2017年1月21日土曜日

KONICA MINOLTA AF DT ZOOM 18-70mm F3.5-5.6 D

 
コニカミノルタのカメラ事業末期にデジタル一眼レフ用として発売したAマウントの交換レンズです。3万円で単品販売されましたがほとんどエントリーデジタル一眼レフであるα Sweet Digital用のキットレンズとして出回り、数少ないコニカミノルタのデジタルレンズの1つとなっています。そして唯一DTレンズ3兄弟の中で自社設計という噂があるようで…

コニカミノルタ AF DTズーム 18-70mm F3.5-5.6 Dは2005年11月11日に発売されたコニカミノルタ AマウントのAPS-Cセンサーサイズデジタル一眼レフ用の純正ズームレンズとなっています。単品発売価格は3万円となっていますがデジタル一眼レフボディであるα Sweet Digitalのキットレンズとしても用意されました。
購入価格は約1000円
Aマウントのデジタル一眼レフに手を出して5年程になりますが、今更はじめてのデジタル一眼レフ用レンズの購入という… しかもソニーボディなのにコニカミノルタブランドですがそれが良いのです。



上部に逆向きで付属フードを付けた状態
ザ・キットレンズといった風格のプラスチッキーなボディですが純正キットレンズはどこでもこれが普通なのではないのでしょうか。デジタル用のDTレンズは3つ用意されましたが他は定価が6万円、8.4万円と2倍以上高価なので本体の質感もそれなりのようですがタムロンOEMと言われているようなので単純に比較はできなさそうです。
フィルム一眼レフ MINOLTA α SweetのキットレンズだったMINOLTA AF ZOOM 28-70mm Dをそのまま黒くしたような外見です。フィルム時代のαスウィートのキットレンズと同じくマクロを謳っており、0.38mまで近づいて撮影できる簡易マクロ仕様となっています。

KONICA MINOLTA 0.38m/1.3ft MACRO 



ちょっと側面側

AF DT 18-70



KONICA MINOLTA
AF DT ZOOM 18-70mm 1:3.5(22)-5.6 D


旧ミノルタ系のAマウントデジタル一眼レフはKONICA MINOLTAブランドでしか存在しないので(Dimage RD3000はマウント違いでノーカン) デジタルレンズもKONICA MINOLTAブランドのみということになります。しかし、KONICA MINOLTAブランドだからといってかならずデジタル一眼レフ用レンズという訳では無くMINOLTAブランドのものをそのままブランド変更したものやコニカミノルタになってもMINOLTAブランドだったレンズも多く存在するのでブランドで識別はいまいちできません。

レンズの明るさはF3.5-5.6、焦点距離は35mm換算で27mm-105mmと極めて標準的なキットレンズスペックです。Dの記号が付いていることから分かる通り距離エンコーダー付きモデルになるので高精度なADI調光に対応しています。フィルター口径はφ55mmとなっていますが、これはミノルタのかつてのレンズに多いサイズでした。



うしろ
後玉はイメージサークルの小さいAPS-Cセンサーサイズのデジタル一眼レフに最適化されているだけあって小さめで距離エンコーダーなどの為か電子接点の数は大目です。ほとんどのAマウントレンズに共通している仕様かと思いますがAFはレンズ側のカプラーをボディ内モーターで駆動する仕組みになっているのです。マウントはプラスチック製ですがこれはほとんどのキットレンズでプラスチック製なので別に珍しいことではないでしょう。 



ある意味非常にレアな純正KONICA MINOLTAロゴレンズキャップと純正フードを付けたところ
純正フードは浅すぎてあんまり光を遮ってくれなさそうですが、やはり付けないのと付けたのでは差があるのでしょうか。現行のレンズキャップはもちろん全てSONYに移行しているので部品販売ルートなどでも手に入らないことがほとんどのようです。カメラ屋で割と在庫処分されているのを見かけたりはしますが…



APS-Cサイズイメージセンサー専用設計のAマウントデジタル一眼レフ用レンズということでコニカミノルタからαを受け継いだソニーのボディにも装着・使用かのうです。Aマウントは変わらずボディ内蔵手振れ補正なのでこのレンズを用いても手振れ補正を使用できます。

このレンズは初代αデジタル一眼レフとなったα-7 Digitalでの使用も前提してかキット以外に単品販売されているのですが、α-7 Digitalのような中級機を買うようなユーザーは大抵がミノルタ時代からのベテランかハイアマチュアのようで新発売のデジタルDTレンズにはほとんど目をくれないでフィルム時代のαシステム資産を装着して撮影する事が多かったようです。そのため唯一のキットとなったα-Sweet Digitalとはよくセットの扱いを受けています。


今回は以前のLUMIX G 25mm F1.7を用いてフラッシュなしで撮影してみたのですがやはり明るいレンズだけあってよく撮れています。ジャンクフラッシュにニッケル水素電池なのでランニングコストはそんなに気にしてなかったのですが、ノンフラッシュで十分ならばかなり捗りそうです。

AF DT ZOOM 18-70mm F3.5-5.6 (D)
メーカーKONICA MINOTA

原産国CHINA
発売2005/11/11 (キット:2005/8月)
略称・型番
マウントKONICA MINOLTA Aマウント
レンズブランドAF DT ZOOM
レンズ構成9群11枚 非球面レンズ、ADガラス使用        
コーティング
手振れ補正一眼ボディ内蔵
F値F3.5-5.6
フィルター径φ55mm
最短撮影距離0.38m
ボディ外装プラスチック
価格30,000円
その他距離エンコーダー、円形絞り、

価格:1000円
状態:故障なし
 
 

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