2015年2月21日土曜日
aiwa ポータブルMDプレーヤー AM-HX30
今は完全に消滅してしまったaiwaブランドのポータブルMDプレーヤーです。アイワポータブルMD初号機はソニーのOEMだったりしたみたいですが、アイワ消滅直前期ではオリジナルのポータブルMDを販売していました。アイワがソニーに吸収された直後くらいにポータブルMDでのデジタルアンプブームが起こっているのでaiwaブランドでデジタルアンプ搭載なポータブルMDは販売されていないと思われます。ソニー吸収後のAIWAブランドでのNet MDに対応したポータブルMDも販売されていました。
中期のポータブルMDのようにボディは金属製となっています。この製品は海外向けだったのか検索しても国内レビューサイトはヒットせず、海外MDコミュニティーなminidsic.orgがヒットします。そこの情報によると発売は1998年12月、販売価格は31,000円だそうです。分解画像も見つけましたが、それによると主要チップがソニー製ばかりなのでシャープよりもソニー寄りの製品と思われます。
中央のエンブレム部はMDという文字とMINIDISC PLAYER AM-HX30という文字が光の反射により七色に光ります。
aiwa
MINIDISC PLAYER AM-HX30 DC 1.5V EXTERNAL DC SUPPLY
AIWA CO., LTD. TOKYO JAPAN MADE IN JAPAN
社名はもちろんアイワ株式会社、日本製となっています。まだポータブルMDがそこそこ高価だったので日本での製造もできたのでしょう。後期のポータブルMDプレーヤー・レコーダーは各社マレーシア製などに移行していきます。ケンウッドは逆に日本に帰ってきましたが。
一文ですが日本語での注意書きがあるので日本でも低価格モデルか何かで販売されていたものと思われます。ポータブルMDの裏面銘柄は金属製やプラスチック製のボディに直接インク印刷というパターンがほとんどなので、剥がれてしまって読めないという事が非常に多いのですがこのアイワポータブルMDは非常に状態が良く、剥がれはありませんでした。
ポータブルMD定番の本体操作スイッチは側面にならんでいます。シャープ系のポータブルMDプレーヤーは再生ボタンと早送りボタンが兼用でしたが、このアイワポータブルMDプレーヤーは独立していて使い易いです。ジャンクでの購入なのでリモコンが無いため、この本体操作ボタンでしか操作できません。
中にはTDK MUSIC JACKのゴールドディスクが入っていました。どうやら店が動作確認に使用していたディスクではなさそうです。
一般的なポータブルMDプレーヤーと同じように上蓋が開く方式になっており、スロットイン方式は既に使われていなかったことが分かります。下に見えていますがリモコン端子は独自の形状をしています。
使用電池は既にリチウムイオン電池からニッケル水素電池に移行していました。本来はaiwaブランドのニッケル水素電池が付属しているはずなのですが、付属されていなかったのでシャープのニッケル水素電池を入れています。
このポータブルMDプレーヤーは残念ながら充電済みのニッケル水素電池を入れても電源が入らなかったので音質等は分かりません。古いATRAC ICで録音されたディスクならば割と残念音質になる可能性もありますが、新しいバージョンのATRAC TYPE-Rなどで録音されたディスクはこのような古いポータブルMDプレーヤーでも高音質を発揮してくれます。デジタルアンプのスキッとしたクリアな音質よりも従来のアンプのこのようなポータブルMDプレーヤーの音質が好きだったという方も多いかもしれません。
価格:324円
故障:電源入らず
aiwa MINIDISC PLAYER AM-HX30
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(2015/02/21 追記)
電源が入らないと思っていましたが、実際は残量が無い電池を使っていた為というお粗末な物でした… 改めて充電した電池を入れて再生して見ると普通に動きましたが明らかに左右のバランスが異なっており、Lチャンネルの方が音が大きいです。
音質は厚みのあるドンシャリ傾向でしょうか。ONKYO MD-P30と比べるとMD-P30の方がフラットな感じで聴き疲れしません。
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