2018年4月27日金曜日
Konica Revio KD-410Z
現在では会社統合済みでブランドは存在しないKonicaの統合前に発売されたコンパクトデジタルカメラです。
コニカ レビオKD-410Zは2003年4月に発売されたデジタルスチルカメラになります。当初のコニカデジタルカメラはDigita Revioシリーズということで展開されていましたが、最終世代のKD-410ZとKD-510ZではDigitalが外されてAPSフィルムカメラ時代と同じRevioという名称になっていました。
Konica Revio KD-410Z
4.0 Mega Pixels
コニカロゴの位置も廉価機KD-400Z、KD-500Zと比べると変わってます。
背面
コニカデジカメ後期ではずっと同じようなレイアウトでコニカミノルタでもG600のみ受け継がれたので割とずっと使われたデザインですね。空スペースが多くて液晶が小さいというのは時代相応でしょう。
操作系は今の感覚からすると直感的ではないいまいちな感じでメニューが階層化されているうえにSETボタンがあるにも関わらず右キーが決定だったりとややこしい部分があります。ファームウェア更新で撮影中のキー割り当てが出来るようになったのは良かったのですがね。ファームウェアを更新するとサウンド系などが変更されるのですが、ヘキサーRFを再現したとされるシャッター音は変更されません。
天面
SDカードとメモリースティックのロゴがあります。レンズ繰り出しもこのくらいの長さです。
ZOOM HEXANON
f=8-24mm 1:2.8-4.9
光学3倍ズームのヘキサノンレンズが搭載されます。KD-400Z登場までのほぼOEMのデジカメ機種ではKONICA ZOOMレンズ搭載でしたが、自社開発後は再びヘキサノン銘へとなりました。
イメージセンサーは400万画素 413万画素 原色フィルターを搭載していて当時では画素数は普通でしょう。処理エンジンは高速起動などを実現したSignal Processing Engineを搭載です。
ISO感度は100相当固定で変更不可、測光は中央かスポットのみという割と玄人志向な仕様です。そのためISO感度の調整が可能のKD-510Zの人気が最後まであったみたいですね。
なんだか終盤のAPSカメラに見えないことも無い気も
価格的に決して廉価デジカメではないのですが、デジタル端子は最後までむき出しでした
底面
KONICA PHOTO IMAGING CORPORATION
Model : Revio KD-410Z
Made in Malaysia
社名表示はコニカフォトイメージング株式会社、マレーシア製となっています。コニカフォトイメージング株式会社というのはミノルタ統合の際にコニカ持株会社化のため会社分割して登場した会社とのことで1年程しか存在しなかったようです。
三脚穴はやっぱり端っこに配置されていてプラスチック製です
使用電池はリチウムイオン電池のKonica DR-LB4もしくはKONICA MINOLTA NP-600を使用することになっています。高速性と画質を追求したセッティングだったようで電池持ちは当時からそんなに良い方では無かったようです。
記録メディアは内蔵メモリーもしくはSDカードとメモリースティックPROを使用します。メモリーカードはデュアルスロットとなっているのでSDカードとメモリースティックが同時挿しできるというのが変わったポイントでしょうか。内蔵メモリー使用時は撮影画像サイズが640x480に固定されます。
画質は概ね評判通りのシャープネスが効いた淡い発色の傾向となっています。ISO100固定と中央測光という点が扱いずらいですが、晴天屋外ではカリカリ画像を期待できます。
価格:1000円
状態:故障なし
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