2015年9月1日火曜日

YAMAHA 内蔵CDドライブ CRW8824E CD-R/RWレコーダー

  
ヤマハがまだ光学ドライブ事業を行っていた時代のドライブです。ヤマハはDVDの時代になる前に光学ドライブから撤退してしまいました。最後期のドライブに搭載されていたCD-Rを高音質に焼く技術であるAudioMasterは有名ですが、その他のドライブはあまり存在感がないみたいです。AudioMaster機能も引き継いだPLEXTOR Premiumシリーズの方がが後期まで販売されていたので知名度が高いような。

いまどきCD ReWritableドライブなんて買い求める人は稀?なのでジャンクでも210円で購入できました。これでも一部の名機扱いドライブよりは高い値段で、すごいジャンクショップになると売るのが面倒なので無料だそうですw
一応本体のベゼルは専用っぽいデザインであり、ディスク挿入時と読み込み/書き込みランプは独立しています。他には当時のドライブには標準装備ながらも現在の環境では不要なステレオミニジャックとボリュームなんかもついています。ディスクトレーはカバーが倒れて本体が出てくるタイプではなくトレー本体が露出しているタイプなのでYAMAHAロゴのカバー部分は取り外すことが出来ます。YAMAHAロゴが配置されていたり、ランプが独立していたりとデザインは中々好みです。


  
裏面の端子です。
造りはしっかりしていて丁寧に端子の表記もあるのですが、ファンが見える通り発熱はすごいです。発熱は1時間程使用した直後に触るのを戸惑うほど熱くなっています。
現在はSATA接続になってしまっているのでMASTER設定や光学ドライブ本体にオーディオ端子なんてないですよね… 
ちなみにオーディオ出力は標準的なアナログ出力の他にデジタル出力にも対応しています。これらもIDE PATA接続ならではです。


   
YAMAHA  CD-REWRITABLE DRIVE  MODEL NO. CRW8824E
YAMAHA CORPORATION    MADE IN MALAYSIA
10-1 NAKAZAWA-CHO, HAMAMATSU-SHI,
SHIZUOKA-KEN 430-8650, JAPAN

MANUFACTURED: SEPTEMBER 2000

どうやらマレーシア製で2000年9月製造、マレーシア製だそうです。もちろん他社OEMではなく自社製造なのでしょう。会社表記はヤマハ株式会社 本社の静岡県浜松市の表記があります。
2000年というといよいよCD-R/RWが一般にも浸透してきてかなり普及してきた頃でしょうか。当時のドライブだけあって価格も2万円で激安と言われるほど高かったみたいです。内蔵モデルは定価3万円となります。





特にケースに耐震構造等は見られませんが、排熱口と思われる格子が2つ設置されています。とりあえずファンが設置されているので排熱不良による熱暴走等はなさそうですが、ピックアップは高熱を嫌う部分なので熱対策はきちんとされているかと思います。

2000年製造と古いためなのか空ディスクのMIDを全く取得してくれません。そのためライトストラテジによる高品質な書き込みは期待できない…かと思ったら専用CD-rドライブだからなのかこれで焼いたCD-DAは他のマルチドライブより高音質な気がします。音の情報量が増えているという感じか…
太陽誘電シアニンCD-Rよりも台湾製フタロシアニンCD-Rの方が焼くのが得意?という感じがします。低速焼きすれば焼きムラは目に見えない程少なくなります。


 CDドライブ当たり前なのですが左列以外はすべて×印です。地味ですがバッファは4MBも搭載しており、当時の同機能ドライブは2MBが多いので約2倍です。ヤマハはバッファアンダーランを防ぐ独自技術を開発していたりしたのでそこらへんに自信があるのでしょう。ファームウェアは最新版が公開されていますが、ヤマハのドライブサポート終了に伴いページが閉鎖されてしまったので現在はダウンロードすることが出来ません。といっても特定のゲームディスクの読み取り精度の向上とあるのでPSソフトがより読み取れるようにでもなったのでしょう。
 
価格:216円
故障:なし
 

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