2015年3月25日水曜日

HITACHI FM/AM POCKETABLE RADIO ポータブルラジオ KH-1300

  
真っ赤なボディが眩しい日立のレトロICラジオになります。日立のポータブルラジオという時点で珍しいですが、さらにIC式と新しめなのでさらに珍しそうです。
日立チェーンストールで忘れられていたのをいただいてきました。所謂街の電気屋さんと呼ばれるお店ですがラジオは年配層が結構購入していくらしく、市販主力商品(PanasonicかSONY)は普通に売れているみたいですが、このラジオのように長い間忘れ去られている商品も結構あるかも?とのことです。
 
デザインは現在主流のAM/FMバンド対応のポータブルラジオとそんなに変わらないですが随分小型されています。その代りなのかFM用のロッドアンテナが無いので更に高感度受信するためにはイヤホンを接続してアンテナにする必要があります。自分で使ってみた感じではイヤホン未接続でも十分FM放送を受信できましたが。
カラーリングはメインが赤色で一部黒色といういかにもバブリーな配色です。HITACHIロゴが亀の子付きの旧ロゴということから ~90年代というのは間違いなさそうですがICラジオの歴史は結構古いのでいつ頃なのか分かりません。最近のラジオでは一般的となったTUNINGインジゲーターも搭載されています。  
スピーカーは小柄なボディに合わせて少し小さめの物が搭載されています。網目になっている部分のすべてがスピーカー部というわけでありません。
 
  
HITACHI    FM-AM
FM/AM 2 BAND MONAURAL RECEIVER
 
  
  
裏面の仕様書きなどはすべて赤いボディに刻印なので読みづらい…
 
HITACHI  FM/AM  POCKETABLE RADIO
MODEL NO. KH-1300
FREQ. RANGE:  FM 76-108MHz   AM 530-1605 KHz
BATTERY: DC3V (日立 UM-4(SG)T×2)
       (2"AAA"SIZE BATTERIES)

Hitachi.Ltd      MADE IN JAPAN
 
販売元はHitachi Sales Corp.(日立家電販売株式会社)ではなく日立本体となっています。日立製作所そのものが販売していたとの見方もできますが実際は表示略省なのでしょう。
このような決して高価ではない小型家電もまだ日本製だった頃の製品です。それにしてもなぜかHITACHIブランドのラジオはなぜか影が薄いですね…
 
 


使用電池は単4形乾電池を2本です。表示では日立スーパーゴールド乾電池単4形が指定されていましたが、無いので仕方なくHITACHIなニッケル水素電池単4形を入れてみましたw
電池ボックスのカバーはすごく開けにくいですがコツを掴めば何とか開けることができるようになりました。
 
受信感度はAM/FM共によく、最近の某激安ラジオよりもかなり高感度です。(販売価格はかなり異なると思うので比較はおかしいですが)混信してしまいそうな近い周波数での選局も混信なしで受信できることから選局能力も高い模様。
音質は小型ボディ故に一回り小型スピーカーが搭載されているため低音が出ませんが高音がキンキンするといったことはないので普通に聴けます。携帯ラジオでの音楽はアレですがニュースなど人の声は普通に聴けるので使い易いです。小型スピーカーの為か大音量には弱く、ある程度音量を上げると音が割れ気味になります。

今から30年以上前のラジオですが性能は現在のIC式ラジオとそう変わらず、単4電池駆動で省エネなので去年の地震の際には大いに活躍しました。スマホでも情報入手できますが電池を気にしなければならず自宅がいつ倒壊するか分からず、通電する事すら怖いという状況でのんびり充電してられないので… 
 
 
状態:良好
価格: -
 

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