2015年1月29日木曜日

SONY Cyber-shot DSC-W30


ソニーのデジタルスチルカメラCyber-shot DSC-W30です。サイバーショットWシリーズは現在でもWだったりWXシリーズだったりと続いていますが、結構かなり後期に投入されたシリーズなのです。Wシリーズ登場前は名前の通りサイバーな感じのデジタルスチルカメラが多く、以外にもスタンダードな形状のデジタルカメラはほとんどありませんでした(あえて言うとSシリーズが当時のスタンダード?)
このDSC-W30はWシリーズ初期に発売された廉価クラスのデジタルカメラになります。といっても当時のWシリーズが同時に投入されたVシリーズの廉価クラス的な位置付けだったのであまり上位機との違いはなさそうですが。

ドフでジャンク540円で転がっていました。サイバーショットシリーズはそれなりに現在でも値が付くので案外高価なのですがこの機種はエントリーモデルな為か500円でした。

前ユーザーは剥がさないで使ったのか販促用シールがそのまま残されています。確かにZEISSロゴはこのシールにしかないので残すのは分かりますが他の性能セールスシールも残すとは相当なお方のようです。

SONY Cyber-shot  6.0 MEGA PIXELS

ボディは全面プラスチックで高級感なんてものはありません。しかし、このデザインは現在でも十分に通用するものではないのでしょうか。





古いデジタルカメラなので液晶モニターが割と小さいです。しかし液晶モニターはプラスチックで保護されていて最近のデジタルカメラのように剥き出しではないのでちょっと何かが当たった程度では割れないでしょう。液晶モニターの小ささをカバーするため光学ファインダーも小さいですがちゃんと付いています。

モード切替えは既に回るダイヤル式が採用されているので特に難なく操作ができるともいます。しかしデジタルカメラのUIが現在の物と比べて独特で慣れるまで使い辛い旧サイバーショットシリーズのものなので慣れるまでは戸惑うかもしれません。
液晶モニターの下部にUSB/AV OUT端子が付いていたり、削除ボタンと記録画素数(画質)ボタンが併用などと旧サイバーショットシリーズらしき雰囲気が結構残っています。



上部は普通に洗練されています。メモリースティックロゴの横にある穴はマイクです。
画像では分かりませんが電源ボタンは電源が入っている間は緑色に光っています。ズームはボタン式ではなくリング式です。



Carl Zeiss Vario-Tessar搭載  2.8-5.2/6.3-18.9
かつてのサイバーショットシリーズはエントリー機の場合SONY LENS搭載のものが多かったのですがWシリーズはDSC-W1からカール ツァイスのバリオテッサー搭載と方向性を変えたようです。それからSONY LENS Gが誕生したりとSONY LENSは長らく使われていなかったみたいですが最近になって1万円以下で買えるエントリー機DSC-W810などでSony Lensという表記で復活した模様。
光学3倍ズームでこのレンズユニットの形状はWシリーズで多く用いられているので見覚えがある場合も多いはず。



撮影時
あくまでコンパクトなことがうりのWシリーズなので撮影時でもそんなにレンズユニットは伸びません。

 

一時期までの側面のズーム表記はデジタルズーム換算の嘘っぽい表記がされていましたが、ある程度時期が経って落ち着いたのか普通に光学ズームの表記になっています。



底面もプラスチッキーですが以外とスッキリしていて三脚穴は何故か金属製です。

SONY
SONY CORP.  SKIO
DIGITAL STILL CAMERA  MODEL NO. DSC-W30
3.6V(-3.6V)   MADE IN JAPAN  N150

エントリーモデルなのですが表記の通り日本製です。現在のソニーはデジタルカメラ事業そのものが邪魔扱いのようですがはたして日本製はいつまで存在できるのでしょうか。パナソニックのデジタルカメラ福島工場は野菜工場になってしまったようですが…(今年の5月で福島工場での製造を終了し、アモイ市(中国)の工場に移管とのことです。一部の高級機器は山形での生産になるみたいですが。というより話がズレすぎ



こちら側にはDC端子とストラップ取り付け口があります。ストラップ取り付け口はかなり穴が大きいので簡単にストラップを付けることが出来そうです。

バッテリーはちゃんとロック爪が付いているので蓋を開けたら勝手に自滅…なんてことにはなりません。旧機種には普通に爪が付いていなかったりしたものですがこれもデジタルカメラそのものの製造コストが下がってきてエントリーモデルにもこういうのを付ける余裕が出たからでしょうか。
記録メディアはメモリースティックPRO DuoのみでSDカードは使えませんが記録メディアそのものは現在でも普通に入手可能です。PSPに使われていたこともあって中古では相当安価で出回っているはず。



バッテリーはSONY G TYPEことNP-BG1を使用します。このバッテリーは比較的大きくて容量もあるので電池寿命は結構長く感じますね。
しかし、最近の機種ではその大きさ故に採用機がないようです。


この機種は当時としては高感度のISO 1000に対応しており、「ブレに強い!」と販促用シールでは謳われています。電池寿命もG TYPE採用だけあって約400枚と多いようです。
画素数は600万画素と高画素競争中の時代のものですが画素数に無理がないためか綺麗に撮れます。発色はやや濃いめな感じでしょうか。
さすがにこの時代のISO 1000は厳しいので保険的な意味合いになりそうです。



CCDがとらえた光を、独自のアルゴリズムで処理。新たに「クリアRAW NR(ノイズリダクション)」を搭載し、ノイズをさらに低減。高精細な画像をつくります。


思い出は美しく残したいから、高感度だけでなく画質にもこだわったW30。有効600万画素の高精細CCDに加え、確かな品質と描写力で世界的に評価されるカール ツァイスレンズを搭載。高画質なので、A4サイズの大判プリントも美しく、撮ったときの感動まで伝わります。


被写体が動いてしまう「被写体ブレ」や、コンパクトカメラで心配な「手ブレ」に強い、ISO1000までの高感度。感度を上げるこ とで高速シャッターを実現し、ブレを抑えて被写体の一瞬の表情をとらえます。夜や室内など、光量が少なくブレやすい場所も、高感度ならくっきりと。格段に 向上した受光感度を生かし、夕景や夜景、店内などでも、人物から背景まで見たままの美しさで残せます。

DSC-W30 公式サイトより引用


Super HAD CCDが使われていたり、サンプル画像が長崎ハウステンボス撮影だったりとエントリーモデルとは思えないほどの奢りようでした。

SONY Cvber-shot DSC-W30
メーカーSONY
SONY CORP.   MADE IN JAPAN
発売2005/03/10
メディアメモリースティックDuo PRO、内蔵メモリー32MB
センサー1/2.5型 Super HAD CCD  620万画素
レンズCarl Zeiss Vario-Tessar ×3 2.8-5.2/6.3-18.9
モニター2インチ 8.5万ドット  
電源NP-BG1 DC 3.6V
手ブレ補正
バージョンアップ
価格OPEN(3万円程度)
その他

 
故障:なし
価格:540円
 

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