目の付け所は悪く無かったようだが、肝心のテレビ側の仕様変更に振り回された感があり……?
TOSHIBA RSS-BA51は2017年12月に東芝映像ソリューション株式会社より発売されたテレビ周辺機器扱い(レグザサウンドシステムシリーズ)のサブウーファーである。
購入価格は1万1000円。上位扱いのRSS-AZ55より1万円程安い価格設定だがRSS-AZ55はレグザ純正のサウンドシステム(サウンドバー)という扱いなので目的が異なる。このBA51はあくまで重低音を補う目的で設置する物であった。
外箱 RSS-BA51 |
バズーカという名称は一見謎で何なのかわからないが、ここでは東芝映像ソリューションのサブウーファ及び低音強化モデルの機能名称である。最近に作り出した新名称ではなく元ネタ、元ネームはかつての東芝ブラウン管高音質テレビのブランド名称。
東芝映像ソリューションがハイセンスに売却される寸前というタイミングで購入したが、正直会社が売却されてもほぼ変化なしだったので急ぐ必要なまったく無かった。
サブウーファー RSS-BA51
やたら大きな販促用ステッカーが貼ってあるがこれは展示品だからというわけではなく全ての新品製品に貼られているようである。製造から時間が経過すると剥がれなくなって跡が残ってしまいそうな気がする。洗濯機の筋入り梱包シールとかも残ってしまうし。
バズーカーっぽい筒状の形状
サイズ的に32V以下のテレビでは背面設置しても隠れない可能性が高そうだ
ステッカーに描いてある通りヘッドホン端子形式なので、ヘッドホン出力とテレビスピーカーでの両出力対応が必須になる。メーカーによって名称が異なるが大抵今のテレビはこの両出力に対応している模様。
期待の低音だが、空気を震わせるほどの低音はさすがに出ないが、貧弱なテレビ内蔵スピーカーの低音を補うくらいならば十分に役目を果たすと思われる。そしてレグザ純正製品だが他社テレビにも使用は可能。ただしテレビ内蔵スピーカーとヘッドホン端子両方から音声出量可能な仕様のテレビに限られる。また両方に音声出力時にリモコンで音量調整した場合、テレビ内蔵スピーカー側の音量が変更される仕様でないと使い勝手が著しく悪くなる。
追記
このバズーカサブウーファーRSS-BA51が発売された頃のレグザシリーズは親切モードというテレビ内蔵スピーカーとヘッドホン出力端子の両方から音声を出力するモードがあり、なおかつヘッドホン端子に接続するのはヘッドホンor外部スピーカーという設定が可能であったので何の不都合も無く使用可能でした。この旧GUIは音声両方出力時にリモコンで音量調整するとテレビ内蔵スピーカー側の音量が調整される仕様でありヘッドホン端子側は不変あるいはリモコン調整連動という設計なので補助スピーカーの類も問題なく使えたわけであります。
しかし2020年頃からテレビのOSが従来のLinux系オリジナルからAndroid OSに変更されるようになりGUIや音声出力関連の仕様変更がなされた結果、内蔵スピーカーとヘッドホン端子両方出力可能なもののリモコンでの音量調整がヘッドホン端子側のみとなりテレビ内蔵スピーカーの音量調整が不可(不変のみ)となったことで実質使い物にならなくなってしまいました。この音声出力設計は脱Androidが進んでLinux系に回帰しつつある現代(2023年現在)の機種も変わっておらず、今後のテレビレグザシリーズでこのRSS-BA51を2017年当時のように便利に使いこなすのは難しいものと思われます。
この製品をヘッドホン端子に接続した状態でリモコンにて音量調整ボタンを押すとテレビ内蔵スピーカーではなくヘッドホン端子(=この製品RSS-BA51)の入力音量 のみが調整される。よってテレビ内蔵スピーカー側の音量調整が不可になる。
参考 メーカー製品ページ
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