2018年5月7日月曜日

NEC デジタルカメラ Picona PC-DC200K Windows キットモデル

  
NEC デジタルカメラ PC-DC200K
Picona ピコナ Windows キットモデル

たった2機種しか存在しないNECのデジタルカメラのうちの1つで最終機種となったNEC Picona PC-DC200となります。このモデルはWindowsキットモデルとなっているので末尾にKがついたPC-DC200Kという形式になっていますね。

NECデジタルカメラ Picona PC-DC200は1997年3月に日本電気株式会社より発売された35万画素のデジタルスチルカメラになります。発売価格は型番にKがついたWindowsキットモデルで7万9800円、単体だと6万9800円となります。当時では液晶モニターのついたデジタルカメラでは世界最少だったらしく、軽量という点やNECのPCとの親和性をアピールしてデジカメ市場のシェア10%を狙って開発され、後継機種の発売も検討されていたとのことですが結局はNECデジカメはこの機種で最後となってしまいました。その後NECのスマートフォンMEDIASシリーズなどでもカメラを搭載していたものの携帯事業からも撤退しているのでNECはデジカメから縁遠くなってるようですね。ちなみにNEC最初のデジタルカメラはCマウントなPC-DC401となっています。

購入価格はジャンクで1080円
付属品ほぼ完備でWindows用のケーブルとフロッピーディスクもちゃんと付属していたのですが、何故か本体が2個も入っているという謎の状態でした。
   
  
  
付属品一覧
2MBとはいえ当時では大変高価だったコンパクトフラッシュに大容量バッテリボックス、カプラー形状なACアダプター、ソフトケースまで付属しているなど割と豪華だったようです。
 
 
  
特徴一覧
解像度がVGAサイズだったり、このサイズで超小型を謳っていたりと時代を感じさせる無いようです。対応するWindowsもWindows95と年代ものみたいですね。
 
 
  
別売りオプション一覧
PC98シリーズ、DOS/V対応機用接続ケーブルや純正ニッケル水素電池バッテリパック、充電器セットに大容量コンパクトフラッシュ(15MB)やPCカードアダプタというものが並んでいます。フラッシュユニットはPC-DC200-24という型番で別売りだったようで発売定価6,800円となっています。
  

  
付属品一覧
やたらNECロゴのデカいACアダプターが目立ちます
 
 
  
本体
一時期MiniDV時代で多かった縦型デジタルビデオカメラのような形状となっていますがデジタルカメラです。高さは単3形電池2本分くらいなので当時としては確かに小さいサイズだったのでしょう。側面に記録画質モードを切り替えるスライドスイッチがありますが、記録サイズが変更されるわけではなく圧縮率が変更される仕様となっています。
 
 

背面?
スライド式の電源兼モードスイッチがあります。CONTというのは連写モードとなっており、記録解像度が320x240と半分になる代わりに6枚の連写が可能です。
 
 
  
ご自慢の液晶モニター
1.8インチのファインダーを兼ねる液晶モニターとのことですが画素数不明、MIN液晶なのかやたらカクカク駆動となっています。こればかりは年代故に仕方ないですが光学ファインダーの無い当機種で当時どれだけ受けたのか分かりませんね。
 
 
  
中には液晶モニターの輝度調整ダイヤルと仕様書きがあります
 
NEC PC-DC200K デジタルカメラ
日本電気株式会社  MADE IN JAPAN

社名表示は家電事業のNECホームエレクトロニクスなどではなくNEC本体な日本電気株式会社となっています。
 
 
  
上部
別売りフラッシュユニットが発売されていたりしたのでホットシュー付きでアクセサリーが付けられます。普通の専用ストロボが装着できなかったので専用の可能性が高そうですが。
  
 
  
NEC DIGITAL CAMERA LENS
f=4.9mm F3.8

自社ブランドっぽい単焦点のパンフォーカスなレンズを搭載しています。F3.8とそこそこ暗いですが35mm版換算で35mmといった焦点距離になっています。書類や名刺を撮影するためにマクロ機能が付いていますが焦点距離は不明です。
イメージセンサーは35万画素 1/3型プログレッシブCCD 原色フィルターと時代なりのものです。記録解像度の変更はできず圧縮率で画質モードが分けられています。記録ファイルも一般的なJPEGに何故か非圧縮のBMPが選択できるのも変わったところです。
 

  
背面の黒い丸いボタンがレリーズボタンとなっています
押しにくい…
 
 
  
コンパクトフラッシュ挿入口
端っこになっていますが三脚穴もちゃんとあります
  
 
  
元々の状態では単3形電池を2本使用します。使用電池はアルカリ電池もしくはニッケル水素電池でニカド電池はサポートされていません。しかし、この機種はもとから単3形電池2本では電池持ちが非常に悪いのが分かっていたのか付属品として単3形電池4本で使用できるホルダーが付属してきます。
 
 
  
記録メディアはコンパクトフラッシュカードでNECブランドの2MBなコンパクトフラッシュが付属してきます。2MBで標準画質約35枚の撮影が可能となっています。
 
 
  
電池4本ホルダー使用時
縦にさらに大きくなって世界最小ではなくなりますね
 
 
  
電池ホルダー装着時でもメディア出し入れは出来るようになっています
 
 
  
電池4本ホルダー使用時には充電池の使用が禁止となるようです。単3電池を2本並列接続しているような構造なので電流面で危険があるのでしょうか。
 
 
  
製造は1997年7月となっていて日本製です
今から21年も前のデジタルカメラですね
 
 
  
説明書
  


ACアダプターは本体電池ボックスを取り外して装着するような変わった形状となっています。この辺りがどうもゲーム機というかパソコンっぽいような…
 

説明書背面にはNEC・NECホームエレクトロニクスの表示があります。バーコードの登録事業者は日本電気株式会社とNECのものでしたが。

この機種は当時のデジカメ全般に言えることですが、現在のように完全な記録用のカメラではなくあくまでパソコン用入力装置として想定されていたような感じとなっています。用途の1つとして名刺や書類の取り込みがあったり、パソコンで画像一覧表示ができるように自動でHTMLファイルを形成したりとパソコン周辺機器としての役目が想定されていたのは間違いないですね。対応OSがWindows 95故に現在と事情は全く異なっていると思うので現在のパソコン環境と比較はできませんね。
 
価格:1080円(化粧箱、付属品、本体2台)
状態:使用可能
  

2 件のコメント:

  1. ที่ประเทศญี่ปุ่นตอนนี้ 20 พ.ย. 2023 ยังคงมีอุปกรณ์หรือกล้องตัวนี้ขายอยู่ที่ไหนบ้างในประเทศญี่ปุ่นครับ ?

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    1. いいえ、販売されていません。

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