オリンパスイメージングが発売していたE-システムでフォーサーズシステムマウントのデジタル一眼レフカメラです。グレード的には下のエントリークラス機種になりますが当時では数少ない10万円を切るデジ一だったようで
オリンパス E-300 ボディは2004年11月(レンズセット発売日、ボディのみは2005年1月頃)にオープン価格で発売されたデジタル一眼レフボディです。
購入価格はレンズセットで1000円
E-システムのデジタル一眼レフはすでにオリンパスE-1が発売されていましたが、E-1はプロフェッショナル向けで発売されたような機種で実売価格も20万円台と高価だったため後にE-300というエントリーモデルの発売となったようです。
本体は普通の一眼レフのような上部にペンタプリズム部が無い変わった横長の形状です。後のミラーレスマウントなマイクロフォーサーズでは同様のデザインが多数登場して主流になっていきますが、当時のミラーのある一眼レフではほぼ見かけません。
背面
液晶小さい感覚ですがライブビューの無い再生と情報表示用のモニターなのでこんなものでしょう。
液晶モニターは1.8型 13.4万画素の半透過型カラーTFT ハイパークリスタル液晶の搭載で視野率は100%です。
ファインダーはアイレベル一眼レフ方式で視野率約94%、視度調整機能付きでスーパーインポーズや情報表示にも対応しています。情報表示はファインダー右側に集約されているので少し慣れないうちは戸惑うかもしれません。
操作系はオリンパス キャメディアシリーズとおなじようなGUIに一眼レフならではの機能が搭載されたような感じです。エントリークラスですがWBの色温度をケルビン数で指定できたり画質設定がワンタッチなどそのほか充実してます。
天面
普通の一眼レフにありがちなペンタプリズム部はありません
モードダイヤルのほか電源スイッチにコントロールダイヤルも配置されています。SSWFとあるランプはスーパーソニックウェーブフィルターのことで本体電源オン時にダストリダクションシステムが動作して青ランプが点滅するということになっています。ダストリダクションシステムが世界初だったようなのでアピールをしたかったのでしょうか。
マウントはフォーサーズマウント、オリンパスの他にパナソニック、シグマなどの他社レンズも使用可能です。ミラーが横を向いている独特の構造によって天面の出っ張りをなくすことができたようです。
イメージセンサーはコダック製の815万画素(有効:800万画素)4/3型フルフレームCCDが搭載されています。フォーサーズシステム提唱元のイーストマンコダック製のCCDが搭載されている機種の1つですが、このセンサーによって後のコダックブルーやオリンパスブルーと呼ばれる発色になったようです。AWBが結構暴れるということや元からシアン寄りな発色ということも関係はありそうですけど。
画像処理エンジンはTruePic TURBOを一眼レフへ最適化させたものを搭載となっていあす。画質以外でも画像処理速度が速いのかメモリーカードに書き切れずバッファーがどんどん溜まったりメニュー操作速度も速いので良いのでしょう。
上部にペンタプリズム部が無い一眼レフというのも不思議な感じです
USB端子はMiniB端子、ビデオ出力はミニジャックと汎用性ある形状です。DC入力は専用端子となっています。オリンパスのデジタルカメラはパソコンと接続して専用ソフトウェアでファームウェアのアップデートをおこなうので汎用性あるUSB端子はありがたいです。
記録メディアはCFカード TypeI、TypeIIでマイクロドライブ対応となっています
発表時のリリースページには使用上限容量は記載されていませんが、とりあえず8GBくらいなら普通に動作するようです。
OLYMPUS IMAGING CORP. MADE IN CHINA
DIGITAL CAMERA MODEL NO. E-300
表示はオリンパスイメージング株式会社で中国製となっていました。三脚穴はレンズの後軸上で金属製となっています。
電池は専用リチウムイオン電池 BLM-1を使用します。後に登場した後継電池であるBLM-5も使用可能ですがE-300付属の充電器ではBLM-1が充電できないなどの充電に関する制限はあるようです。
レンズ装着
この付いてるレンズなZUIKO DIGITAL 17.5-45mm F3.5-5.6はバリューキットなるボディとレンズ以外の充電池や充電時が付属しないお買い得モデルのみで用意されたレンズのようです。元は海外専用モデルらしくオリンパス海外サイトには記載があるのですが国内では単品販売されてなかった故に少しは珍しいかもです。
キャメディアE-シリーズ…には見えません
価格:1000円(レンズ込)
状態:使用可能
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