2016年8月2日火曜日

Kodak EasyShare LS755 Zoom


現在のKodakブランドのデジタルカメラはアメリカのJK Imaging Ltd.という会社がライセンスによって販売しておりイーストマン・コダック社からは販売されていませんが、このLS755はEasyShareシリーズということでまだコダック本体がデジタルカメラを販売していたころの製品です。デジタルカメラを開発したのはコダックとなっているので大変技術力のあって他に引けを取らない分野なんだろうと思っていたらイメージセンサー事業あたりでどんどんジリ貧になっていき遂には会社そのものが破産してしまいました。幸いデジタルカメラは上記JK Imagingが引き継いでPIXPROとシリーズは変わりましたがKodakデジタルカメラは存続しました。
コダックデジタルカメラの歴史はチノンの関係など割とややこしい部分が多いのですが、このLS755という機種はさらに日本との絡みが大きいようで…



Kodak  5.0MEGA PIXELS
ザ・弁当箱みたいな形状をしています。それでも前面外装とグリップは金属製なので力が入れられた機種というのは分かるのですが。光が反射して分かりずらいですがKodakロゴはレンズ部の真上にあります。この位置にフラッシュがあればいいのに…
今までのイージーシェアシリーズを探してみれば分かるのですが、コダック コンパクトデジタルカメラは細長い形状が好きなようで、サイバーショットPシリーズのように大きく細長いモデルは少ないとしても大半がスティック状の形状をしています。



デザインはそれなりながらも操作系に難があるとされる背面です。
液晶モニターはコダックとしてはかなり大き目で高スペックな2.5型 高精細液晶モニター 20.7万画素を搭載しています。2.5型でも20万画素ということで、それなりに粗を感じるのですが古い物なのでこんなものです。
それで不評のUIなのですが、UIそのものはかつてのコダック機とほとんど同じでほどよく階層化されていないために多少使いづらいという感じのものなのですが、ボタンの押しにくさが操作性の悪さをアップさせています。デザイン重視ということでフルフラットデザインの背面になっているのでボタンをツメかなにかで押さなければならない大きさなので操作にひと苦労します。このボタンを押しにくさは指の大きさに関係なくだれでも押しづらいようです。
独特のUIも国内デジタルカメラユーザーならば再生が無くてreviewボタンとなっていたりと分かりずらいかもしれませんが慣れるしかありません。UIと押しにくいボタンを格闘してUIの癖を覚えればそれなりに使えるようになります。



モードボタンとメニューボタン、電源ボタンは天面にあります。
モードボタンは選択中のモードアイコンが光るというオシャレ仕様ですが妙にもっさりな挙動と合わせてストレスがたまるかもです。モードの中の設定メニューは本体設定について、メニューの設定は撮影系の設定メニューとなります。カラーモードがヴィヴィットカラー/ナチュラルカラー/シックカラー等などといった点も従来のイージーシェアシリーズと同じです。
シャッターボタンは特に押しづらいとは感じません。



Schneider - KREUZNACH C-VARIOGON
  36-108mm (Equiv.) AF 3x Opt.
 
レンズはコダックとサムスンデジカメではお馴染みのシュナイダーブランドの
シュナイダー クロイツナッハ C バリオゴンが搭載されています。他でも書きましたがパナライカやソニーツァイスと同じ類のものです。このレンズは収納時に絞りを完全に開いて光学系を押し込むという特殊構造となっているらしく、直列収納機構と名付けられています。その説明ページでさりげなくP社とR社のレンズ収納方法をディスっている気がしますが気のせい…
多層膜コーティングや3面非球面レンズ採用など妙に力の入ったレンズのようで、写りはこのサイズならがもかなりシャープな方かと。
イメージセンサーは536万画素 1/2.5型CCD 原色フィルターが搭載されています。まだ自社設計・製造時代のコダックデジカメなのでもしかしたら自社系のイメージセンサーかもしれませんが分かりません。
画像処理エンジンはいつもならばコダックカラーサイエンスが搭載されているはずなのですがこの機種には何も記載が無いので不明です。上級機種の廉価版という機種ではないのでコストダウンであえて画像処理エンジンが落とされているとも思えないのですが記載が無いのです。
  
 

Made and Designed in Japan for
Eastman Kodak Company, Rochester, NY 14650
KODAK EASY SHARE LS755 zoom digital camera


この機種はイーストマンコダックとアメリカの会社の製品なのですが日本設計日本製造とほとんど日本製ということが分かります。恐らく後に売却されてしまった旧チノンのコダックデジタルプロダクトセンサーによる製品なために日本製なのでしょう。このコダックデジタルプロダクトセンサーは先述の通りシンガポールの会社に売却されてしまいコダックデジカメで日本製というのは姿を消します。何故か専用リチウムイオン電池パックでは日本製が続いた場合もあるようですが。
EasyShareシステムのプリンタードック用のコネクタが配置されているためか老舗カメラブランドにも関わらず三脚穴がありません。底面までちゃんと金属製で高級感はバッチリなのですが。



電池はリチウムイオン電池パックを使用します。
Kodak Rechargeable Li-ion Battery
KLIC-7000 730mAh Li-ion 3.7V  Made in Japan


デジカメ本体が日本製ならば電池パックまで日本製なのでした。結構薄い形状ですが容量は720mAhとそれなりにあります。
記録メディアはなんとxDピクチャーカードになります。富士フイルムとオリンパスのxDピクチャーカード陣営以外の唯一のデジタルカメラになるのではないのでしょうか。それもそのはずこのデジタルカメラの開発責任者は元オリンパス関係者でオリンパスのデジカメを立ち上げた人物とのことです。何だか見えない繋がりがありそうな… コダックがxDピクチャーカードを採用したのはこの機種のみで後には普通にSDカード仕様でxDカードのデジカメは存在しません。
ちなみに電源が入った状態で電池蓋を開けると専用画面が表示されて大音量のアラームが鳴って怒られてしまうので注意です。


  
リサイズでシャープネスが効いてしまっているのかなんだか。微妙に晴れているのでそれなりの発色は出ています。

  
曇ってしまったので発色は地味になっています

  
やっぱり曇りで発色が落ちていますが黄色は綺麗です


こうやってみるとシャープ

このデジカメは国内関係者が設計しただけあって従来のコダックカラーを求めて使うとガッカリするかもしれませんが自然な発色という点ではこのLS755が近いです。性能は悪くないので使いにくい操作系をどこまで許容できるかですね。それにこの世代のデジタルカメラにしてはISO感度が最高200と低感度で、最低感度で粘る癖があるので手振れに注意です。

 
Kodak EasyShare LS755
メーカーKodak
EastmanKodak Company
原産国Made and Designed in Japan
発売
メディアxD ピクチャーカード/内蔵メモリー 16MB
センサー536万画素 1/2.5型 CCD 原色フィルター
レンズブランドSchneider - KREUZNACH C-VARIOGON
レンズ構成非球面レンズ3面等 マルチコート
画像エンジン
手ブレ補正
光学ズーム3倍
電池KLIC-7000  3.6V 730mAh
モニター2.5型 TFTカラーモニター 20.7万画素
ファインダー
バージョンバージョンアップ有り
ボディ外装金属等
価格オープン
その他

ISOAUTO/64-200
F値F:2.8(W)-4.7(T)
圧縮率
動画VGA 12.5fps
MF
GPS
タッチパネル
容量上限
カラーモードヴィヴィッドカラー/ナチュラルカラー/シックカラー/白黒/セピア  
ストロボ内蔵
ドライブ静止画/連写/動画

この機種にはファームウェアのバージョンアップがあるのですが、既に日本のコダックアラリスのサイトからはダウンロードできずウェブアーカイブスからも認証で引っかかってダウンロードできません。内容は一部言語で対応拡充といった事はあまり影響しないのですが、xDピクチャーカードの対応拡大という内容もあってこちらは是非バージョンアップしたいので探してみたところコダックのアメリカのサポートページから現在でもファームウェアをダウンロードできることが分かりました。ということでいつまでできるかは分かりませんが、現在でもバージョンアップは可能です。日本国内のサポートから問い合わせてもファームウェアは教えてもらえないので注意です。
 
 
価格:525円 電池
状態:故障なし
 
 

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