いよいよ本格的にデジタルスチルカメラが普及しだした2000年頃に多くのメーカーが採用していたと思われるズームレンズユニットが存在します。当時としては高画素・大き目なCCDに明るいレンズと高性能なユニットで主にフラッグシップ級デジタルスチルカメラに採用されていました。
TOSHIBA Allegretto PDR-M70
東芝デジタルカメラではAllegretto PDR-M70でも同様のレンズが採用されており、キヤノン製を謳っています。
本体はもちろん東芝デジタルカメラで最高級として販売されていたのでした。後継機はPDR-M81ですが同様のレンズ採用は見送られながらも引き続きキヤノンレンズが採用されています。
TOSHIBA MEC100AS
画像は引用 |
意外な事に東芝デジタルカメラの中にはもう1機種当ユニット採用機種が存在しており、それはデジタルスチルカメラではなく、どちらかというとデジタルビデオカメラな東芝MPEG4カメラ MEC100ASになります。レンズはキヤノン製とはされておらずブランドもSUPER BRIGHT ZOOM LENSというものになっていますが334万画素などスペックは同じです。スチルカメラではないのですが予想販売価格12万円とやはり高級なカメラとなっています。
Panasonic LUMIX DMC-LC5
2機種な初代ルミックスのうちの1つであるDMC-LC5も当レンズユニットを採用していました。初代ルミックスはお手軽な洒落たデザインで若年層を狙ったらしいDMC-F7とクラシックデザインで高級機なシニア層を狙ったDMC-LC5となっていましたが殆どF7の方に人気があったらしくLC5はそんなに見かけません。当時ではデジタルカメラで貴重だったライカ DCバリオ ズミクロンというブランドも高級機種らしいものとなっています。
撮像素子が1/1.76インチ 390万画素CCDと自社製センサーなのか微妙に他機種と違っています。
Panasonic LUMIX DMC-LC40
LUMIX DMC-LC40はLC5の後に高級ルミックスの普及機種として発売された機種です。撮影関係のスペックはレンズユニットが同じなためLC5と同一ですがコストダウンと小型化を果たし、実売価格がLC5比で1万円程度下げられたようです。
EPSON CP-920Z
どちらかというとお手軽デジカメメーカーだったセイコーエプソンでも当レンズユニットを採用した高級機種が存在しており、CP-900Zとマイナーチェンジ版のCP-920Zになります。
CP-920ZはCP-900Zから少し高性能化されたモデルであり、独自の画像処理Hypictによる画素補間の強化、プリンターとのカラーマッチング機能なPRINT Image Matchingに対応、動作速度の強化に低価格化などといった違いがあります。334万画素で補色フィルターCCDなため色が淡くなりがちですが解像感はあります。
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