2015年4月27日月曜日

Bose for NEC スピーカー?

インターネットでBose for NECと書かれた謎のスピーカーを見つけたものの正体が分からず諦めていたのですが、たまたま日本電気ホームエレクトロニクスのセールス用カタログを見ていると見つけました。
 


日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 89年 セールス用カタログより引用 

見えにくいですが右下のスピーカー部にBose for NECと書かれているスピーカーが2つあります。型番はS-101VM、S-101MMがソレです。
このカタログを見る限り、NECというよりもBose社が販売していた感じに見えます。裏面の仕様表記もBose名義のようです。てっきり市販されていたものではなく高級AV機器の付属品かイベントか何かの限定品か、販売店向けの品かと思っていたので市販品だったとは意外でした。
 
個人的に気になっていた内容なのでどういう商品かわかってスッキリしました。型番で調べるとさらに大きな画像などが見れるようです。

ちなみに一番大きな画像のアンプは名機として有名なA-10 シリーズ typeⅣとなります。赤字垂れ流しとまで言われたA-10はシリーズになっていたみたいです。それにしてもこれだけド級のアンプなのに定価が11万5000円というのはすごいような。





(追記)
Boseのforスピーカーにはお仲間がいるらしい。
Bose by SONYのMU-S101というもので販売サイトにはコンポの付属品と説明されていました。2つともブランドはBoseだが、社名表記が日本電気株式会社、ソニー株式会社と供給先表記なのが特徴です。
 

3 件のコメント:

  1. このスピーカーは自分が通っていた小学校のパソコンルームに置いてあったなぁ…。
    パソコンはPC-9801でまだWindowsも無い時代でした。
    ちなみにNECはPCエンジンというゲーム機を発売していたことがありますが、
    そのPCエンジンの開発元であったハドソンも“HUDSON SOFT by BOSE”という
    同じくボーズ社と提携したサウンドシステムを発売していたことがあったようです。
    http://archives.tg-16.com/image/thumb_bose.gif
    89,800円という価格と通販限定なので、恐らく出ている数は少ないと思われます。

    A-10シリーズはNECのオーディオ事業を引き継いだオーセンティックより発売された後継機「A-10XX」で340,000円ですからね…。ここまで行くと凄いのかもしれません。それだけ支持されたアンプであることは間違いないのでしょうけど。
    http://audiosharing.com/review/wp-content/uploads/2014/01/NEC.jpg

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    1. 小学校の音楽室でもないパソコン室に置いてあるとはこれまた太っ腹な学校ですね。
      でも音楽室には平気に高級音楽用スピーカーとメインプリアンプが置いてあったりするので意外と小学校は侮れません。
       
      一応記事中には書きましたが、いくらなんでも98シリーズのようなPCにこんなスピーカー付ける訳ないとは思っていたのですが、正体が分かってスッキリしたところです。
      意外とボーズは他社提携が盛んだった時期があったのですね。スピーカーは自社製のようですが、一時期は山水からプレーヤー等を供給されていたみたいですし。そのハドソンも山水も無くなってしまって時代は流れてしまった感じです。
       
      いくら当時の円が現在より高かったとしてもこの値段はすごいと思います。しかもそれをシリーズ化してしまうのもです。
      34万円のA-10XXでもそれなりに売れたみたいなので妥当な値段なのでしょうが、それにしてもなぜNECが赤字覚悟で販売していたのか気になるところです。自社オーディオブランド向上の販促品ならば初代のみで良いとおもうのですが。

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  2. PC用で販売されたモデルはポータブルアンプも付いてましたね
    なぜか同じ形状で色違いのアンプがKenwoodからも出てて・・

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