2018年5月16日水曜日

FUJIFILM X10

  
現在ではデジタルカメラ市場のスタンダードになっているらしき高級デジカメの先駆け?なフジフイルム X10です。この機種が発売された2011年当時は市場縮小しながらもまだ廉価デジカメがそれなりにあった時代ですが、富士フイルムはこれら高級Xシリーズの成功を元に廉価~ミドルデジカメから後に撤退し高級コンデジ・レンズ交換式ミラーレス一眼へとシフトすることになります。

 
FUJIFILM X10は2011年10月22日にオープン価格で発売されたデジタルスチルカメラです。シリーズは高級機種のXシリーズで第2弾のXシリーズとなるデジタルカメラです。
Xシリーズはマニュアル撮影機能や高画質だけがウリの高級機種というわけではなく、初代のX100からクラシカルデザインを基調にしていたのでX2代目のX10も革張りでファインダー搭載とクラシカルデザインとなっています。レンズキャップは手動で金属製、前面にはフォーカス方式の切替ダイヤルが配置されています。
 
 
  
背面
操作UIは今までのファインピックスシリーズをベースにマニュアル撮影に対応したようなものになっていますのでファインピックスシリーズからの乗り換えは簡単だったと思われます。構造上ズームボタンがありませんのでレビューの拡大ボタンなどは他ボタンと兼用する形式となっています。カーソルキー周囲の他、上部にもダイヤルキーが配置されているのでマニュアル撮影にも対応した操作系キーでしょう。ホットシュー下部にはアピールするかのようにMADE IN JAPANの印字があります。
液晶モニターは2.8インチ 46万ドットと当時の同クラス機種と同じか少し劣るくらいでしょうか。他社ではソニー製コーティング仕様92万ドット 3インチモニターを多数採用していたような時代なので画素数だけ見ると半分程度といったスペックです。
 
 
  
FUJIFILM X10
FUJINON LENS SYSTEM

ホットシューにモードダイヤル、露出補正ダイヤルと高級機だけあって充実しています。当時はEXRセンサーとプロセッサーを売り出していた時期なのでこの機種にもEXRモード搭載で4つのEXRモードから選択できます。他自動にP/S/A/Mモード、カスタムが2つにSPモードなどは過去の高級ファインピックスシリーズでも存在してます。
 
 
  
FUJINON ASPHERICAL LENS
SUPER EBC f =7.1-28.4mm 1:2.0-2.8

光学4倍ズームで明るくてスーパーEBCフジノンアスフェリカルレンズが搭載されています。従来のファインピックスシリーズでは単にFUJINON ZOOM LENS表示がほとんどだったのですが、新規立ち上げなXシリーズでは専用レンズデザインとなりました。最大の特徴は手動ズームという点であり、鏡筒を手動で繰り出すことによって電源が入ります。F値もテレ端F2.8と明るめのレンズとなっていますね。
イメージセンサーは1200万画素 2/3型 EXR CMOSとなっています。先発で最上位機種なX100ではAPS-CサイズのCMOSに単焦点レンズという仕様でしたが、X10はそれをお手軽にしたようなスペックとなっています。画像処理エンジンはEXRプロセッサーです。
 
 
  
外観
クラシカルに全振りしたようなデザインです
 
 
  
側面
本体は大き目だが厚さは普通かも

 
  
底面
高級機種だけあって三脚穴は金属製となっていました。
FS DIGITAL CAMERA X10
FUJIFILM CORPORATION  MADE IN JAPAN

背面に印字があったように当時としては珍しかったらしいMADE IN JAPANをアピールしています。このX10はファインピックスシリーズではない扱いのようです。
 
 

電池はリチウムイオン電池 FUJIFILM NP-50を使用します
この電池はファインピックスFシリーズやペンタックス等も使用していたものなので意外と入手性は高いと思われます。どうやらパナソニック製のようですね。
 
 
価格:16,200円
状態:使用可能

 

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