デジタルカメラではないかもしれませんが、デジタルカメラ用交換レンズなのでこの分類で。
そもそも、今までキヤノンの分類ラベルが無かったことに驚きです。いくらちょっとマイナーなくらいのメーカーばかりあるとってキヤノンデジカメが無かったとは… ニコンは仙台ニコン自社製という面白い物などがあったのですが。
CANON ZOOM LENS EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 ISはキヤノンデジタル一眼レフ EOS EF-Sマウントの標準交換ズームレンスです。EOSシステムの手振れ補正はペンタックスやコニカミノルタ系とは異なってレンズに機能があるレンズシフト式のものですが、このレンズにはISの文字通り光学式手振れ補正が付いています。それで実売価格2万円半ばとお買い得でそれなりの性能という位置づけだったようです。
購入価格はKカメラのジャンクで500円
このレンズが出てきた時期には各Kカメラのジャンクカゴでなぜか同じレンズを見かけましたが、店頭中古の在庫一掃でもあったのでしょうか。ドフならば保証中古がジャンク落ちというのはよくありますが、Kカメラは聞いたことないような。でも確かに中古5000円付近のレンズがかなり店頭から消えて、安い中古交換レンズは最低でも1万円程度からのマイクロフォーサーズのM.ZUIKOくらいしか見かけなくなったような。
外見はそれなりに渋いですがやはり廉価ズームレンズだけあって本体はほぼプラスチック製のようです。しかし、ズームリング周りは多少手が入れられているようで質感もそれなりに高く駆動もスムーズです。
側面にはメーカーロゴやレンズ銘柄表記、手振れ補正とAF/MF切替スイッチが見えます。
こちらにはご自慢のIMAGE STABILIZERの文字
EFS 18-55mm 0.25m/0.8ft
CANON ZOOM LENS EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 IS
CANON INC φ58mm
レンズ口径はφ58mmです。フィルターやレンズキャップなどでもよく見かける大きさ(国内大手の交換レンズなので当然だと思いますが)なので各アクセサリー類には困りません。
ジャンク品といってもレンズにキズやホコリ、カビ等は見かけず、新品類のアウトレット品と言われても信じそうな気がします。本当に店頭やネット中古在庫から落ちてきた品なのか、下取り出身で前ユーザーに大切にされていたのか…
後継商品として現行商品のEF-S18-55mm F3.5-5.6 IS IIがありますが、どこか大きく変わったのでしょうか。EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STMというのものあり、こちらは超音波モーターによる高速AF等を実現しています。
安いキットレンズレベルなのでマウント部は当たり前のようにプラスチック製ですが、まさかの日本製でした。以前のフィルムEFマウントの標準ズームシリーズは台湾製だったような。
端子数もEF-Sマウントだけあって増えているようです。
EOS Kiss Digital Xに装着
安いエントリー向けデジタル一眼レフボディにキットレンズという組み合わせは王道ですが、こうやって見るとこれもかっこいいのではないのでしょうか。しかもどっちもジャンク出身…
それにしてもこのKiss Digital Xはシャッター音がガシャーン!などといったらしい音ではなくシュキーン!といった独特の甲高い音で面白いです。KONICA MINOLTA α Sweet Digitalも同じ感じの音だったような。
軽くて使いやすいと便利な標準ズームレンズですが、この商品にはズーム駆動で中のフレキが疲労断線してしまうという持病があり、フレキシブルケーブルが切れてしまうとAFが不動になるようです。確かにマウント部から覗いてみるとフレキシブルケーブルがズームによって大きく折り曲げられるような動きをしており疲労断線してしまうのも分かります。ということでこのレンズを中古入手する際にはAF不動のチェックが必要なようです。
画像は全てEOS Kiss Digital Xとの組み合わせでISをオンにして撮影しています。
ボディで1000万画素撮影したものを無補正リサイズ
デジタル一眼レフならではの諧調と解像感です
確かに高級レンズならばもっと高解像度などを狙えるかもしれませんがコンデジからのステップアップ等ではこのスペックでも十分すぎる気が。
簡易マクロ的にも使えるとありましたが、確かに寄れる方です。
若干手振れしている気がしますが増感忘れのため?
桜の木の枝も綺麗に写っています
ちょっと影になっていてISO 100では手振れが心配な場面ですが、手振れ補正が効いているのかブレはありません。まさか約2週間後には全く通れなくなってしまうとは。
自動車の車窓から。
シャッタースピードによるものだと思いますが、やはりブレは無いです。このあたりも活断層が通っていて壊滅的な状況となってしまったようです。
流し撮りその2
現況のこの橋の画像も見られますが、かなり損傷したようで復旧には時間を要するとのこと。
デジタル一眼レフはやはり重いので気合を入れた時くらいしか持ち出さないので、今年の3月の終わりくらいの西原~南阿蘇の画像しか見つからないという。
EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS | |||||
メーカー | Canon | ||||
CANON INC. | |||||
原産国 | MADE IN JAPAN | ||||
発売 | 2007/9月 | ||||
略称・型番 | |||||
マウント | Canon EF-S | ||||
レンズブランド | CANON ZOOM LENS IS | ||||
レンズ構成 | 9群11枚 | ||||
F値 | F:3.5(W)-F:5.6(T) | ||||
フィルター径 | φ58mm | ||||
最短撮影距離 | 0.25m | ||||
ボディ外装 | プラスチック | ||||
価格 | 33,000円 | ||||
その他 | APS-Cセンサーデジタル一眼専用 |
価格:540円
状態:故障なし
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