2018年10月27日土曜日

maxell ZERO HALLIBURTON ZD3

 
アメリカAPW Zero Cases社がデザインをし、当時の日立マクセルが製造販売したマクセルのデジタルカメラ ZD3です。ゼロハリバートン部門がデザインをしたことによりスタイリッシュな事のほか10000万台限定生産モデルで固有シリアルの刻印、専用デザインのカメラケース等をうりにして発売された変わったデジタルカメラです。

 
日立マクセル ZD3は2001年10月10日にオープン価格で発売された1万台限定のデジタルカメラになります。
購入価格は200円
アタッシュケース等で有名なゼロハリバートン部門がデジタルカメラをデザインするというのは変わってますし、販売元が電池・記録メディアを手掛ける日立マクセルというのも変わっています。マクセルは過去にデジタルカメラを数機種発売していましたが何れもトイデジレベルでしたし。
Designed by ZERO HALLIBURTON Limited model
1万台限定ということをうりにしているデジタルカメラなので前面に個体番号が刻印されています。表示は00000/10000といったもので何台目に製造されたのかという感じが分かります。
 
 
  
背面
後述しますがまんま京セラファインカムSシリーズ系統のものです。当時の京セラSシリーズは数社にOEM供給されるなど人気があったらしいのでマクセルも同モデルを委託したのでしょうか。背面にmaxellロゴもあります。
UIはまんま京セラS3と同じで京セラ機を使われていた場合はあっさり使えるかと思われます。本気でデジタルカメラとして勝負したような機種ではないのでこんなものなのでしょうね。
モニターは1.5インチ 低温ポリシリコンカラー液晶モニター11万画素が搭載されています。京セラ機の特徴で電池持ちがイマイチなので見えにくいモニターより光学ファインダーを使った方がよさそうです。
 
 
  
天面
天面には何も印字されていません。ボタンの配置等はS3と同じです
 
 
  
ZOOM LENS
f=7.8-15.6mm

ブランド無しの光学2倍ズームレンズが搭載されています。非球面レンズ3枚含む6群7枚でF値はF2.8-F3.5となっています。マクセルには従来のレンズブランド等も無いためか無難にノンブランドということの表示になっているようです。
イメージセンサーは334万画素 1/1.8型CCD原色フィルターとS3と同じですね。この334万画素1/1.8型CCDというのは当時かなりの機種で用いられているだけあって安定したイメージセンサーですが、京セラ系の機種では彩度高めで塗りつぶし系という独特な描写となっています。 

  
  
撮影時状態
ステンレス製のボディにゼロハリバートンデザインを表したエンブレムが付いてます
 
 
  
端子系
充電はS3と同じくACアダプターによる本体充電となります
 
 
  
ZD3 HITACHI MAXELL., Ltd.
ASSEMBLED IN CHINA  PARTS MADE IN JAPAN

社名表示は日立マクセル株式会社、組立は中国で部品は日本製という表示になっています。京セラOEMの他社機種でも単にMADE IN CHINAの表示のみで済ましているものがほとんどですがマクセルの場合は京セラ表示と同じようにパーツは日本製というのが併記されていました。
ファインカムS3と同じなのでマクセルのZD3だけではないのですが三脚穴はほとんど端に追いやられています。ストラップ穴の位置もほぼ底面と珍しいです。

 

電池は京セラのBP-800Sというリチウムイオン電池を使用しますが、後継品種で大容量化しているBP-900SもしくはBP-1000Sも使用可能のようです。元となっているファインカムS3自体の電池もちが悪いのでこのZD3も電池持ちはよくありません。年代的に十数年たっているリチウムイオン電池は間違いなく劣化していると思われるので実使用する場合は電池を買い替えた方がよさそうです。
  
 
価格:200円
状態:使用可能
 

0 件のコメント:

コメントを投稿

お気軽にコメントをどうぞ