2016年12月5日月曜日

撮影画像 OLYMPUS XZ-1

 
キヤノンのGシリーズ、ニコンのPシリーズ、パナソニックのLXシリーズ、富士フイルムXシリーズ、リコーGR DIGITALシリーズなどコンパクトデジタルカメラながらも高級大口径レンズを搭載した所謂高級デジカメ が注目され始めて各社の同クラス製品が揃ってきた2010年頃ですが、コンデジの老舗オリンパスはまだ高級コンデジは発売していませんでした。このままソニーなどと同じくスルーか?と思われたもの翌年2011年にコンデジに与える称号としては初のZUIKOブランドのレンズを引っ提げてXZ-1を発売し同業界に参入します。センサーは大型でレンズはF:1.8スタートの大口径、マニュアル操作に各フィルターなどと典型的な高級コンデジなのでした。ちなみに同じくスルーされると思っていたソニーは更に翌年の2012年に当時最大級を誇っていた1型CMOSセンサーに大口径ツァイス バリオゾナーを搭載したDSC-RX100で参入、ペンタックスはリコーとなった後の2013年にMX-1で参入しますがシリーズ化されず1機種で終了となってしまいます。オリンパスも一応高級コンデジの販売はしていますがXZ-1のような大口径高級レンズコンパクトではなくF:2.8通しの高倍率ズームや高性能手振れ補正などといった方にシフトしたので現在ではこの系統は販売されておりません。恐らくコンシューマカメラ部門主力のミラーレス系と被ることや価格維持できずすぐに値が下がってしまうためだったのでしょう。 

今回の画像は大口径のレンズを活かして高速シャッターが切れるのかという意味で新幹線からの車窓撮影に挑戦してみました。 


こちらはまだ普通に撮影です
といっても日の出してそんなに経っていない時間帯なので駅照明のみでこれだ綺麗に撮れていることから明るいレンズの性能が発揮されているようです。



博多ヨドバシカメラの駐車場?
駅ホームに入場する寸前なのでそんなにスピードは出てないかもしれませんが、それでも時速50km/h程度はあったような。新幹線故に窓が完全に綺麗ではないことと逆光で条件はかなり悪いためモヤっている場面もありますが被写体を拡大してみるとシャープに写っているのはさすがです。



人物が思いっきり写っているのでモザイク加工済みですが、モザイクが強すぎな気が…
これは停車している状態なので高速シャッターでも無いですが悪い光源状態でもこれだけ撮れているということですかね。



これは走行中なので高速シャッターとなります
何かと盛り上がっている広島zoom-zoomスタジアムがはっきりと写りました。



車内からではないので普通の画像ですが絞ったためか結構解像しています。やはりZUIKOの名を付けただけあって良い性能のレンズのようです。センサーは画素数やサイズが全く同じことから前回ネタのLUMIX DMC-LX3と同じと言われています。これは開発されて時間の経って使いなれた大型センサーをあえて使うことによって低ノイズやハイダイナミックレンジを実現したとなっています。LX3はライカの広角ズミクロン、XZ-1は望遠よりの更に明るいiズイコーといった具合です。明るさに関してはLX7のF:1.4と抜かれたのですが年代が違うので別の話でしょう。





メーカー  :オリンパス
機種    :OLYMPUS XZ-1
発売日  :2011/02/18
画素数  :1010万画素
センサー :1/1.63型 CCD 原色フィルター
レンズ  :OLYMPUS i.ZUIKO DIGITAL ED 
   F1.8-2.5  6-24mm (28mm-112mm)  4x
エンジン  :TurePic V
価格   :オープン価格
 

 




















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