2018年2月13日火曜日

TOSHIBA  Allegretto M60 PDR-M60

 
随分前に姿を消している東芝デジタルスチルカメラの1つであるTOSHIBA Allegretto PDR-M60です。まだ200万画素級の時代の製品で画素数控えめでサイズも大き目ですが単3形電池仕様にスマートメディア記録と現在でも使えない事はない仕様になっています。
購入価格は0円
当時の販売定価はオープン価格ですが初登場時は4万円付近で販売されていたようです。
前面は金属製で高級感はちゃんとありますが他の部分はほとんどプラスチック感丸出しなので若干質感があっていないような感じもします。この頃の東芝デジタルカメラはAllegrettoブランドを前面に出すのではなくTOSHIBAブランドをアピールしていたようです。
 
 
  
背面
意外にボタン数は多くはないので操作性は少し簡単な方かもしれません。上下シーソー式のズームボタンは変わったところにあるので慣れるまで妙な感じはするかもしれませんが。
モニターは液晶カラーTFT-Dモニター 1.8インチを搭載していて画素数は不明です。割とカクカクしない液晶なので時代の割にはそんなに悪くはないものだったのでしょう。裏面にもTOSHIBAロゴはありますが機種名のAllegrettoのロゴはありません。
 
 

  
PDR-M60
DIGITAL STILL CAMERA

天面には発光設定に画質、セルフタイマーボタンと撮影情報確認用のモノクロサブモニターが付いています。モードダイヤルは電源と動作モードを兼ねたタイプですが意外に勝手に回転するので誤動作の原因にはなりやすいかもしれません。
  
 
  
OPTICAK ZOOM LENS 2.3X
2.3 MEGA PIXEL

とくにブランド表示の無い光学2.8倍ズームレンズが搭載されています。F値はF2.8-F3.2と明るめな仕様ですが光学2倍ズーム程度なのでこんなものかもしれません。レンズ繰り出し時やAF時などかなり駆動音の大きいレンズのようです。
イメージセンサーは230万画素 1/2インチCCD原色フィルターと2000年としては標準的なセンサーが搭載されています。これらレンズやイメージセンサーの仕様がリコー RDC-5000と同じですがどこからか供給を受けてでもいたのでしょうか。
 
 
  
撮影時状態
リコー RDC-5000と同じく撮影時でもレンズ繰り出し量はほんの少しです。ズーム速度なども割と遅めになっています。

 
  
反対側
 
 
  
TOSHIBA  DIGITAL STILL CAMERA MODEL NO. PDR-M60
TOSHIBA CORPORATION  MADE IN TAIWAN

販売会社は株式会社 東芝、製造は台湾となっています。国内デジタルカメラとしては珍しい台湾製ですがリコー RDC-5000も同じく台湾製なのでやはりなにか関係があるのですかね。
 
  
  
電源は単3形電池を4本となっています
電池端子は黄銅製なのか、金メッキでもされているのかやたら金ピカな色合いになっています。電池持ちは単3形電池を4本使うだけあってそれなりには良いようですがアルカリ乾電池を使用すると年代なりに消費は早いようです。

 

記録メディアは3.3V スマートメディアで64MBまで使用できます。東芝といえばスマートメディアの提唱元だけあってかなりの機種でスマートメディアが採用されているのですが、割と64MBまでしか使えない機種が多いとか。

2000年発売で230万画素ということもあり、完璧に実用にするというのは難しいスペックかもしれませんが拡大さえしなければそれなりに使える画質にはなっています。

価格:0円
状態:使用可能
 

2 件のコメント:

  1. 本日当家にやってまいりましたが、起動画面にすらAllegrettoは出てこないんですね。というかいきなり起動するのですが。SMにも黒人のお父さんが赤ちゃんを抱いてお父さんも赤ちゃんもとても良い表情の写真が残っていました。天井の高さやその他壁の様子や戸などを勘案すると日本においての撮影で箱も日本語のものでした。低価格を売りにした、徹底的に完全に米市場向けられたものだったのだなぁと痛感致しました。でもこの持ち主?だった笑顔が素敵な黒人のあんちゃんはどこで買ったのでしょうか、東芝特約店でしょうか。。。家電量販店でしょうか。洗濯機やTVやPCなどを日本で買ったついでに、家電量販店で買ったなんて線もありそうです。あまりカメラ店で売ってた形跡と、日本語のサイトが極めて少ないのに対し、米アマゾンのレビューが大変良いから、すぐに壊れたまでたくさんの評価があり、カメラ紹介のサイトでも英語のものが多数ヒットします。
    手の大きな欧米人に合わせて持ち手を大きくしているところが、不器用な私にはとても使いやすかったです。私は手が小さいのですが。日本向けの箱と取説にしかAllegrettoの名が出てこないのはPDR M-700以上に商標の意味を持たないですね。東芝の人も内心「変な名前つけちゃったなぁ」と思ったのかもと邪推しております。

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    1. ありがとうございます。遂にお迎えしましたか。
      このPDR-M60は前世紀機種では最もアレグレットっぽくない機種だと思います。本体ブランドも全部TOSHIBAですし。ちなみに東芝デジカメは海外ではアレグレットシリーズではなく、PDRシリーズとして販売されていたのでなおさら名前は出てこないのでしょう。
      購入場所は家電量販店と思われます。2000年前後くらいまでは東芝デジカメは普通に他社と肩を並べるくらいの扱いだったみたいなので選んで購入されたのでしょうね。本文でも触れてますが非常にリコー RDC-5000ぽい機種なのですがリコーの方も高級機種で画質は良かったので評判は良いのでしょう。
      ちなみに現在ではAllegrettoという名前は完全に忘れされれているようで、東芝コンシューマの地域営業部長クラスですら完全に知らないというw

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