱に描かれています。元の価格は少数販売が基本なアクセサリーらしく840円とケーブルにしては高めです。1ビット4極ヘッドホン端子
 
SHARP 変換コード CONVERSION CORD   AD-D1AC
SHARP 1ビットポータブルMD専用
FOR USE WITH SHARP 1-BIT PORTABLE MD ONLY
 
 
  
SHARP AD-D1AC  変換コード CONVERSION CORD
 
仕様
φ3.5mm 4極ステレオミニプラグ →φ3.5mm ステレオミニジャック変換コード
 付属品:取扱い説明書
 
シャープ株式会社  MADE IN CHINA
 
取扱い説明書が同封されているので外箱にはとくに注意書き等はありませんが、3極プラグヘッドホンには使用できませんという文があります。これはヘッドホンの場合は変換せずとも普通に音が出るため不要だからなのでしょう。ちなみにヘッドホンを繋いでみたところ高音と低音がカットされたような変な音となりました。
シャープ株式会社のフォントが地味に独自のあのフォントとなっています。中国製
 
 
  
内容物一覧
取扱説明書とビニール袋に入れられた変換ケーブル本体の2つです。変換ケーブルはかなり短いので機動性を損なわずに変換することが可能です。
 
 
  
結構お高めのケーブルという事でプラグはすべて金メッキされていました。中央にある膨らみの部分で4極を3極に変換しているのでしょう。プラグはメス→オスなのでカーナビなどの入力端子がRCAピン端子だったり、メス端子ダッタリした場合はオス-オスケーブルを用意する必要がありますが入手にはそんなに困らないでしょう。
 
 

同封の取り扱い説明書です。
表面は普通に日本語表記でしたが裏面は海外輸出もしていたのか英語での注意書きとなっています。海外ではいまいち普及しなかったといわれるMDですがMDコミュニティーであるminidisc.orgも海外サイトということで一定の需要はあったのでしょう。 
 
 
オークションで検索してみると現在ではまだ出品は無いですが出品がある度にかなりの価格で落札されているというのを見るとまだ確実に需要はあるのでしょう。シャープのポータブルMDはかなり前にすべて終了しましたが、ジャンクでさえまだ普通に動く個体があるところを見ると使える個体はまだまだ多そうです。ヘッドホンでそのまま聞く分には変換は要りませんが、コンポなどに接続する場合はこのケーブルで変換するように本体機器の説明書では書かれています。
 

2015年2月21日土曜日

aiwa ポータブルMDプレーヤー AM-HX30

 
今は完全に消滅してしまったaiwaブランドのポータブルMDプレーヤーです。アイワポータブルMD初号機はソニーのOEMだったりしたみたいですが、アイワ消滅直前期ではオリジナルのポータブルMDを販売していました。アイワがソニーに吸収された直後くらいにポータブルMDでのデジタルアンプブームが起こっているのでaiwaブランドでデジタルアンプ搭載なポータブルMDは販売されていないと思われます。ソニー吸収後のAIWAブランドでのNet MDに対応したポータブルMDも販売されていました。
 
中期のポータブルMDのようにボディは金属製となっています。この製品は海外向けだったのか検索しても国内レビューサイトはヒットせず、海外MDコミュニティーなminidsic.orgがヒットします。そこの情報によると発売は1998年12月、販売価格は31,000円だそうです。分解画像も見つけましたが、それによると主要チップがソニー製ばかりなのでシャープよりもソニー寄りの製品と思われます。
中央のエンブレム部はMDという文字とMINIDISC PLAYER AM-HX30という文字が光の反射により七色に光ります。
 
 
  
aiwa
MINIDISC PLAYER AM-HX30  DC 1.5V EXTERNAL DC SUPPLY
AIWA CO., LTD. TOKYO JAPAN    MADE IN JAPAN

社名はもちろんアイワ株式会社、日本製となっています。まだポータブルMDがそこそこ高価だったので日本での製造もできたのでしょう。後期のポータブルMDプレーヤー・レコーダーは各社マレーシア製などに移行していきます。ケンウッドは逆に日本に帰ってきましたが。
一文ですが日本語での注意書きがあるので日本でも低価格モデルか何かで販売されていたものと思われます。ポータブルMDの裏面銘柄は金属製やプラスチック製のボディに直接インク印刷というパターンがほとんどなので、剥がれてしまって読めないという事が非常に多いのですがこのアイワポータブルMDは非常に状態が良く、剥がれはありませんでした。
 
 
  
ポータブルMD定番の本体操作スイッチは側面にならんでいます。シャープ系のポータブルMDプレーヤーは再生ボタンと早送りボタンが兼用でしたが、このアイワポータブルMDプレーヤーは独立していて使い易いです。ジャンクでの購入なのでリモコンが無いため、この本体操作ボタンでしか操作できません。
 
 
  
中にはTDK MUSIC JACKのゴールドディスクが入っていました。どうやら店が動作確認に使用していたディスクではなさそうです。
一般的なポータブルMDプレーヤーと同じように上蓋が開く方式になっており、スロットイン方式は既に使われていなかったことが分かります。下に見えていますがリモコン端子は独自の形状をしています。
 
 

使用電池は既にリチウムイオン電池からニッケル水素電池に移行していました。本来はaiwaブランドのニッケル水素電池が付属しているはずなのですが、付属されていなかったのでシャープのニッケル水素電池を入れています。
このポータブルMDプレーヤーは残念ながら充電済みのニッケル水素電池を入れても電源が入らなかったので音質等は分かりません。古いATRAC ICで録音されたディスクならば割と残念音質になる可能性もありますが、新しいバージョンのATRAC TYPE-Rなどで録音されたディスクはこのような古いポータブルMDプレーヤーでも高音質を発揮してくれます。デジタルアンプのスキッとしたクリアな音質よりも従来のアンプのこのようなポータブルMDプレーヤーの音質が好きだったという方も多いかもしれません。
 
 
価格:324円
故障:電源入らず
 
aiwa MINIDISC PLAYER AM-HX30
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(2015/02/21 追記)
電源が入らないと思っていましたが、実際は残量が無い電池を使っていた為というお粗末な物でした… 改めて充電した電池を入れて再生して見ると普通に動きましたが明らかに左右のバランスが異なっており、Lチャンネルの方が音が大きいです。
音質は厚みのあるドンシャリ傾向でしょうか。ONKYO MD-P30と比べるとMD-P30の方がフラットな感じで聴き疲れしません。