2015年4月21日火曜日

YASHICA デジタルカメラ EZ F924 トイデジ

   
エグゼモード株式会社が国内でのYASHICAブランド使用権を獲得して販売していたYASHICAブランドのデジタルカメラとなります。CMOSセンサー搭載なおもちゃデジタルカメラ(トイデジ)は安さを武器にかなりの種類の機種が各社より販売されていましたが、時代は進んで台湾メーカー丸投げODMな最エントリー機種でもトイデジカメより全然使い物になることから1000万画素を超えたあたりから消えてしまったみたいです。ほぼトイデジ専門メーカーは倒産か撤退をしてしまい、HITACHI、Kenkoなどといった本業の片手間にトイデジをやっていたようなメーカーは標準的なCCD+ズームレンズの普通に使えるデジカメにシフトしてしまっています。(日立はデジカメ撤退っぽい)

このYASHICA EZ F924もエグゼモードのトイデジの一機種です。エグゼモードは自社のexemode、使用権を得たYASHICA、AGFAPHOTOブランドでそれぞれ似たようなラインナップでしたが自社製品が乱立はしていなかったのでしょうか。
トイデジというとデジカメというよりおもちゃチックなプラスチックの塊的なカメラが多かったのですが、このEZ F924は最後期のトイデジというだけあって標準的なコンパクトデジタルカメラの形状をしています。レンズは周りの金属っぽい飾りから光学ズーム式と思ってしまいそうですがトイデジにそんなものは付いていません…

YASHICA 9.1 MEGA PIXELS
グリップ部にはゴムっぽいけど違うようななにかが付いています。



  
液晶モニターがトイデジなのにかなり大きいです。画素数は全然足りませんが。
かなり大きめなYASHICAロゴが配置されています。上記の通り光学ズームなんてものは付いていないのでシーソー式のズームボタンはデジタルズームのボタンとなるので、どうしても画質劣化してしまいます。操作ボタン系は一般的なコンパクトデジタルカメラのような配置で押し心地も普通ですが反応が悪い気がします。よくMENUボタンと再生ボタンを間違えてしまいます…
UIはヘンテコなものではなくシンプルなので結構扱いやすいです。


  
電源ボタンとシャッターボタンが見えます。レンズはパンフォーカスなので半押しはありません。
厚みは単3形電池を採用しているだけあって一般的なコンパクトデジタルカメラのエントリー機種ほどあります。


 
YASHICA LENS
f=7.5mm 1:3.2

まさか本当にヤシカなレンズとは思えないのでやはりどこか供給元製のレンズなのでしょう。見た目はプラスチックでガラスレンズの感じではありません。実際には2層ガラス + 3層プラスチック + IRカットフィルターという構成なのでガラスも使われているみたいですが。光学ズーム搭載な本格コンパクトデジタルカメラのレンズにはYASHICA ZOOM LENSなどと記載されておらず、トイデジにはYASHICA LENSと記載されていたりします。


  
パンフォーカスなので焦点切り替えスイッチが側面にあります。USB端子は汎用性があってありがたいミニBタイプです。


  
YASHICA EZ F924
エグゼモード株式会社  MADE IN CHINA

すごくシンプルな底面表記です。三脚穴も一応あり、しかも中央付近に配置されているのでよろしいのではないのでしょうか。端にあっても本体がかなり軽いのでポケット三脚でも立ちそうな気がしますが。


  
電源はトイデジに多い単4形電池ではなく単3形電池を使用します。電池ボックスの造りは画像の用に非常によく、ちょっとやそっとではツメは折れそうにありません。この辺りがかなりコストダウンポイントになるのですが。 
単3形アルカリ乾電池使用となっており単3形ニッケル水素電池も一応使えますが、それ以外の種類の乾電池は絶対に使うなと強く表記されていました。



画像枚数削減のため本体液晶表示をこんな感じで分割画像にしてみました。

左上:起動画面 YASHICA innouate:digital
左上:撮影画面 (ホワイトバランス:日光)
左下:音声録音モード
右下:撮影時メニュー

同社のAGFAPHOTOブランドのトイデジタルカメラでは音声録音モードのイラストはマイクだったのに、こちらではレトロ感あふれるカセットテープのイラストとなっています。マイクの方が分かりやすいと思うのですがなぜカセットテープなのでしょう。
メニューはヘンテコなフォントでも誤字があるわけでもないですが、少し達筆フォントなような。しかも彩度の切り替えが(ハイ/ノーマル/ロー)、シャープネスが(ビビッド/ノーマル/ソフト)と入れ替わっている感がしないでもありません。トイデジではもはや恒例な意味のないと思われる電源周波数設定項目もありました。ACを直接繋ぐわけではないので意味ないのに… ACを直接繋ぐにしても時計など以外ではあまり影響はなさそうです。


画質は並のデジカメと同じは期待してはいけないというのはトイデジの特徴なのですが、年代が新しいだけあって色再現性はかなり高くなっています。CMOSセンサーによる長いシャッターラグ(動かすとグニャる)と手ブレが問題ですが、そこをクリアできればなんとか記録用デジカメとして使えなくはない感じです。もちろん色を弄ってトイデジアートを展開することもできますw

 
YASHICA EZ F924

メーカーYASHICA
エグゼモード株式会社  MADE IN CHINA
発売2008/08頃
メディアSD/SDHCカード、内蔵メモリ16MB
センサー1/2.3型 912万画素CMOSセンサー
レンズ単焦点パンフォーカス F3.25 1:3.2
モニター2.4インチ TFTカラー液晶
電源単3形アルカリ乾電池(ニッケル水素電池可)
手ブレ補正
バージョンアップ
価格オープン
その他トイデジ、

ISOAUTO/100-800
F値f:3.2
光学ズーム
レンズブランドYASHICA LENS
ファインダーモニター
動画VGA/QVGA Motion JPEG
MF
GPS
タッチパネル
対応容量上限
カラーブラック
フラッシュ内蔵
アクセサリー接点
ドライブ静止画/連写/動画/音声記録
シーンモードオート / スポーツ / 夜景 / ポートレート / 風景 / 逆光
デジタルズーム8倍


公式ページが誤字って(×逆行→○逆光)ますが気にしない。
 

価格:840円(保証付き)
故障:なし
 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿

お気軽にコメントをどうぞ