2017年12月4日月曜日
Apple QuickTake 200 Model No. M5709
Apple QuickTake 200は当時のアップルコンピューターより1997年2月18日に発売されたデジタルスチルカメラです。このQuickTake 200以降はスティーブ・ジョブス氏がアップルコンピュータに復帰してデジタルカメラ事業からの撤退をしたようなのでこの機種が最後のアップルデジカメになります。
購入価格は324円
あんまり見かけないある程度はレア物なデジタルカメラのようです。
リンゴマーク以外はまんまな見た目なのである程度は分かりそうですがFUJIFILM CLIP-IT DS-8のOEMモデルとなっています。アップルはデジカメをMacintosh周辺機器の1つとして販売していたようなので本気になって開発せず外部OEMにするのは分かりますね。でもFUJIFILMは自社デジタルスチルカメラを盛り上げていた傍ら、アップルやライカにOEMしたりとかなり相手先ブランドの製造もおこなっていたようです。
QuickTake 200
背面
背面にはスタイド式ボタンしか操作部が無いというのはクリップイット DS-8をそのまま引き継いでいます。オリジナルではFUJIFILMロゴだった部分はAppleロゴになっていますね。
搭載液晶モニターは1.8インチ液晶カラーモニターで画素数非公開ですが年代の割にかなりの高速駆動となっているようで追従性は良いです。画質や見やすさは年代なりですが。
天面
一時期デジタルスチルカメラで流行った操作部を背面ではなく天面にもってくるスタイルですね。パンフォーカス機なので焦点距離切替スイッチの他絞りスイッチやモードダイヤルがあります。クイックテイクオリジナルとして削除モードがマッキントッシュユーザーのためかゴミ箱マークになっているとか。
TV-Fujinon Lens F=5.7mm
レンズは単焦点でパンフォーカスなTVフジノンレンズを搭載しています。そのまま供給元のフジノンと書いてあるのでレンズブランド銘表示はクリップイットそのまま…と思ったらまさかのアップルオリジナルデザインでした。
イメージセンサーは35万画素正方形CCD搭載でVGAサイズ記録となっています。もはや現代では画質を語るレベルではない気もしますが現代でもメール用にVGAサイズは使ったりするのがよく分からんところです。
配色とかはほとんどアップルオリジナルになっていますが、これは当時のマッキントッシュユーザーがどう判断したんだろうか
記録メディアは5V 2MBのスマートメディアを使用します。大抵のスマートメディアリーダーは5Vでも3.3Vでも対応していますが5Vスマメそのものが入手困難な状況です。スマートメディア保護機能はこの年代でも搭載しており、メディアスロットカバーを開けると強制的に本体の電源が切れます。
各インターフェイス
外部電源は6V、映像出力はピン端子ことRCA黄色端子が付いていると随分アナログな感じがします。
焦点距離切替と絞り切替
QuickTake 200
Apple Computer, Inc. Model No. M5709
Made in Japan 6V 5W
富士フイルム製造なので日本製、販売会社はアップルコンピューターとなっています。でもモデル名のところに(DS-7)と表示があるのでベース機は富士フイルム DS-7という気が…
電源は単3形電池を4本使用となっているので現在でもふつうに使用可能です。この年代だと専用電池の場合ニカド電池になりそうですし、ニカド電池は長期間保存した場合の状態が心配なので乾電池仕様なのはよいですね。
現在でもふつうに動作して撮影もできそうなのですが5Vスマートメディアが無いので記録などは未確認となっています。640x480の画像になるので実用はとても無理でしょうし、現在は撤退してしまったアップルのデジカメというだけで価値が付いている状況でしょうか。
価格:324円
状態:故障なし
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