東芝デジカメのほぼ最終機、アレグレット M700です。東芝初の高倍率ズーム機でキヤノンレンズと画質にも自信ありのようです。
東芝 アレグレットPDR-M700は2003年8月に発売されたTOSHIBAブランドのデジタルスチルカメラになります。発売価格はオープン
今までどうにもパッとしなかった東芝デジカメの中ではPDR-M70に次ぐくらいのインパクトあるデジカメ機種だったようですがそれでも他社が強すぎるのか、東芝本体にやる気が無かったのかこの機種もそれなりで終わったようです。当時の製品ウェブページにはどれだけ拘って開発したのかなどのインタビューページがあったようなのですがどうもOEMっぽいこの機種なのです。
日本ではほとんど見かけなかった模様ですが下位機種にPDR-M500という200万画素級に落とした機種も存在しています。
外観
デザインはいかにも高倍率系という感じで実際にその通りですが、レンズキャップや電池スロットを利用したグリップなど基本的です。EVFが入っている通称軍艦部にはTOSHIBAロゴとこれまたこだわったらしいフルカラーLEDが搭載されているので電源オン時などにはLEDによるイルミネーション動作をします。
本体ボディはフルプラスチックですが塗装が少しゴールドかかったような感じなので外観だけではそんなに安っぽさは感じません。実際に触ってみるとプラスチック感丸出しになってはしまいますが。
背面
こうやってみると時代の割には背面液晶モニターが大きい
操作系は年代による熟成の進んでいな扱いにくいものとなっており、AF/MF切替やその他操作切替などが1つにまとめられて並列に並んでいるので選択するのがかなり面倒なUIとなっています。メニューキーによる設定と決定ボタンによる設定項目は異なっているのでドレがドコになるのかは覚える必要がありそうです。
液晶モニターは2.5型低温ポリシリコンTFT液晶(約12万画素)とサイズは大きいですが画素数が少ないので割と粗い表示になりがちです。そういう場合はEVFとなるかもしれませんがEVFも時代なりなので画素数は控えめとなっているのです。
天面
PDR-M700 DIGITAL STILL CAMERA
電源スイッチは東芝が大好きなのか東芝ポータブル系機器で多く使われているスライドスイッチ式になっているのですが、起動には4秒程度程引きっぱなしにしなければならないなど割と面倒そうです。モードダイヤルも搭載されていますが内容が動画にマニュアル撮影、オート撮影に再生の次が転送と設定などと本格マニュアル撮影をできそうなモードダイヤルではなさそうですね。
CANON 10X OPTICAL ZOOM LENS
f = 5.7-57mm 1:2.8-3.1
光学10倍ながらもテレ端でF3.1とかなり明るいキヤノンブランドのズームレンズが搭載されています。東芝は自社で光学系ブランドを持っていなかったためかデジタルスチルカメラのアレグレットの一部機種ではキヤノンレンズを名乗り、デジタルビデオカメラであるギガショットシリーズの一部ではフジノンレンズを名乗っている機種がありました。これと同じスペックの光学10倍ズームレンズが富士フイルムのファインピックスS5000で見られますが果たして…
イメージセンサーは320万画素 1/2.7型 原色フィルター付きCCDが搭載されています。東芝のデジカメにありがちな1/2.7型という小サイズセンサーの搭載ですがこれは明るくてコンパクトな光学10倍ズーム達成のためには仕方が無いのでしょう。その為かISO 200くらいから割と深刻そうなノイズがのってきますが気にしない。
撮影時状態
起動時間はそんなに長いわけではないのですがスライドスイッチを長い間押し込んでいなければならないので結局総起動時間は長くなってしまうようです。
端子類
外部出力端子はビデオ系がミニプラグジャックにデジタル出力がUSBミニB端子とかなり揃っている気がします。外部電源端子はDC 5Vとなっているようですが電池が単3形使用なので充電機能はありません。
記録メディアは512MBまでのSDカードとなっているのですが、本当に512MBまでのカードしか使えないので注意が必要です。2GBどころか1GBのSDカードすら全く認識しないので使えません。
TOSHIBA DIGITAL STILL CAMERA MODEL:PDR-M700
TOSHIBA CORPORATION MADE IN CHINA
既に東芝デジカメの表示が英語になっていた後の製品なので表示は英語で東芝株式会社、製造国は中国となっています。一部の高級モデルやOEMモデルを除いて既に東芝デジカメは中国製が多くなっていたようなので珍しいものではないのでしょう。
電源は単3形電池を4本使用します
ニッケル水素電池を使用しても全く動作に影響は無かったので充電池を使うことが出来れば電池代を抑えれそうです。
価格:324円
状態:一部フォーカス合わず
入手難易度1<5 p="">東芝のデジカメそのものが出回りの少ないがオークションで粘れば割と出てくる。プレミア価格などは付きにくいので購入はしやすいが現代の使用に耐えうるようなハイスペック物は皆無。
5>
0 件のコメント:
コメントを投稿
お気軽にコメントをどうぞ