2017年2月14日火曜日

RICCAR RMC-562 電磁調理器


前回は掃除機でしたが、今度はミシンメーカーであったRICCARブランドの家電である電磁調理器 RMC-562です。リッカーはミシンだけでは需要の減少によりジリ貧になることが明らかだったので多角化経営に乗り出しますが、ミシン以外の家電への参入もその1つとなります。今までのリッカーミシン販売網を活かして家電を販売していたようですが、既に消滅したメーカー故に情報はほとんどありません。

新品未開封だけあって80年代の製品と思われるこの製品でもかなりキレイな状態となっています。当時は電磁調理器が時代の最先端だったのか意外なメーカーが参入しているらしく、あのソニーがsonettブランドやSONYブランドで小型の電磁調理器を販売していたりしました。
操作は電源ボタンを兼ねた温度調整のスライドスイッチに自動と手動切替スイッチのみとかなりのシンプルなものになっています。
 


背面
排熱用らしきファンの穴がみえます
 
 

電磁調理器 RMC-562  定格電圧 100V  定格周波数 50/60Hz 
リッカー株式会社       

 
会社名義はリッカー株式会社、原産国表記は無いのでどこ製かは分かりません。電磁調理器は電波に干渉するおそれのある関係からか現在は総務省となっている当時の郵政省の機械番号が印字されているのが特徴です。



結合は外れてしまっていますが新品未開封なので当時の化粧箱も綺麗に残っているのです。 

 

管理がシビアなのか化粧箱にもシリアルナンバーの印字がありました
  
存在意義が謎だったリッカーの家電シリーズですが、電子レンジが家電メーカーのOEMに頼らず自社製造だったというので同じような物の電磁調理器も自社製だったりするのでしょうか。対応する器具さえあれば現在でも普通に使える電磁調理器ですが押入れに封印されていた機器を使う気になれずそのまま眠ってもらうことにします。

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