何かデジカメセットか何かに付いてきたペンタックスのKマウント純正望遠ズームレンズであるsmc PENTAX-F 80-200mm F4.7-5.6です。ペンタックスの35mmフィルム用一眼レフ交換レズはFシリーズになった後、すぐにFAシリーズと変わったようですがこのレンズはまだFシリーズとして売られていた時代の物のようです。
ペンタックス SMC PENTAX-F 80-200mm F4.7-5.6は1994年から1999年に販売されていたらしいKマウントの交換レンズになります。
発売定価や何かに付属されていたのかなどは不明ですがどうやら1990年代中頃に販売されていた物であることは確かなようです。動作状態はKマウントのボディが無いので不明になります。
デザインは当時のペンタックスレンズに多かった窓タイプの距離計のあるものです。ブラックカラーの本体ですが外装がすべてプラスチック製なので非常に軽い代わりにかなりチープな感触となっています。スペック的にそこまで高級レンズでない事は分かるので変に重たい素材を使って持ち出しにくくなるより全然良いのですが。当時のペンタックスレンズということもあって絞りリングが付いているのでボディ側で制御できない状況でもレンズで調整できるのでマニュアル撮影可能です。AFレンズといってもピントリングが少し大き目で滑り止め加工もされているのでMFでもかなり使えそうな気がします。
背面
シリアルナンバーとTAIWANの文字がありました。当時のキヤノンの安レンズと同じように台湾製のようです。現在のペンタックスレンズやボディは工場があるのかベトナム製がほとんどになっています。
側面
レンズ銘柄らしきものが印字されていました。
SMC PENTAX-F
1:4.7-5.6 80-200mm
非常にコンパクトで200mmまでの望遠を実現できるのは良いのですが、レンズの明るさが広角でもF4.7とかなり暗いことになっているので日中屋外での使用やボディ側で高感度を意識して使わないと厳しそうです。望遠側の明るさはF5.6と安レンズの中では普通の値となっています。
SMCのスーパーマルチコーティングの色か綺麗な緑色をしたコーティングが見えます。清掃していない状態だったのでホコリが多いようですが…
安そうなレンズなのですが意外にマウントは金属マウントとなっています。ペンタックスKマウントになっているので現在のデジタル一眼レフにも使用可能です。
それでこの個体ですがよく見ると通信用の電子接点とAFスクリューが全て抜かれています。恐らく前ユーザーが電子部の部品取りにして捨てるように売ったためと思われますが、レンズ本体に絞りリングが付いているのでフルマニュアルレンズとしての使用は可能です。本体と通信できない状態なのでAモードも使えずMモードでの使用となりますが。
前玉部
やはりこの年代のレンズとなるとプラスチックレンズが使われていたりするのですかね。200mmと望遠レンズにしては控えめな焦点距離ですがインナーズームという特徴があり、ズームしてもレンズ全長が変化しないという仕様になっています。フォーカスにより若干伸びますがほとんど長さは変化しないのでやはり便利です。
SMC PENTAX-F 80-200mm F4.7-5.6 | |||||
メーカー | PENTAX | ||||
原産国 | TAIWAN | ||||
発売 | 1994年? | ||||
略称・型番 | |||||
マウント | PENTAX Kマウント | ||||
レンズブランド | SMC PENTAX | ||||
レンズ構成 | 7群11枚 | ||||
コーティング | スーパーマルチコーティング | ||||
手振れ補正 | |||||
F値 | F4.7-F5.6 | ||||
フィルター径 | φ49mm | ||||
最短撮影距離 | 1.1m | ||||
ボディ外装 | プラスチック | ||||
価格 | ? | ||||
その他 | インナーズーム、金属マウント、絞りリング |
価格:?円
状態:各オート使えない
参考になりました。
返信削除ありがとうございました
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