2016年2月23日火曜日

SONY デジタル一眼レフ α300 DSLR-A300 ボディ


 
ずっと前に購入していてブログ画像を撮り続けていて何回かチョイ役で画像にも登場しているのに、今更のブログネタなデジタル一眼レフです。


SONY α300はかつてのα Sweet Digital系のエントリーデジタル一眼レフです。
SONYブランドのデジタル一眼レフはコニカミノルタから買収したαシステム系から商品化された一眼レフなので当然マウントもαマウント(Aマウント)となっています。コニカミノルタ時代のデジタル一眼レフのイメージカラーはなんだか青系だったみたいですが、買収されてSONYブランドになってからは一新されてオレンジ色とされました。イメージカラーのオレンジはαロゴやマウント周りのリングに使われています。
 
販売価格はオープンですが大体ではボディのみで約7万円程度と入門機な価格なのでミノルタ時代のAマウント資産を所持している方でも割と購入しやすそうな価格であります。本格的に撮影するとなるとフルサイズに行ってしまうかもしれませんが。
同じエントリークラスのα350の弟分という位置づけだったらしくAPS-CサイズのCCDの画素数が少し低かったりと一部の性能が若干下に設定されているみたいです。さらにエントリーなα200も併売されていたのでエントリークラスが謎の充実をしていました。
ボディのデザインはコニカミノルタ時代からそんなに変わっておらず、普通のデジタル一眼レフな形状でグリップもちゃんとしているのでホールドしやすいです。グリップ上部にはセンサーが配置されていることが分かります。
 
 

液晶モニターは2.7型と超大型ではありませんが、当時の一般的なサイズとなっています。画素数は23万ドットと古さ故にコンパクトデジタルカメラ並みに少ないのでライブビューでのMFは難しいかもしれません。
電源ボタンはスライドスイッチ式ですが、その電源スイッチとほとんど同じ大きさのスイッチが手振れ補正のオン/オフというのはボディ内センサーシフト手振れ補正をウリにしていたコニカミノルタらしい雰囲気です。キーの配置もコニカミノルタ時代からそんなに変わっていなかったりするので。
 
その手ブレ補正スイッチの上の十字キーはもちろん設定画面や再生画面などでは十字キーとして動くのですが、撮影時ではAFボタンとなるところがよく分からない気がします。
右に見えるランプはメディアアクセスランプなのでメディアにアクセス中には赤色で点滅します。
 
 

ボディ上部
モードダイヤルのポートレートのイラストがすごくミノルタっぽいですがここも譲り受けた部位なのでしょうか。上部にもボタンがいくつかあり、ライブビューと光学ファインダーとの切替スイッチ、連射とセルフタイマーの設定やISO感度の設定はワンタッチのボタンがあります。シャッターボタンの上にはマルチに使用するジョグダイヤルが配置されているので絞り優先モードやシャッタスピード優先モード、マニュアル露出モードではお世話になるでしょう。
マルチ接点がありますがミノルタ・ソニー系のアクセサリのみに対応で一般のシンクロ接点汎用ストロボなどは使用できません。
 
 

レンズマウントはαシステム(Aマウント)
撮像素子は1080万画素のソニー独自なAPS-C Super HAD CCDが搭載されています。現行のデジタル一眼がほとんどCMOSやLive Mosになってしまってから久しいですが、CCDの画の方が好みということでこの年代のデジタル一眼レフに戻ってくる方もいらっしゃるみたいです。この撮像素子だけではなくライブビュー専用のイメージセンサーも搭載されており、ライブビュー時には1,200分割測光が使える仕様となっています。そしてダイナミックレンジを広くする機能であるDレンジオプティマイザーも使用されている模様。
センサーダストの除去機能も搭載されており、電源OFF時やリチウムイオン電池パック挿入時に細かい振動が伝わってきます。最近のものほど完成されているわけではないらしく、稀にホコリがセンサーのローパスフィルター上にくっ付いていたりしますが。
マウント部の横なボディ右下部には画素数である10.2MEGA PIXELと記載されていました。この表記はなんだかサイバーショットのCarl Zeiss(主にVario-Tessar)レンズを使用したWシリーズっぽいですが高画素数をアピールしているのでしょうか。

 


SONY®   DIGITAL SLR CAMERA   
 Li-ion    MODEL. NO. DSLR-A300  
MADE IN JAPAN    Sony Corp.   
 
コニカミノルタ時代のα-7 Digital及びα-Sweet Digitalはマレーシア製だったのですが、何故かソニーに売却されたあとの一時期はデジタル一眼レフの原産国が日本になっています。工場をそのまま譲渡されてそのまま新商品の製造を続行というわけではなくコニカミノルタの一眼レフの工場が日本に残っていたのか、それともソニーの国内工場に製造設備を持ってきたのでしょうか。当然といえば当然なのですが、三脚穴はちゃんと光軸上に配置されていて金属製ですね。
バッテリースロットカバーはちゃんと造ってあり、華奢ではないので開閉しているうちに勝手に破損ということは少なそうです。メディアであるコンパクトフラッシュのスロットは別に配置されているのでバッテリースロットカバーを触るのはバッテリーの充電時くらいになるかと思います。
 
 


専用リチウムイオン電池パックはInfoLITHIUM Mタイプとなっていますが、中央部が窪んでいる形状のものが使われているので過去のサイバーショットシリーズやハンディカムシリーズなどで使われていた窪みの無いタイプは使用できません。この窪みのあるインフォリチウムMタイプは他のαデジタル一眼レフでも使用されていたみたいです。
 
SONY®   MODEL NO. NP-FM500H
BATTERY PACK 7.2V  11.8Wh   Li-ion
SONY Corp.   MADE IN JAPAN 
 
本体に加えてリチウムイオン電池パックまでもが日本製とは現代としては中々贅沢な組み合わせではないのでしょうか。本体ボディが日本製でも電池パックは中国製となっているパターンがほとんどなので。
 


メディアはコンパクトフラッシュ及びメモリースティックも使用できるとなっていますが、メモリースティックの場合はメモリースティックをコンパクトフラッシュに変換するアダプターを使用しなければならないので随分と強引な表記となっています。当たり前かもしれませんが4GBのコンパクトフラッシュも普通に使えて割とスピードが出ているみたいです。
このスロットにはコンパクトフラッシュだけではなくマルチ出力端子もあります。折角のデジタル一眼レフなのに外部拡張端子がミツミ8ピンのUSBだけというのはさびしいですが、年代が古いのとエントリーの入門機クラスなので仕方がないのでしょう。年代的に無理というのは分かっていますが、HDMI出力が出来てテレビで観賞くらいはしてみたいところです。
 
 


ご自慢のライブビューに使用する液晶モニターですが、さすがにバリアアングルというわけにはいきませんがチルト式となっています。しかし、最近のコンパクトデジタルカメラのように自撮りまでできるような角度までチルトするわけではなく、画像のようにマクロ撮影などで有利になる程度までしかチルトしません。これだけでもチルトしてくれるとかなりありがたいのです。
少し大型系の液晶モニターだからなのか付いているSONYロゴは控えめサイズとなっています。
 


割と最近のMINOLTAブランドのレンズであるMINOLTA AF ZOOM 28-80mm 1:3.5(22)-5.6 Dを付けてみたところ。レンズがシルバーでボディがブラックと色違いになっていますが、あまり気にするレベルではないのではないのでしょうか。このミノルタレンズはかなり安価でミノルタっぽい画質ではないという評価を受けたみたいですが、マクロもある程度使えてデジタル一眼レフでもそれなりに性能を発揮するという使えるレンズとなっています。安いのでプラスチックマウントで外観がプラスチッキーなのは仕方がないですが。
 
 
当時としては先端の画像処理エンジンであったBIONZとそれなりの画素数でAPS-CサイズのCCDセンサーということでレンズにもよりますがはっきりとした発色や解像感などは楽しめると思います。当時のソニーのJPEG撮って出しの色は割と評判が良かったこともあってJPEGでも結構きれいに撮れているのではないのでしょうか。サイバーショットのソニーっぽい発色でオートでは超コッテリというわけではなく割とアッサリとした味付けでうs。
Aマウントのレンズならば制限なく使えるだけではなく、ボディ内手ブレ補正なのですべてのレンズで手ブレ補正可能でAFもAEも使えるということで過去のレンズを使うにしても便利だと思います。Dレンジオプティマイザー機能をONにしていても結構自分で露出してやらないと白とびしてしまいますが、これが仕様なのかは分かりません。ISOはCCDセンサーということで800以上になると結構厳しくなってくる感じです。
インフォリチウム電池採用でソニーのデジタルビデオカメラのようにはっきりと電池残量が表示されるなど入門機としては最適な機種なのでした。
 

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