2016年11月19日土曜日
CANON ZOOM LENS EF35-80mm F4-5.6 PZ
EF35-80mm F4-5.6 PZはキヤノンより1990年3月に発売されたEFマウントの交換レンズです。当時流行っていたらしいパワーズームレンズであり、ボタンを押すことでズーミング可能ですがAF専用レンズでMFは一切できません。発売価格は2万6000円と特殊機構レンズにしては安いものとなっています。
Canon CANON ZOOM LENS EF 35-80mm 1:4-5.6
POWER ZOOM LENS MADE IN JAPAN 35-80mm
マニュアルズーミング機構やフォーカス機能が無いためか平らなデザインとなっています。基本的にズームやフォーカスが手動式な一眼レフの交換レンズとしてはかなり珍しいものです。
レンズは日本製、明るさはF:4-5.6と普通な標準レンズレベルです。
ズーム操作ボタン
ミノルタのパワーズームレンズシリーズであるXiレンズはボディの電源を切ったらレンズは自動的にワイド端へ戻って収納されますが、キヤノンのEFパワーズームではボディ電源を切るとその焦点距離のまま電源が切れるようです。インナーズームのインナーフォーカス機構なのでそのままでも問題は無いのですが。
レンズは7群7枚のインナーフォーカス・ズーム機能となっています。フィルター口径レンズ本体に記載されていませんがφ52mmです。最短撮影距離は0.5mとマクロといえるのかは微妙ですが近づけないよりはマシです。
背面
パワーズームレンズだからといって電子接点数は増えていないようですがAF用の電源でパワーズームを駆動させているのでしょうか。
EOS Kiss Digital Xに装着
交換レンズにほとんどない珍しいデザインだけあっていつもの交換レンズとは違った雰囲気に見えます。パワーズームということと完全AF専用という事以外は普通の交換レンズと同じです。
そのスペックと価格からどれかのレンズを流用してパワーズームにしたのかと思ったら同一スペックのレンズは存在せずまさかのオリジナル設計なのでしょうか。ミノルタのXiシリーズのように各焦点距離がラインナップされ、本気で展開されていたのならば分かりますがキヤノンのパワーズームレンズはこのEF 35-80mm F4-5.6 PZのみですので専用品とは意外でした。
価格:540円
状態:故障なし
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