2018年12月28日金曜日

YASHICA EZ F1231



海外メーカーに売却された後に発売されたYASHICAブランドのカメラの1つEZ F1231です。基本売却後のYASHICAブランドのカメラといえば安くて手軽でというのが多かったのですが、この機種は何かちょっと本格的らしく・・・
現在ではYASHICAブランドは再消滅している状況なのでヤシカというネームの知名度もそろそろ怪しいかもですが。

YASHICA EZ F1231は日本国内ではエグゼモードより12月12日にオープン価格で発売されたデジタルスチルカメラになります。購入価格は750円
従来のヤシカデジカメというと乾電池仕様でトイデジスペックの機種か国内エントリークラス級のスペックの機種がほとんどというラインナップでしたが、このEZ F1231ではリチウムイオン電池を採用しマニュアル撮影機能に対応したり、薄型金属製ボディだったりとヤシカブランドの中では異色の機種です。供給元から何かしらの話があったのでしょうか。
 

YASHICA 12.0 MEGA PIXELS
本体は黒く塗装された金属製外装となっていて高級感があります。金属製ボディのほかAFイルミネーターが搭載されているというのもヤシカデジカメの中ではほぼ唯一なのではないのでしょうか。

 

背面
起動画面はいつものYASHICA innovatet digitalという表示でした
モニターは3.0型 低温ポリシリコンTFTカラー液晶とやはりいつものヤシカデジカメより大きなサイズとなっていますが画素数は不明です。
操作系GUIは今までのヤシカやエグゼモード系統ではなく他にPolaroidのデジタルカメラで見られたようなものと同じです。要するに同じ供給元ということみたいですがGUIは差を付けたりしないものなんですね。
簡易的とはいえマニュアル撮影機能付きなので絞りやシャッタースピードを指定できます。
 
 


EZF1231
天面
意外と厚みがあったりします。天面に配置されているボタンは電源ボタン、シャッターボタン、手振れ補正ボタンです。

 

3X OPTICAL ZOOM LENS
7.3-21.9mm F2.8-5.1

特にブランドの無い光学3倍ズームレンズを搭載しています。広角側はF2.8と一般的な明るさとなっていますが望遠側がF5.1と少し暗めです。
イメージセンサーは1242万画素(有効画素1219万画素) 1/1.8型CCD原色フィルターとヤシカデジカメではほぼ唯一な1/1.8型サイズとなっています。2008年発売機種でこのCCDサイズ搭載機は大抵の場合シリーズのフラグシップだったりするのですがこのEZ F1231もそういう狙いがあったりしたのでしょうか。

撮影時
縦向きに配置されているYASHICAロゴがかっこいいかもしれません
 
 

グリップ部は少し盛り上がってます
 
 

YASHICA 
Model: EZF1231  Made in China

製造国は中国ですが販売会社等の社名表示はありません。ほかのヤシカデジカメと違いエグゼモードの文字がありませんがこの機種の開発等には関与してなかったのでしょうか。
三脚穴はかなり端にあるとはいえ金属製になっているというのがヤシカデジカメにしては非常に珍しいです。
 
 

使用電池は専用リチウムイオン電池…となっているのですが純正電池には型番が無いので互換品等を探すのが非常に面倒です。実際のところオリンパスLI-80BやコニカミノルタNP-900と同形状ですがこの電池シリーズは国内ではほぼ流通していないので互換品くらいでしか入手できないと思われます。
 
珍しいヤシカのデジタルカメラということで使ってみたいところですがCCD不良で撮影しても紫の嵐になってしまいます。うーん残念

価格:750円
状態:イメージセンサー故障
 
 

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