恐らく誰もが覚えていないでろうMD DATA規格のディスクです。当時ポータブルオーディオのメディアとして栄華を誇っていたMDをパソコンのファイルなど音楽以外にも書き込めるようにしよう! として設立されたみたいですが結局転送速度が遅いなどといった理由からPCメディアにはなれなかった模様。といっても設立したソニーの製品には多数採用されていて専用ドライブからMDサイバーショットなど割と幅広く採用されていたみたいです。社外品ではヤマハが一部採用していたとか。シャープもMD DATAを記録メディアとしたデジタルカメラを90年代の終わりころに発売していますが、シャープのデジタルスチルカメラそのものの影が薄い為に話題に上がりません。
購入価格は某家電量販店で5円… 一度同じチェーンで3円のサードパーティ製初期FinePixのUSBケーブルを購入したことがありますが、それに続く第2位の家電店での購入額です。レジの人もビックリだったみたいでw
品名 | MD-DATA用ディスク | ||||
録画時間 | |||||
記録容量 | 140MB | ||||
原産地 | 日本 | ||||
事業者名 | ソニー株式会社 |
・このディスクはMD DATAドライブにご使用ください。
ソニー株式会社 MMD-140A EJ
もちろんディスクは日本製となっており、メディアも自社製となるのでしょうか。でも初期MDの製造元は割と多くて一般の方が知らないようなメーカーが下請していたりとよく分からない世界です。
たった140MBとバカにされるかもしれませんが、当時は30MBのコンパクトフラッシュが約6万円という世界だったのです。(コダックの場合)そのためストレージとして利用するにも十分な容量といえたのでしょう。現在ではたとえ140GBであっても不足です…
ディスク本体は通常の音楽用ディスクとそんなに変わらないケースをしていますが容量が記載されていたりMD DATAのロゴがシャッター部にあります。この商品ではカラーリングは一色のみですが当時のディスクにカラーリングがあったのかは不明です。販売価格は大体1枚で2000とのこと。
ディスク裏面の画像が行方不明です。申し訳ございませんん。
音楽用ディスクのシャッターより2倍近く長いシャッターが採用されており、そこで形状を認識していたのでしょうか。実際にはMD DATA専用ディスクではなくても音楽用ディスクで自己責任ですがフォーマットすれば使えたらしく、裏ワザ的な扱いで記載されていました。当時は日本製のディスクも多く、品質も良かった時代なのでそのような非公式用途でも割と耐えることが出来たのかもしれません。
ちなみにこの商品は現在でもなぜか生産終了とは記載されておらず商品ページも存在しています。
このディスクの特長は
●100万回書き換えに耐える高耐久性記録膜を採用
●高収納プラスチックケース&マルチインデックスカード採用
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