2016年11月25日金曜日
Nikon COOLPIX S8100
以前展開されていたニコン クールピクスの少し大型な高倍率ズームモデルです。一時期までは展開されていたこのシリーズですが現在では同じSシリーズでも小型系の採番が少ないコンパクトモデルで光学20倍ズームを達成しているので不要と判断されたのかこの採番の大きい系統は消滅しました。
購入価格は1080円
こんなに新しい機種が1000円かと思うのですが実際は2010年発売と結構前の製品だったりします。それでも1200万画素に裏面照射CMOSセンサー、光学10倍ズームにレンズシフト手振れ補正とズームなど控えめな部分はありますが普通に使えるスペックです。
本来ならばブラックのボディーにシグマのZEN仕上げのようなラバー塗装がされていたのですが、劣化してベトベトになっていたので全て剥がしてしまいました。ベトベトしていたのでジャンク行きになってしまったと思われ、しかも触る事すらイヤな状態だったので意外と高スペックにも関わらず1000円なのでしょう。ラバー塗装を剥がすと下地に金属製のボディが出てきますが意外と安っぽい質感ではありませんでした。
ラバー塗装を剥がした以外は購入時ママですが展示用の販促スペックシールが剥がされることなくそのまま残っています。使っている分にはダサいかもしれませんがジャンクとして買う場合は調べなくてもスペックが分かって便利です。
背面
液晶モニターは大きいし、操作系もほぼ完成されているのでこれで十分なのではないのでしょうか。
液晶モニターは3型TFT液晶 反射防止コート付き約92万ドットが搭載されています。大型で92万ドットととても高画素なのでパソコンで見るよりも高画質に見えてしまう事が多いモニターなのではないのでしょうか。どうやらスペック的にリコーのCXシリーズやGR DIGITALシリーズに採用されているコート付きソニー製モニターの気がしますがどうなのでしょう。ちなみに再生画面での表示はサムネイル画質らしく拡大することによって元画像を読み込むようです。
操作系は見た目は高級機っぽい感じなものの実際はエントリーからスタンダードクラスの普及機なグレードなので設定できるこうもくも基本的なもの以外はほとんどない感じです。それでも色味や鮮やかさなどは変更可能とある程度は調整できるようになっています。
自動ポップアップ式の内蔵フラッシュにステレオマイク、モードダイヤルです。フルオートで撮影するような機種ではないのでモードダイヤルの内容はオート撮影の他に連写、ターゲットAFやシーンモードといった内容です。
NIKKOR 10X WIDE OPTICAL ZOOM ED VR
5.4-54.0mm 1:3.5-5.6
広角ズームニッコールレンズEDが搭載されています。かつてのクールピクスニッコールのEDは一部高級機などで搭載されたのみでしたが近年では高倍率化によりEDレンズを使わざるを得ないのかほとんどのクールピクスでEDレンズ使用となっています。VRの文字があることからニコンのレンズシフト式手振れ補正機能に加えて電子式の手振れ補正も加えたハイブリッド手振れ補正となっています。広角側は30mmと広角寄りなものの超広角というわけではないのですが1cmまで寄れるマクロ機能など便利な機能もあるので良いです。
イメージセンサーは1275万画素 1/2.3型 裏面照射CMOSセンサーが搭載されています。画像処理エンジンはEXPEED C2の搭載で夜撮りキレイテクノロジーなど高感度での夜景撮影に自信があるようですが、高感度センサーにより動画でも暗所で綺麗としていました。
撮影時
広角側でのレンズ繰り出し量はそれなりです
Nikon COOLPIX S8100
NIKON CORP. JAPAN, MADE IN INDONESIA
社名表記はニコン株式会社、いままでのクールピクスと同じインドネシア製となっているようです。かつてのニコン クールピクスはインドネシアに工場のある三洋電機にて製造されていた事は有名でしたが、この機種もインドネシア製ということは現ザクティな旧三洋電機のデジカメ部門により製造されたのでしょうか。よく勘違いされていますがニコンの場合は三洋が用意したベースモデルをODM供給というわけではなくニコンが設計したものを三洋の工場でOEM製造というパターンのようです。
三脚穴は端に追いやられていますが金属製となっていました。ラバー塗装を剥がされたといっても下地は金属製のボディなので高級感はまだ残っています。
電池はリチウムイオン電池 Nikon EN-EL12仕様となっています。この電池はクールピクスシリーズに広く用いられた電池パックですが特に同時期のスタンダードからエントリークラスのリチウムイオン電池採用モデルにてよく使われています。少し背が高めというだけあって容量は1050mAhとコンパクト系の電池より若干多いので光学手振れ補正を使っても公称撮影枚数210コマとそれなりの数となっています。
記録メディアは比較的大容量な内蔵メモリー102MBの他にSDXCカード等が使用可能です。内蔵メモリーの容量が102MBと通常機種の倍以上大容量なのでメモリーカードを忘れた際でも撮影画質を制限すればかなりの枚数を撮影できるかと思います。
画質は初期裏面照射CMOS機というだけあって緑色の発色などで気になる部分があったりしますが、それなりに新しい機種だけあってそれなりに良好です。手振れ補正もモーション検知をオンにすれば結構効くらしいうえに光学10倍ズームと無理して高倍率というわけでも無さそうなので普通に写ります。しかし、コンパクト鏡筒に10倍ズームな為か周辺画質は若干落ちているようですがどのデジカメでも見られるレベルではないのでしょうか。
露出オーバー気味なのか木々の発色が抑えめと思うのはフジの発色に見慣れてしまったためかもしれません。ニコンはよく見たまんまに近い描写と言われるのでこれが見た感じに近いのでしょう。
マクロ
ズームマクロですが意外と綺麗なのではないのでしょうか
薄暗い中でも粘って手振れはしていませんがシャッタースピードは遅くなっているので自動車は被写体ブレしています。
海岸が有名な御輿来海岸(おこしきかいがん)
奥にある船や養殖の柵?などでいい雰囲気になっています
これはホワイトバランスや露出などを調整して撮ったもの
先述の通りニコンは大げさな発色をする事が少ないので派手な発色を好むならば自分で調整する必要がありそうです。
価格:1080円 電池付属
状態:故障なし
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