2015年1月27日火曜日

HITACHI  ステレオヘッドホン DR-92C


見るからにレトロ感漂うHITACHIブランドのステレオヘッドホンです。見た目のレトロ感とゴツさがいかにも古いオーディオ機器ということを感じさせます。

購入価格は1000円
右chから音でないとされてジャンク扱いでしたが普通に音は出てバランスもくるっていなかったので全体的に洗浄・手入れをして整備完了としました。スポンジも汚れがすごいことになっているので洗剤漬けで洗浄。感心するのは恐らく40年程経っているにも関わらずスポンジがほとんど劣化しておらず、弾力を保っていることです。



HITACHI  DR-92C  8Ω  Japan

HITACHIロゴの上には亀の子マークが付いています。ほとんど同じ型番のヘッドホンが存在していることからクレガのOEMな可能性もありますが分かりません。
このヘッドホンについて問い合わせてみたところ正式な年代は分からず60-70年代なのかもしれないとのこと。通信用なのかHi-Fi(音楽)用なのかも分からないというかなり謎に包まれているものです。



プラグは年代が古いため標準ステレオプラグです。部品交換が容易なネジ式となっているので端子部が故障した場合はハンダを外して交換することが出来ます。この個体の場合は特に故障はしていないようです。


ちなみにこのヘッドホン、入手時には

こんな感じでサビが酷いことになっていましたが、ピカールで根気よく磨くと

こんな感じでピカピカになり光沢を取り戻しました。溶剤として使われている灯油の臭いでギブアップしてしまいましたが、もっと頑張ると凹凸がなくなりもっと綺麗になります。
 
 
音質は年代故にモコモコした感じで解像感もありませんが、以外に高音が出ておりこれもありだと感じさせられます。現在のハイレゾなど解像感や音位を感じたりするようなヘッドホンではありませんが、真空管ラジオやレコードのようにこれもこれでアリなのでしょう。備え置きのスピーカーでは昔のコストが掛けられて技術投入されているスピーカーもかなりの高音質で人気なのですが、現在進化中のヘッドホンはそうはいかないようです。昔のヘッドホンしか出ない音というのもあるのですがね。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿

お気軽にコメントをどうぞ