2020年1月26日日曜日

三菱重工 BEAVER 三菱重工エアコンディショナ SRK-402KR-W

二夜続けてのエアコンネタ、急速にエアコンブログ化している気がしますがまあエアコンの数があるのでできる謎のネタということで
一時期は全く知名度が無くなり販売も途絶えたような状況だったものの近年復活を遂げた三菱重工のビーバーエアコンです




 

 
三菱重工業 ビーバーエアコンSRK-402KRは平成元年(1989年)に発売されたスプリット形のルームエアコンになります。当時の一般販売価格や定価などは不明です。
 
 

デザインは80年代後半~90年代にありがちなカマボコ板型の長方形なデザインですが14畳用の4.0kw能力だけあって少し横に長い大き目の本体となっています。古く70年代から続く薄型のデザインで80年代後半になると最薄競争が起こっていたらしいこのエアコン形状ですがやはり省エネ性や風量の確保などで無理があったらしく90年代後半になると現代のスタイルに近い細長いタイプのエアコンが増えていったようです。実際にこの402KRも4.0kwとはいえ最大風量にしても現代の4.0kwエアコンの半分以下の風量しかないのでは。 
 
 

BEAVER
三菱重工のビーバーエアコンは長らく三菱重工のロゴはなくてBEAVERロゴが単独で表示されているようなデザインでした。最近になってエアコン本体にBEAVERロゴを付けずにMITSUBISHI HEAVY MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES CO., LTD.と書かれたロゴをエアコン本体に付ける傾向になったようです。  
 

運転ランプとワープランプなど
高級なインバーターモデルなので本体にもばっちりと記載されています。高価とはいえ登場初期の80年代前半のエアコンほど貴重では無くなったのかレベルゲージによる能力表示アピールなどは無いですが。ワープ運転というのは最大能力で一気に冷暖房をするというモードで近年のビーバーエアコンにも同機能が搭載されています。
 
 

パカっと
カバーを開けると電源スイッチと機種名表示がありました 
 
 

三菱重工エアコンディショナ 
冷房・ヒートポンプ暖房兼用 空冷・セパレート形

室内 SRK-402KR-W  室外 SRC402KR
定格冷房能力 4.0 / 4.0 kw  定格暖房標準能力 6.0 / 6.0 kw 製品質量 12kg

三菱重工業株式会社  
製造国表記は相変わらずありません。後に三菱重工業はタイ現地企業と合弁でMACO(Mitsubishi Heavy Industries-Mahajak Air Conditioners Co., Ltd.)を立ち上げてエアコン製造を行いますがこの頃では日本製ではないのでしょうか。
重量は12kgと当時のエアコンとしては標準的なものです。
 
 

室外機 BEAVER INVERTER
1990年付近のビーバーエアコン室外機の共通デザインであった右上にBEAVERロゴが貼られているスタイルになっていますがよく見るとINVERTERと表示されています。家庭用初のインバーターエアコンRAS-225PKHVが東京芝浦電気より1982年に発売されて7年程度、当時ではまだインバーターというのはアピールポイントだったのでしょう。
 
 

ビーバーロゴ
消えかかっているものの斜めにINVERTERロゴが
 
 

室外機銘板シールは風化によってほとんど読めません…
 
 

リモコン ワイヤードではなく液晶モニター付きのワイヤレスリモコンです
室内機や室外機にインバーターと書いてアピールする例はどこにでもあったのですがリモコンにまでインバーターと書いているのは珍しいのではないのでしょうか。温度設定ボタンがカバーの中に隠れているのに対し、ワープ運転ボタンは電源ボタンと同じ扱いを受けているということはよほど売りの機能だったのでしょう。時計表示など現代のリモコンとそう変わらない機能は有しています。
 
 
これも動態保存ということでコレクションではないものの保管しながら取り付けて使用していたら室外機故障により動作しなくなったので処分となりました。冷房は結構効いていて一応インバーター機なので昔の大食らい冷専よりは電気代も掛かっていません。コンセントは昔のエアコンにありがちな通称T形コンセントで時代を感じさせるものではありました。 
 

2 件のコメント:

  1. センサー部分を探しています。
    古いですがあるのでしょうか。

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    1. メーカー供給の純正部品はもはや供給されていません。
      センサー部分というのがどこのことを指すのか分かりませんが、一般的な室温検知用のサーモということならば近い特性の汎用品か別のエアコンから取って来てコネクタを繋ぎ変えて使用するということも出来なくはありませんが自己責任の世界になります。

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