2018年2月27日火曜日

HITACHI DVDビデオカメラ Wooo DZ-BD7H


日立製作所製のHITACHIブランドなデジタルビデオカメラであるBlu-ray Wooo DZ-BD7Hです。ブルーレイディスクもHDDも記録に使えるというのに何故か品名はDVDビデオカメラですが…

HITACHI Wooo DZ-BD7Hは2007年8月30日に発売されたフルハイビジョンデジタルビデオカメラです。当時の発売価格はオープンとなります。
世界初のBD-R/RE記録ビデオカメラとなり、フルハイビジョン記録のために新設計のレンズやCMOSセンサー、画像処理エンジンを用意するなどかなり力を入れて開発された機種だとか。デザインも従来の日立DVDカム Woooシリーズとは大きくことなったような曲線型のようなデザインとなっています。ブルーレイディスクを意識しているのか青色系の配色も使われています。
 
 
  
HITACHI  Blu-ray Disc
Full Hi-Vision 1920 x 1080

しっかりとブルーレイディスク対応ということやフルハイビジョン対応ということが印字されています。新品時は1080pと書かれたフルハイビジョンを示すシールが貼ってあったはず。
 
 
  
背面グリップ側
一見するとHITACHIロゴのある表面側に光学ディスクドライブがあるように見えるデジアンとなっているのですが実際にはこちら背面側にディスクドライブが搭載されています。ブルーレイディスク/DVDディスクとHDD記録のハイブリッドカムであるのでそれがアピールされていますね。
HITACHI  BD HDD  Wooo
10x OPTICAL ZOOM  240 x DIGITAL ZOOM

ついでに?光学10倍ズームと240倍デジタルズームであることも印字されています。
 
 
  
ビューファインダーと電源、モードスイッチ側
HDDとブルーレイ/DVDディスクはビデオ記録専用となっていて静止画撮影には使えませんのでモード切替のスライドスイッチがあります。BD/DVDとHDDの切替は電源スイッチを兼ねたレバー式スイッチでおこないます。
 
 
  
操作系
さすがに11年前のデジタルビデオカメラだけあって現代のようにUIが洗練されているという感じではありませんが当時はどのメーカーもこんなものでしょう。記録メディアに光学ディスクを使用するだけあってファイナライズボタンもちゃんとあります。
 
 
  
BD/DVD記録モード時にはこの画面が出て切り替わります。他社のビデオカメラではそんなにない演出ですので中々凝っているのでしょう。
 
 
  
世界初のBD/DVDドライブ
従来の日立DVDカムと同じくディスクサイズは8cmとなっています。DVD-R/REの8cmディスクは現在でもそれなりに購入は可能ですがBD-R/REの8cmディスクはあまり普及しなかったこともあってかなり入手は難しくなってきている状態のようです。
 
 
  
HD VIDEO LENS
f=5.0 - 50mm 1:1.8  φ43mm

光学10倍ズームのHDビデオレンズが搭載されています。フルハイビジョン記録対応にあたり新たに新設計したズームレンズとのことでこのレンズはWoooビデオカメラ最終機まで使われていたようです。
イメージセンサーは530万画素 1/2.8型 CMOSが搭載されています。このイメージセンサーも新たにAlta Sens社と共同開発したということで新開発したようですが、どうも現役販売時代は暗所性能の評判が非常に悪かったとか。次世代機では改善したようなので慣れや詰めといった要素があったのでしょう。
画像処理エンジンはこれもフルハイビジョン対応のため新開発のPicture Master Full HDを搭載しています。日立デジタルテレビWoooシリーズと搭載されている映像処理エンジンと同名称となっていますがビデオカメラもWoooシリーズとなっていたのでこれで良かったのでしょう。
 
 
  
撮影時
ちょっとサイズ大き目のボディで重量は大きいですがデザインは近未来的で良かったのではないのでしょうか。レンズ周りやBlu-ray Discのロゴ、操作パネル付近などかなりブルーのアクセントが使われているのが分かります。
 
 
  
天面
アクセサリーシューがあるので外部アクセサリー接続に対応
 
 
  
底面
各ライセンス関係の記載やSDカードスロットがあります。日立DVDカム系は静止画はSDカードにしか記録できない仕様が多かったのでSDカードを挿入しないと静止画撮影は出来ません。SDHC規格には対応していないので対応容量は2GBまでとなっています。
 
 
  
HITACHI DVDビデオカメラ  形名 DZ-BD7H
株式会社 日立製作所  日本製  2007年製
表示社名は株式会社 日立製作所と日立本体、2007年製で日本製となっています。日立のビデオカメラは最後まで日本製が多かったようです。日立製作所の横には亀の子マークも付いていてデジタルテレビと同じような表記になっています。ブルーレイもHDDも使えるのに品名がDVDビデオカメラとなっているのは謎ですが…
 
 

使用電池は専用リチウムイオンバッテリーパック HITACHI DZ-BP14Sなどを使用します。
BATTERY PACK  DZ-BD7H Li-ion  7.2V 1360mAh
株式会社 日立製作所  中国製
ビデオカメラ本体は日本製だったのに電池パックは中国製となっていました。でもやっぱり亀の子マークは付いているのですね。
 
かなり悪い暗所性能を試すという意味でも使用してみたかったのですが、あいにくセンサー故障で真っ暗状態で何も映らなかったので残念です。世界初のBDビデオカメラということで産業的には価値があるのかもしれませんが、動作していても初期のフルハイビジョン機だけあってノイジー気味の画質ではあるようですね。
 
価格:300円
状態:イメージセンサー故障
 

0 件のコメント:

コメントを投稿

お気軽にコメントをどうぞ