2015年3月24日火曜日

SANYO トランジスタラジオ RP 1250 AM専用機

  
レトロ感あふれる旧SANYOロゴなトランジスターラジオです。トランジスターラジオという時点でレトロは確定なのですが…
このラジオはなんだか画像を見て気に入ってしまい、現物を探していたところに整備していただいたものをいただきました。本当に感謝です。
真空管ラジオでどっしり聴くラジオとはまた別の音を楽しむことが出来るので面白いです。
 
デザインは全体的な雰囲気などいかにも70年代のラジオという感じがします。そう感じさせるのはスピーカー部が網のような加工ではなく穴が大きめだからでしょうか。赤色というカラーリングもなんとなく当時を連想させる色です。カラーリングは他に何色か存在しているみたいですが詳しくは不明です。
電源スイッチはボリュームと一体型でアナログなゲージ表示、AM専用でバンド切り替えなどはありません。後継機としてRP 1280という機種が存在しています。
 
 

SANYO  MODEL NO. RP 1250
 使用電池  単三 × 2個
    三洋電機株式会社    シンガポール工場製
  
この個体はシンガポール工場製となっていますが、他に香港(HongKong)工場製の個体も存在していた模様。このような当時の家電ではそんなに珍しいことではありません。
イヤホン端子は背面にあるのでコードの長さが足らなくなる… ということはないでしょう。日本語での注意書きはシールに表記されており、内容は高温に注意といったところです。仕様書きのSANYOロゴは特徴的な旧ロゴのマークがありません。
 
 

 
電池ボックスは存在せず電池交換の際は背面カバーを丸ごと取り外す形となります。かつてのラジオでは普通にこの仕様なので特別珍しいわけではありません。電池の極性は基盤に直接刻印されています。
元々の状態を知らないので何とも言えませんが、ジャンパー線で整備されているということは電池の液漏れで基盤がダメージを受けていたのでしょうか。
IFTコイルとバリコンはミツミ製となっています。
 
 
音質は高音よりで低音はあまり出ません。
音楽再生で迫力があまり感じられない代わりに人の声が聴きやすいという利点があります。そもそも音楽鑑賞目的ではポータブルラジオは用いないことが多いのでそれでよいのではないのでしょうか。そのトランジスタラジオならではの音に聞き入るのも醍醐味です。
ニッケル水素電池でも普通に動作するので電池に付いては心配は要りません。
 

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