2016年12月20日火曜日

撮影画像 FUJIFILM FinePix F601

 
富士写真フイルム ファインピックスF601は縦型ファインピックスシリーズの末期モデルです。高価ながらもメガピクセルを先取りしたFinePix 700から縦型ファインピックスシリーズは始まり、その後は定価約13万円のフラッグシップコンパクトデジタルカメラとして高感度・高画素をウリにして展開していくのですが、普及価格帯コンパクトデジタルカメラでもスーパーCCDハニカムを採用し始めたことや独特の形状により売れ行きが伸び悩むなどして徐々に消えていくことになります。ファインピックスアルファベット別シリーズに移行した際はFシリーズ(動画特化機種はM603)となり継続されましたがF601とF610のたった2機種で終わってしまいました。最終機F610は当時は脅威のハニカム補間1200万万画素を達成している機種なので高画素で始まって高画素で終わったシリーズなのでした。
今回のF601は数少ないFシリーズ縦型ファインピックスの1つです。ですがこのF601は高級フラグッシップで何かしらの大きなウリがあった縦型ファインピックスの中では異端でコストダウン跡が見られたり、高画質動画性能を謳っておきながら時代遅れのスマメ対応だったりとよく分からない機種なのです。


サムスン製直管型LED照明を写したところ

この機種特有の問題か蛍光灯・LED球・電球など人工光源などを写すと画像処理の失敗か紫の筋のようなものがほとんどかならず出ます。逆光によるパープルフリンジやゴーストというわけではなく、光源に沿って出るもので多くの蛍光灯がある構図では蛍光灯の本数分紫色の筋がでるので気になる場合は注意する必要がありそうです。



基本的にマクロが遠い縦型ファインピックスシリーズですが頑張ればこれくらいのマクロは撮れるようです。


マクロもういっちょ


レンズは今迄通りSUPER EBC FUJINOU LENSなのでレンズ性能は普通に良いのかもしれません。発色はホワイトバランス以外での調整はできないのですが一部を除いてほぼ不満のない出来となるので結構使えます。 


いい雰囲気です

撮り忘れて掲載画像にはありませんがこの機種は青空の色が綺麗な青ではなく緑の混じったエメラルドグリーンのような色になるという特徴があり、好みが分かれる発色かと思われますが本体では調整できないのが難しいところです。 操作系はほとんど意味不明なもので露出補正でさえ5回以上ボタンを押さなければならないUIなのでマニュアル撮影はかなり別の意味で難しいです。





メーカー  :富士写真フイルム
機種    :FinePix F601
発売日  :2002/02/18
画素数  :310万画素
センサー :1/1.7型 スーパーCCDハニカムIII 原色フィルター
レンズ  :SUPER EBC FUJINON LENS
   F:2.8-4.5  8.3-24.9mm (36mm-108mm)  3x
エンジン  :
価格   :89,800円
 

  

 

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