2017年12月6日水曜日
FUJIFILM FinePix AV100
富士フイルムがかつて販売していた廉価なデジタルカメラのA, AVシリーズであるFinePix AV100です。発売は2010年5月頃で価格はオープンですが実売5千円付近で販売されていた超廉価機種になります。
そもそもの後期ファインピックスAシリーズは台湾へほぼ丸投げという斬新なコストカット方法で廉価帯機種のマンネリ解消といったような狙いがあったようですがメーカーデジタルカメラ高級機種以外撤退という方針により消滅しております。
デザインは後期ファインピックスA AVシリーズではおなじみでほとんど同じものですね。正直フェイスデザインのみではほとんど見分けがつかないほど他の同シリーズ機種とにています。
背面
操作部やUIはオリジナルのようで操作系はできるだけ旧富士フイルム系の操作に近づけているらしき感じです。
モニターは液晶TFTカラーパネル 2.7インチ23万ドットと廉価機にしては妥当なスペックです。標準機よりは画素数が少な目というくらいですかね。激安機種といってもさすがにトイデジレベルまでではないので再生ボタンや各操作ボタンは独立しています。
FINEPIX AV
電源ボタンとレリーズボタンの形状が一緒で場所も近いので押し間違えそうですが、別に廉価機では気にもされなかったのでしょう。
FUJINON ZOOM LENS
3X f=5.7-17.1mm 1:2.9-5.2
フジノンブランドの光学3倍ズームレンズを搭載しています。このレンズユニットは富士フイルムが開発に関係した数少ない箇所であり、レンズ性能を監修後FUJINONブランドを府付与という形式をとっていたようです。
イメージセンサーは1220万画素 1/2.3型CCD 原色フィルターとなっています。画像処理エンジンに付いての言及がないのも廉価機アルアルでしょうか。
撮影時状態
電池ボックスとなっている部分がグリップとなります
電池が入っていない部分でもそれなりに厚め
DIGITAL CAMERA AV100
FUJIFILM Corporation MADE IN CHINA
販売元は富士フイルム株式会社、製造国は中国となっています。
底面には内蔵スピーカーに三脚穴があります。スピーカーが付いていることからも一定以上の性能のあるコンパクトデジタルカメラというのが分かりますね。
電源は単3形アルカリ乾電池もしくはニッケル水素電池を2本です
当時でも徐々に少なくなっていた単3形乾電池を採用していたもこのシリーズが売れていた理由かもしれません。もちろん値段の面が大きいかと思いますが。
使用感などは液晶割れ個体のため未評価です。ジャンク数が多い上に各機種のスペック差異がほぼ無いので割と部品入手はできそうですが。
2013年の廉価デジカメ撤退宣言の年に国内ほとんどのデジカメメーカーが廉価機からの撤退を表明しましたが富士フイルムやパナソニック、リコーペンタックスのように完全に高級機のみを残したメーカー、キヤノンやニコンにソニーなどなんだかんだいって廉価機種を残したメーカー、ジェネラルイメージングやコダックなど会社ごと無くなったメーカーなどに分かれましたが、つい5年程前までこれら全てのメーカーの廉価機種が並んでいたというのが信じられない気もします。
価格:540円
状態:液晶パネル割れ
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