2020年7月13日月曜日

TOSHIBA 東芝ルームエアコンディショナ 大清快 RAS-G255DR(W)

2020年6月に発売されたばかりな東芝ルームエアコン大清快新商品G-DRシリーズの2.5kwモデルです。従来では東芝エアコンのフラッグシップシリーズとして販売されてきたDRシリーズですが今年はどうも昨年までと事情が大きく異なるようで… 





東芝ライフスタイル RAS-G251DRは2020年6月頃に発売されたルームエアコンです。価格はオープンですが実売は20~25万円程度で販売されていると思われます。
大きく異なるという事情とは、今年からこのDRシリーズは東芝ストアー(地域系列店)の専売モデルとなり量販店ルートなどは一つクラスが下なDTシリーズが最高クラスとなりました。ただし、東芝キヤリア製造東芝ライフスタイル販売な住宅設備用ルームエアコンではG-DRHシリーズとして従来どおりDRシリーズの販売が継続されているのでDRシリーズが無くなったのはあくまで家電量販店や一般ネット通販ということになります。といっても主にエアコンが売れるのはそれら2つだと思われるのですが。昨年F-DRシリーズまでの東芝ストアーモデルには末尾にSが付けられていてF-DRSシリーズとなっていたのですが今年は量販店に同シリーズが存在しないためSが省かれG-DRというネームになっています。
 
昨年F-DRシリーズとの機能面の差は無線LANに対応しIoLIFEアプリに対応したくらいらしく他の新機能面でのアピールはされていません。昨年のF-DRで冷房能力がアップし1リットル洗浄が追加、プラズマ空清に加えてプラズマ脱臭も追加など大きく機能面が変わったのでそこまで新規機能の追加は必要なかったのかもしれません。
 
 

本体デザイン
正直昨年どころかB-DR世代から全く変わっていないので見慣れたものですかね。ピコイオン放出口を除けば2014年のSDRシリーズより全く変わっていないデザインです。
各社フラッグシップ級のエアコンは前面パネルも巨大化する傾向にありますがDRシリーズは一枚に成形されたプラスチックのみというものなので非常に軽くて簡単に開閉できるのは変わりません。ルーバーも大きなものを2枚付けているというのも同じです。
  
 

運転ランプと掃除中のランプ
一時期の東芝家電の統一デザインとしてこの丸型ランプが使われいた時期がありましたがエアコンやテレビではまだ継承されているようです。
 
 
  
運転中
中央の青いランプはDRシリーズのみに搭載されているエアモニターですがこれもSDRより変わっていないので6年間そのままですかね。以前は温度やパワー、電力など数字を表示するモニターが付いていましたがGDRで白色のみのシンプルなエアモニター表示のみとなり、現行デザインになったSDRシリーズより色のみで表示するエアモニターとなっています。このエアモニターはリモコン設定で簡単に消灯することが可能ではあるのですが使用されている家庭を見ても知ってなのか知らないのか消灯して使用されているところは滅多に見ません。
 
 
  
エアモニターはこんな感じで2個のLEDより投影するような感じで光ってます
直に光が向けられてはいないのであまりまぶしくはありません 
 


空清運転開始直後や空気の汚れを感知するとエアモニターは赤色に光ります
強い赤色という感じではなく控えめに光るので違和感はあまりありません。エアモニターは光る場所の横あたりにある空気センサーで判断して光るようです。
  
 

吸い込みグリル(前面パネル)を開いたところ
この構成もずっと変わっていないもので前面に電源や制御基板が配置されている、湿度センサーや応急運転ボタンがあるというのも変わりません。 
 
 

制御基板の上に貼ってある禁止事項や掃除ボックスに関する説明
フィルターの取り外し方取り付け方が書いてあるのですが、柔らかい自動掃除機種のフィルターは簡単に折り目が付いて使えなくなるので慣れない場合は外さない方がよさそうです。2枚で3000円くらいしますし。
  

応急運転ボタン… ですがなんだか違う
以前まではもちろん応急運転と強制冷房のみのボタンでしたが今年のG-DRから無線LAN機能が追加になったことで、本体のこのボタンが無線LAN設定を担うことになりました。応急運転ボタンと合体しているので無線LAN設定しようとしたら応急運転が始まってしまったり、逆に運転が止まったりと不便ですが昨年度リモコンをそのまま使いたいためにこうなったのですかね。下位シリーズのG-DTやRシリーズ等はリモコンに無線LAN設定ボタンがあるので本体を触る必要が無い設計です。
  
 
  
専用リモコン 
名前はナビリモコンでG-DRの他暖太郎のDRNEシリーズも同じようなリモコンを使用しますが暖房特化故にDRとは少しボタン配置が異なります。
このリモコン自体も原形は2010年モデルのUDRシリーズよりそのままなのでもはや10年目となってます。2011年JDRで白くなったり2014年SDRでピコ空清ではなく空清になったり、上部にあったおしえてボタンがカバー内に移動したり色々変更はされてますが。
 
 
  
型式:WH-RA02B J
コード:43066075
型式がはっきり印字されているので故障時の再注文は簡単ですが、高級エアコン機種ゆえにリモコンも高級で取り寄せると6000円から10000円くらいするので出来れば無くしたりしないように… 
 
 

カバーを開けるとさらに操作ボタンがあります
快適気流とか入切併用タイマーとかおしえて機能とかこのシリーズのうりのはずですが一体どれくらいの割合で使われているのだろうか。
従来の東芝エアコンでは空清で集塵したチリやゴミは冬の場合、翌シーズンの夏まで本体にため込むのがネックでしたが近年の機種では手動掃除をメニューより選択することによって冬の寒い時期でも1リットル程度の結露水を集めて洗い流すことができるようになりました。掃除中は寒くなるのが難点なので部屋を退出して使うのがよさそうですが。
  
 

やっぱり本体でっぱりは相当あるので圧迫感というかせり出す感じは結構ありますね。重量も16kg程度あって結構重いですが中級機のDTとかRもかなり重くなってるのでなんだか軽量化とかはされずにそのまま重くなり続けそうな気が。 
 
 

東芝ルームエアコンディショナ(分離形) 
形名 RAS-G255DR(W)  製造年 2020年  総質量 16.5kg
電源 単相 100V 50/60Hz   定格電圧 100V 定格周波数 50/60Hz

冷房能力 2.5kw  標準暖房能力 2.8kw  
組合わせ室外ユニット形名 RAS-G225ADR  MODEL:MM1113
東芝ライフスタイル株式会社  
製造元 TOSHIBA CARRIER (THAILAND) CO., LTD.  (タイ国製)

 
東芝ライフスタイル販売の東芝キヤリアタイランド製造というのもずっと変わらずそのままでした。銘板の横にはIoLIFEの設定で使用するQRコードが追加されており、このコードを読み込むことで自動設定が可能となっています。左には日本冷凍空調工業会の検定証シールが貼られていますが、発売発表前にこの工業会に認定済み機種としてG-DRシリーズが記載されていたのでネタバレしていたという。
無線LAN表記のところにMODEL:MM1113と表示されていますが、これはWiFi用のモジュールらしくMidia製で2018年頃に開発されたようです。エアコン自体は東芝キヤリア製ですが無線LAN周りは従来のIoLIFEアプリとの連携もありMidia開発になったようです。
 
 

説明書とお掃除ノズル
従来では説明書は取扱説明書と施工説明書の2枚のみでしたが、今回からIoT機能が付く関係でアプリ活用ガイドという説明書も追加になっています。
お掃除ノズルはダストボックスに溜まったゴミを掃除機で吸い取るためのもので下位シリーズとほぼ同じですがDRシリーズに付いている物は収納袋に掃除説明が付いています。
 
 

室外機 なんだか変なのが写ってる…
今までと変わらないデザインでTOSHIBAロゴも赤色のシールなのも同じです。DRシリーズの室外機は機能面以外に下位シリーズの違いとしてネジや架台用の部分まで塗装されている、ネジがプラスチックのワッシャ付き、吸音材多め、底部まで塗装されてるという違いがあります。
エナジーセーブコンプレッサーによる他社他機種より非常に小さな最小運転が可能というのもそのままです。
  
 

東芝ルームエアコンディショナ 室外ユニット(分離形)
形名 RAS-G255ADR

電源 単相 100V 50/60Hz
圧縮機出力 1.100kW
冷媒 R32   封入量 0.73kg
総質量 32kg
東芝ライフスタイル株式会社  日本製

 
室外機仕様もあまり今までと変わりません。DRシリーズの室外機はE-DRのあたりで突然タイ製から日本製に変わりましたがG-DRでも日本製のままとなりました。不思議なのが暖太郎のDRNEシリーズは室外機がタイ製なのですが、室外機大きさや仕様も異なるのでラインが全然違うとかなのですかね。 
 
 
測定とか運転状況とか調べようとしましたが、面倒でそのまま…
正直IoT機能以外は昨年のF-DRシリーズと同じらしいのであまり面白くない結果になりそうなものですが。エアコンの機能自体は完成されていてPM0.1まで集塵するプラズマ空清脱臭や50W以下で運転できる最小能力、3つのセンサーで自動運転するecoモードなど色々使えます。 
 



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