2016年8月27日土曜日

HITACHI I.mega HDC-301 SLIM


日本国内の電機大ブランドなのに何故かトイデジを販売していたHITACHIブランドのデジカメ I.megaシリーズの初期に近い製品です。当初は販売元が日立傘下のジェネリック家電等を扱う日立リビングサプライであったことでブランドはHitachi Living Systemsだったのがいつのまにか本体のHITACHIブランドを用いてデジカメを販売するようになりました。日立デジカメの販売元は一貫して日立リビングサプライであり、本体である日立製作所が自社でデジタルスチルカメラを販売していたことはありません。(ビデオカメラはWoooブランドで出していた)   実際海外では普通のCCDデジタルカメラを多く発売しており、それらの数機種でもトイデジの代わりに国内で出せばよいのに…



デザインは金属ボディにヘアライン加工とお金の掛かってそうなものです。どうせトイデジなのでフルプラスチックボディだろうと思っていたら、まさかの金属製… コスト最優先でトイデジを販売していたと思ったら違うのでしょうか。安いけどまともなデジカメを売るならば一時期のコニカや京セラの海外モデルのように台湾メーカーから安機種を供給されればよさそうですし。

高画質がギュッとスリムになりました。  約315万画素 HITACHI  
I.mega  DIGITAL CAMERA  HDC-301 SLIM

高画質!?
4Xと大きく書いてアピールされていますがトイデジスペックなのでデジタルズームなのです。トイデジにしてはフラッシュを内蔵しているので優秀? ステッカーにもHITACHIロゴがあって日立の製品ということをアピールしています。



背面にもHITACHIロゴがあるのですよね。液晶モニターの枠には3.1 MEGA PIXELSと印字されているので310万画素のようです。
操作系はまさしくトイデジな感じで左右キーが無いので十字キーを左右キーの用途でも併用するのでかなり使いにくいものとなっています。ISOは100固定なので暗所では手振れに注意です。
ホワイトバランスは調整可能でレンズはパンフォーカス単焦点なのでズームはデジタルズーム、焦点切替は側面のスライドスイッチでおこないます。中央の4xのロゴっぽいのはボタンではなく、やはり4倍のデジタルズームをアピールしています。



天面
電源ボタンとシャッターボタンしかありません。パンフォーカスのデジカメですが日立リビングサプライのアイメガということで何故か半押しできるシャッターボタンになります。半押ししたところで露出を調整しているわけでも無いようなので半押しの意味が分かりません。



4X DIGITAL ZOOM
F/3.0 - 8.34mm


単焦点でパンフォーカスなレンズ搭載です。4群4枚構成ですがなんと非球面レンズが2枚も入っています。しかし、どこにもガラスレンズとは書いてないので非球面といってもプラスチックレンズの非球面レンズなのかも。
イメージセンサーは316万画素 1/2インチCMOSセンサーが搭載されており、画素補間によって600万画素相当での記録も可能です。CMOSセンサーといっても画質のイマイチな安い方でメカシャッターの要らないCMOSなので画質はそれなりですが、稀にトイデジを超えるレベルの画が出るような。



焦点切替スイッチとデジタル端子があります。本来ならば出力端子は樹脂製のカバーで隠れているはずなのですが、切れてしまったのか無くなってします。端子形状はMini-Bなのでビデオ出力には対応していないのでしょう。



MODEL:HDC-301 SLIM
Hitachi Living Systems, Ltd.  

日立デジカメなので販売元は日立リビングサプライ株式会社となります。相変らず原産国表記が無いですが恐らく中国製でしょう。
これもアイメガシリーズで多く採用されているダイレクト式のSDカードスロットもあります。カバーが無くSDカードがむき出しになる構造ですが賛否両論ある構造のようです。有名メーカーのデジカメで他に採用しているのはカシオの初期カードサイズEXILIMシリーズでしょうか。記録メディアはSDカードでSDHCカードは使えません。



使用電池は単4形電池を2本となっています。電池スロットカバーの出来はそんなによくなく、丁寧にカバーを閉めないと引っかかってうまく閉まりません。メーカー推奨の電池はアルカリ乾電池でニッケル水素電池では上手く動作しない可能性があるとなっているだけあって充電後少し経ったニッケル水素電池を使うと電池残量が減ったと認識されているようです。





 
左右キーが無いので上キーでページ切替で下キーで項目選択と面倒なUIです。アイコン的にも普通のカメラではないので、この操作系は仕方が無いのでしょう。

画質は基本的に暗くて眠いトイデジ画質なのですが、何故か稀にキリっとした綺麗な画が撮れることがあります。条件を調べてみても絞ったりしているわけではなさそうなのでいまいち分かりません。
ちなみに撮影画像のExifではソフトウェア名がCOACHとなっていますが、これはアメリカのZoranというところのプロセッサーになります。他の安物デジカメでもカメラの製造元がZoran Corporationと出ることもあったみたいですし製造元なのですかね。
 

HITACHI I.mega HDC-301 SLIM
メーカーHITACHI
Hitachi Living Systems, Ltd.
原産国?
発売2005/05/13
メディアSDカード/内蔵メモリー 16MB
センサー316万画素 1/2インチ CMOSセンサー
レンズブランド
レンズ構成4群4枚 非球面レンズ 2枚
画像エンジン
手ブレ補正
光学ズーム
電池単4形電池 2本(アルカリ乾電池推奨)    
モニター1.5型 TFTカラー液晶 6万画素
ファインダー
バージョン
ボディ外装金属
価格オープン
その他HITACHIブランド、画素補間600万画素

ISO100固定
F値F:3.0
圧縮率ファイン/ノーマル
動画512x384  AVI 10fps 音声なし
MF
GPS
タッチパネル
容量上限512MB
カラーモード
ストロボ内蔵
ドライブ静止画/動画



価格:108円
状態:故障なし  日付リセット




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