2017年7月17日月曜日

TOSHIBA VOICE BAR 260 DMR-260X

 
かつて販売されていたTOSHIBAブランドのICボイスレコーダーです。東芝系のICレコーダーは東芝ビデオプロダクツジャパン系と東芝エルイートレーディング系がありますが、今回のは90年代終わりに発売された東芝映像系の物になります。ちなみに東芝エルイートレーディングはICレコーダーの販売を全て終了したようなので現状TOSHIBAのICレコーダー現行品はありません。
 


TOSHIBA VOICE BAR 260
DIGITAL MEMORY RECORDER

不揮発メモリーを記録媒体にするデジタルICレコーダーとしては初期の製品のハズですが大きさなどは後の製品などとそんなに変わらないように見えます。
初期のデジタルメモリーオーディオだけあってボディがアルミニウムらしき金属製とかなりの豪華仕様です。
同性能で記録容量の異なる製品が3つ用意されており、このDMR-260Xは約260分程度録音できる最高機種になります。他には130X/64Xといった録音時間の短い機種がラインナップされていました。
 


TOSHIBA MEMORY RECORDER DMR-260X
3V DC AAAx2 (LR03, UM-4)
TOSHIBA VIDEO PRODUCTS JAPAN CO., LTD.  MADE IN JAPAN

販売元は東芝よりVTR事業を移管されて作られたシンガポールの東芝ビデオプロダクツの日本子会社、東芝ビデオプロダクツジャパンになっています。そして日本製です
背面には内蔵スピーカーがあるのでイヤホン等を接続しなくても本体のみで録音ファイルを聞けるようになっています。
 


スイッチ類
側面のスライドスイッチは純粋な電源スイッチではなく録音/電源オフといった変則的なものなので慣れるまで間違えて操作してしまいそうです。録音ファイルの再生は側面のスライドスイッチではなくPLAYボタンからできます。



マイク端子は3.5mm ミニジャック
マイク端子横の内蔵マイクの他に外部マイクも接続して録音できます



電源は単4形電池を2本とやはりこのあたりも近年のボイスレコーダーとあまり変わっていません。
 


右の機種は東芝エルイートレーディングより販売されていたICボイスレコーダーになります。mp3ファイルでの記録となりmicroSDカード対応、時計機能や外部音源再生機能など色々性能面で変わるばかりか販売元も外部調達メインの東芝エルイートレーディング株式会社になっていますが製品名はどちらもVOICE BARですね。
 

4 件のコメント:

  1. 亡くなった方の文房具を整理していたらこれが出てきたので、検索してみました。
    録音ファイルはあくまでこの機器で聴くほかないようなので、ちょっと使い道が限定されますね。それでも出現当時は画期的だったのかな…。
    もうひとつあったSONYの製品(BP220)はUSBケーブルでPCに接続はできますが、MP3やWAVといったファイルではなく独自の特殊な形式らしく、変換ソフトやら古いパソコンやら引っ張り出して(変換ソフトがXPまでしかなかった。)ずいぶん苦労はしましたが、いちおうパソコンで再生したりコピーはできましたので。

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    1. 整理されていたら出てきたのですか。
      当時、メモリーレコーダー最初期のセールスポイントは汎用性というより大容量ということや電池持ち、コンパクト性だったようなのでPC接続は考慮されていなかったようですね。マイクロカセット等と比べればサイズも電池持ちも優れていますし、この機種のような大容量モデルだと長時間録音できました。GUIが未発達だけあって録音件数が増えると整理が面倒でしたが。
      初期のデジタル製品は独自形式の非圧縮形式が多かったですね。デジカメでもプレビューして専用ソフトで現像というのが多かったです。

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  2. いや〜古すぎてpcでも操作出来ないし参りました

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    1. この時代のデジタルボイスレコーダーは単体で完結するのが目的で今みたいにデータを外部に持ち出す事は一切考えられてないので厳しいですね
      実機で再生して他機器で録音するしかなさそうです

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