2017年2月15日水曜日

SONY Cyber-shot DSC-WX350




ソニー サイバーショット DSC-WX350はDSC-WX500という後継機がでているものの現在でもソニーストアで販売されている現行品なコンパクトデジタルカメラになります。このWXシリーズは徐々にコンパクト化しながら高倍率光学ズームとなっていきましたがWX300の時点で若干大型化しながらも光学20倍ズームとなり、
最新機種WX500ではさらに大きくなりながらもZEISSのバリオゾナーT* 30倍ズームとさらに高倍率・高機能化しました。

購入価格は500円
現行機種ながらジャンクでこの価格というのはかなり珍しいと思います。液晶モニター割れにレンズ破損にボディキズ多しと満身創痍っぽい状態なのでそんなに高くはならなそうですがそれでも500円というのはかなり格安のようです。マイナーチェンジ元であるDSC-WX300のモニターとレンズユニットを使ったら復活しましたのでマザーボード以外はWX300と同じようです。
 
かつてのWシリーズ寄りだったデザインから一新されてHVシリーズ系統のデザインになったWX300ですがそのデザインがほとんどそのままWX350でも使われています。ちょっとだけ盛り上がったグリップのようなものしかないのでホールド感が悪いとか言われていそうですが現代のコンパクトデジタルカメラは殆どグリップなしなので今更文句もほとんど出ないのでしょう。光学20倍ズームがこれだけの小ささになっていること自体がすごいのですが、さすがに厚さには限界があったのかレンズ部はちょっとだけ出っ張っています。
 
 

背面 デザインは前機種WX300から変わっていません
UIは新たにタイルメニューが採用され、従来のWシリーズ系サイバーショットのものから一新されてよりカメラ初心者向けに簡単になったものが使われております。その分Pモードで露出補正をするのにその度メニューから行わなければならないなどマニュアル使いに厳しくなったのですが、おまかせオートやプレミアムおまかせオートでは簡単に明るさや色味調整が下ボタンからできるようになっていることから「オートでつかってね」という事なのでしょう。ゴミ箱と兼用のキーはヘルプモードとなり、操作が分からないユーザーにも結構対応できるような機種となっています。そんなに困ることは無いと思いますが、一時期のサイバーショットのように手振れ補正のON/OFFをすることが出来ず効き具合を調整するのみとなるので多分注意です。
 
液晶モニターは3.0型 46万ドットのクリアフォト液晶が搭載されています。ハイエンド機や一眼レフなどに使われているコーティング付き92万ドットの同社液晶モニターに比べると滑らかさでは見劣りしますが、コンデジとしては十分なものです。割れたWX350の液晶モニターをWX300の物と取り替えたら普通に使えたので同じものが使われているのでしょう。
 
 


天面
新にNFCに対応したのでロゴが追加されています。
高画質動画がウリなサイバーショットシリーズだけあって録音マイクはもちろんステレオですが間隔が近いので大きなステレオ感みたいなのは無いかもしれません。モードダイヤルもありますが内容はプログラムオート、プレミアムおまかせオート、おまかせオート、シーン、動画、パノラマなど今までのサイバーショットW系シリーズとそんなに変わっていないでしょうか。



Sony Lens G
20x Optical Zoom  3.5-6.5 / 4.3-86

 
光学20倍ズームのソニーGレンズが搭載されています。後継機であるDSC-WX500ではソニーGレンズからZeiss T* バリオゾナーへと変更されましたが、WX350まではSony Lens Gを名乗っています。光学式の手ブレ補正を搭載しているほか光学ズームは20倍までですが全画素超解像ズームにより劣化の少ないデジタルズームを40倍までできます。
 
イメージセンサーは2110万画素のExmor R 裏面照射CMOSセンサーを搭載し、有効画素数は1820万画素となっています。
画像処理エンジンはWX300から変更されて新たにBIONZ Xが搭載され超解像機能やリテールプロダクション技術、回析低減処理にエリア分割ノイズリダクションなど機能てんこもりのようです。



撮影時状態
さすがに光学20倍ズームが収まっているだけあって撮影時にレンズはかなり伸びます。
 


DSC-WX350   SONY CORP.  Made in China
販売会社はソニー株式会社、原産国は中国です。
 
 

電池は高級コンパクトデジタルカメラにも使われている X TYPEことNP-BX1が使用されています。随分前にサイバーショットでのインフォリチウム採用はやめてしまったので分単位での正確な電池残量表示は不可となっています。現在では当たり前のように数百枚撮影できる前提なので必要ないと判断されてカットされたのでしょう。充電は本体専用端子ほかスマートフォンと同じUSBマイクロBからも給電出来る本体充電タイプなのでモバイルUSB電源さえあれば出先での電池切れも対応できます。

 
画質は1800万画素というだけあってかなりの高画素画質ですが、コンパクト高倍率レンズではやはりつらいのか時折解像不足な場面を見かけます、それを画像処理エンジンで補っている感じなので結果的に観賞用としては全く困らない画が出来るようです。高感度については現行販売されているだけある新しいエンジンと裏面照射CMOSセンサーによってある程度は耐えられますが、レンズが暗いことやセンサーが小さいだけあってやはり限界はあるようです。しかし、光学3倍ズームの機種と同じくらいのサイズで広角から光学20倍までいける対応範囲の広さに動画性能の高さ、夜景にある程度対応と使い勝手が非常に良いのでこの上ないメモ機として活躍します。そして撮影した画像を専用アプリ必要とはいえ対応しているスマートフォンならばNFCでワンタッチ接続、対応していないスマートフォン機種でもWi-Fiで接続して転送など現代の機種らしいスマートフォンとの協調性の高さも使いやすいポイントです。NFC機能は前機種DSC-WX300には付いていない便利機能なのでWX300を犠牲にしてニコイチしてまでの修理となりました。
 
 
状態:本体キズ多し
価格:500円

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