JVC KW-MZ620

現在ではカーオーディオ機器が存在しないJVCブランドのちょっと古いカーCD/MDラジオレシーバーになります。
合併したKENWOODブランドのカーオーディオは高い評価となっていますが合併前の単独JVC時代のはどんなのでしょうか。
　
　


JVC KW-MZ620は日本ビクター株式会社が製造してカー用品店大手であるオートバックスが販売していたカーMD/CDレシーバーになります。オートバックス販売価格は税込み3万4900円、発売は2004年6月頃な2DINタイプのカーオーディオ機器です。
JVCこと日本ビクターとオートバックスは非常に仲が良かったらしく、専売モデルやオリジナルカーオーディオ機器をJVCブランドなどで販売していました。JVCブランドのカーオーディオが消え去った現在でも同企業となったKENWOODブランドのカーオーディオが多数置かれているのを見ると仲が悪いというわけでもないようです。
　

ひと昔前の2DINカーオーディオレシーバーということもあり意外に重量があってサイズも大きく見えます。時代が時代なのでもちろんUSB端子なんていったものはなく、液晶モニターもドット表示のモノクロですがフロントAUX端子が装備されているのでアンプ部や操作部などが壊れない限り現在でも機器を繋いで使用できるというポテンシャルはありそうです。50WのMOS-FETパワーアンプを搭載しており、その点をフロントでアピールしています。元がオーディオメーカーらしくフロントAUX端子は金メッキ加工です。
　
　

背面
専用ハーネス端子と外部アンプ等用のRCA端子、アンテナ端子などがありますがハーネスが無い状態だとかなりスッキリしています。

底面
こちら側に銘柄表示はあるのですが、自動車に一度設置してしまうとインパネやオーディオスロット等で隠れるのが普通なので設置直前と取り外し後くらいしか見る機会がありません。

JVC　　MD/CD RECEIVER
DC 12V　　NEGATIVE GROUND　　　
VICTOR COMPANY OF JAPAN, LIMITED　　MADE IN MALAYSIA
　
ブランドはJVCで会社は日本ビクター株式会社、製造国は当時のビクター製品で多かったマレーシアとなっています。銘柄を見ただけではオートバックス専用品とは全く分からない表示となっているようです。

あるとやっぱり便利なフロントAUX

内部清掃の為分解します
2DINタイプなので1DINタイプと比べると内部のレイアウトは随分余裕のある設計のようです。
　

モノクロデッキで現在のイルミネーションディスプレイと比べると素朴な感じとなるのですが、画像の通りドットによる多様なアニメーションがデモとして流れるので中々楽しい感じのデッキです。画像は自動車が直線を走行したり、ウィンカーを付けて曲がったり、前車の後ろで停車するといった一連のものです。

スピーカー設置とスピーカーケーブル配線の済んだサンバー TV1に装着
業務用のブラックインパネにシルバーのカーオーディオは合わねぇ…
　
※メーカーサイトより引用
．主な商品特長：

（１）臨場感溢れる音場を作る６モードＤＳＰ搭載
	６モードＤＳＰ（デジタルシグナルプロセッサ）の搭載により、ＤＯＭＥ／ＣＯＮＣＥＲＴ／ＣＬＵＢ／ＣＨＵＲＣＨ／ＳＴＵＤＩＯ／ＤＥＦＥＡＴの6種類の演奏会場の雰囲気をリアルに再現します。また、6パターンのＣＥＱ（カスタマーイコライザ）を搭載することで、演奏する音楽ジャンルにあわせてＲＯＣＫ／ＣＬＡＳＳＩＣ／ＰＯＰＳ／ＨＩＰＨＯＰ／ＪＡＺＺ／ＵＳＥＲの中から好みの音質を選ぶ事ができます。これにより、音場と音質を組み合わせ自分の好みにあったさまざまなサウンドコントロールが可能となります。
（２）使いやすさと分かりやすさを重視したシンプルデザイン
	シルバーとブラックを基調とし、派手なイルミネーションやスライドパネル等を使わず機能と操作性を重視したシンプルなパネルデザインは、どんなクルマにもマッチします。 各種ボタンは大き目のサイズとする事で操作性に優れ、操作頻度の高いボリュームについては大型のロータリーボリュームを採用することでより一層操作性を高めています。
（３）デジタル信号を高音質で再現する２４bitＤＡＣを搭載
	ＣＤ再生回路であるＤＡＣに24bitＤＡＣを採用することで、高いＳ／Ｎ比や低歪率、高ダイナミックレンジを確保し、ＣＤのさらなる高音質再生を実現します。
（４）ＭＯＳ-ＦＥＴパワーアンプ搭載
	アンプ部分にスイッチングノイズの低減やＳ／Ｎ比を向上させるＭＯＳ－ＦＥＴパワーアンプを搭載することで50Ｗ×4ｃｈのハイパワー化と実現し、迫力ある高音質のサウンドを楽しむことができます

価格：1080円
状態：問題なし