2016年11月18日金曜日

TAMRON AF 70-300mm F/4-5.6 LD MACRO 1:2 772D

 
タムロンが2000年代初期から中期まで販売していた望遠レンズです。形名はAF 70-300mm F/4-5.6 LD MACRO 1:2、モデル名は772Dとなっています。2000年代に入ってからということでデジタル用レンズかと思ったら違ってフィルム用のレンズなのでした。まだデジタルカメラが画素数不足でフィルム一眼が普通に選択にあった頃のレンズなのでしょう。
購入価格は324円
現在ではジャンクでも交換レンズは高騰しているらしく、1000円以下で買えるものは本物のジャンクかシグマ・タムロンの暗黒ズームなどどこにでも転がってそうな互換品ばかりなのですがこれは望遠にも関わらず安価で購入できました。


  
300mm級の望遠レンズだけあってサイズはかなり大きいです。シルバーカラーなのでシルバーカラーの一眼レフボディに装着することを想定しているのでしょう。

TAMRON AF 70-300mm 1:4-5.6 LD TELE-MACRO(1:2)
ふつうのレンズには無いLDの文字があることからLD(低分散)レンズが使用されていることが分かります。LD使用で超高画質とはならないみたいですが単に非球面レンズと球面レンズのみ使用のモデルよりは画質も良いのでしょう。




メーカーロゴや仕様書き、焦点距離など
このレンズは望遠レンズですが形式名の通りテレマクロに対応しており、スイッチによって0.95mまで近づいて撮影できます。空など明るい背景でマクロをするならば使えそうですが、さすがに300mmでのマクロとなると手持ちでは手振れが気になりそうです。この個体のソニー(コニカミノルタ)AマウントやペンタックスKマウントならばボディ内手ブレ補正が使えるモデルがあるのでどうにかなりそうですが。



∞-0.95m (3.1ft)  φ62  772D   TAMRON JAPAN  ASSEMBLED IN CHINA
背面にはモデル名や焦点距離、フィルター径やメーカーに生産国が表記されています。メーカー名はもちろんタムロン、組立は中国となっていました。MADE INではなくASSEMBLED INということはレンズ系は別の国で製造されているのでしょうか。



キャップを外してみたところ
フィルター口径φ62mmだけあってかなり前玉が大きく見えます。コーティングはオレンジ色っぽいものとなっているようです。ズームで鏡筒は大きく繰り出しますし、テレマクロ時ではさらに伸びるので何かにぶつけてしまわないように注意する場面があるかもしれません。



マウントはソニー(コニカミノルタ) Aマウントとなっています。現在の安レンズではすっかり見られなくなった金属マウントでした。端子数はフィルム一眼レフ用のためか5つと現在の交換レンズより少なくなっています。



ソニーのα300につけてみました
さすがにこのサイズだとレンズの方が大きくなってしまうのでレンズにボディが付いている感が出てきます。テレ端でさらに焦点距離まで伸びた状態ではバズーカ状態です。


画質はフィルムカメラ用だけあってカリカリシャープというわけでは無いようですが、それでもデジタル一眼レフに使えるものではないかと思います。APS-Cセンサーサイズのデジタル一眼レフで使用すると最大450mmとかなりの望遠になって手振れも気になりますがAマウントだとボディ内手振れ補正が使えるのでISO増感と合わせて手持ち撮影でも案外どうにかなるものでした。


TAMRON AF 70-300mm F/4-5.6 LD MACRO 1:2 
メーカーTAMRON
TAMRON JAPAN
原産国ASSEMBLED IN CHINA           
発売2001年
略称・型番772D
マウントAマウント
レンズブランド
レンズ構成9群13枚 LDレンズ使用
F値4-5.6
フィルター径φ62mm
最短撮影距離0.95m
ボディ外装プラスチック
価格\49,350
その他

  
価格:324円
状態:故障なし
 

0 件のコメント:

コメントを投稿

お気軽にコメントをどうぞ