2017年1月24日火曜日

CASIO EXILIM EX-Z550


画質がどうのこのよりも付加価値や誰でも簡単に扱えることなどが特徴なカシオ計算機のデジタルスチルカメラであるEXILIMシリーズのエントリークラスの機種です。カシオは恐らく大手デジタルカメラメーカーで唯一デジタル一眼に参入していないのでハイエンド機種からエントリー機種までコンパクトデジタルカメラの機種が多く揃っていたりします。各社撤退気味なエントリーコンパクトデジタルカメラも数多くあったりと異質です。

カシオ計算機 エクシリム EX-Z550は2010年2月10日に発売されたデジタルスチルカメラになります。発売定価はオープン価格、4色カラーの展開です。
購入価格は108円
1400万画素のデジカメが100円なんてと思ったら2010年と少し前の機種だったのでした。購入時はいくらレンズが飛び出ていたからといって108円とはすごい価格です。
購入時はレンズが飛び出ておりレンズがまったく駆動しない状態でしたが、久しぶりに分解して手を加えたら最初はぎこちない動きだったものの現在では完璧に動作するようになりました。



4色あるうちのピンクカラーとなっています。ピンクと言ってもキツいピンクカラーではなく淡い上品なピンク色でボディは金属製なので質感は悪くありません。グリップが無いのでホールド感が悪いという影響がスタイリッシュなデザインにはありますが、本格的撮影派のマッチョなカメラでもない限りスタイリッシュさを追求してグリップを排することが主流なのでどこも同じです。左上のメタル部分に画素数を印字するというデザインは当時のコンパクトデジカメ エクシリムによく見られたものでした。




背面
新しい年代ということもありますが使い勝手のカシオだけあって液晶モニターは大きく、操作ボタンは操作しやすい配置になっています。
操作系はエクシリムシリーズに長く使われているもので設定によっては撮影/再生ボタンでダイレクト電源オン、SETボタンで自分で配置できる縦メニューから撮影設定を表示といった使いやすいものです。撮影時の左右キーが自分で選ぶことができずオートとプレミアムオート選択のみというのは残念ですが、使いたい操作があったらSETボタン内メニューに割り当てろということなのでしょう。エントリー機種で簡単に操作できるようになっているこの機種ですが、その割にはマニュアルフォーカスが出来たり、シャープネスやコントラストだけではなくフラッシュ光量やカラーフィルターが調整可能という謎のマニュアル充実ぶりです。もちろん多くのプリセットされたシーンから自分で選んで使うBSことベストショット機能もプリセットの数を増やして搭載されています。

液晶モニターは2.7型 23.04万ドットのものが搭載されています。画素数などは不便を感じないのですが若干緑被りすることがあるようで癖をつかまないと撮影した画像がWB失敗画像と勘違いするかも。



天面
エントリー機種でもズームはレバー式ボタンで電源ボタンもちゃんと独立してあります。

EXILIM  CCD SHIFT STABILIZATION  EX-Z550 



EXILIM 26mm WIDE OPTICAL 4x
f=4.65 - 18.6mm  1:2.6-5.9 


広角側が微妙に明るく、望遠側が微妙に暗い広角光学4倍ズームレンズが搭載されています。既にカシオが他社のレンズブランドを名乗らなくなって久しい時代の機種なのでレンズは単にEXILIMブランドです。同型のレンズと思われるものを搭載したものがオリンパスのエントリー機種に見られますがどこ製なのでしょう。
イメージセンサーは1448万画素 有効画素1410万画素 1/2.3型 CCD イメージセンサーシフト式手振れ補正付きが搭載されています。この時期はギリギリ裏面照射CMOSセンサーに置き換わるかという時代なのでエントリー機種はまだCCDだったのでしょう。
画像処理エンジンはEXILIM エンジン5が搭載されています。高速処理によってノイズリダクションの強弱を使い分け、解像感を損なわずに高感度撮影できるらしいです。




撮影時状態
やっぱりコンパクトとなっています



EX-Z550
CASIO COMPUTER CO., LTD.   MADE IN CHINA


社名表記はカシオ計算機株式会社、製造国は中国となっています。カシオ計算機は随分と前にデジカメを製造していたカシオ愛知をコダックのデジカメ部門(チノン)を買収して有名になったフレクストロニクスに売却しているはずなのでいずれの機種も丸投げODMか自社開発OEMなのでしょう。



電池はリチウムイオン電池である CASIO EXILIM NP-80と使用しますが、この電池はあの有名な富士フイルム NP-45などと同じ形状です。これらの電池を採用する機種は電池そのものの容量が少ないので、どの機種も駆動時間が短めという傾向があるのですがこの機種は公称250枚と結構撮れるようです。 
記録メディアはSDHCカード若しくは内蔵メモリーとなっています。Eye-Fiカードに正式に対応しており、その為の設定もあるので快適に使用できるでしょう。それにしても公称動作スペックなどの測定が普通にSDHCカードが安くなってきた時代の発売なのにパナソニックの1GB SDカードでおこなわれているようですが何か理由があるのでしょうか。

  
プレミアムオートは画像処理に非常に時間がかかるので場面によっては考えものですな。


  
露出オーバーなどといったものは見当たりません
レンズエラーから復帰した個体の為かもしれませんが周辺の描写は甘めの感じます


  
綺麗です

 

望遠はキツイのかAF不発なのか甘くなっていました


CASIO EXILIM EX-Z550
メーカーCASIO
CASIO COMPUTER CO., LTD.
原産国MADE IN CHINA
発売2010/02/10
メディアSDHCカード(Eye-Fi対応) / 内蔵メモリー 24.5MB      
センサー1448万画素 1/2.3型CCD
レンズブランドEXILIM 26mm WIDE OPTICAL
レンズ構成非球面レンズ含む6群7枚
画像エンジンEXILIM Engine 5.0
手ブレ補正センサーシフト方式
光学ズーム4倍
電池リチウムイオン電池 NP-80
モニター2.7型 TFTカラー液晶 23.04万ドット
ファインダー
バージョンバージョンアップあり Ver.1.0→1.1
ボディ外装金属
価格オープン
その他プレミアムオート、

ISOオート / 64-3200
F値F2.6(W)-F5.9(T)
圧縮率高精細 / 標準 / エコノミー
動画HD AVI
MF
GPS
タッチパネル
容量上限
カラーモードあり ベストショット
ストロボ内蔵
ドライブ静止画/動画/連写

 
価格:108円
状態:レンズエラー→修復

 

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